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December 6, 2006 space
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NASA月面に国際基地建設 2024年構想発表

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米航空宇宙局(NASA)は4日、将来の有人月探査計画の柱として、月の極点付近へ2024年にも国際基地を建設する構想を発表した。宇宙飛行士が半年間居住できる基地を国際協力で建設し、そこを拠点に有人火星探査を目指すとしている。
 

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 NASAの「探査戦略と設計」によると、まず20年までに月に4人の宇宙飛行士を送り、7日間滞在させる。その後も同様の飛行を続け、北極点か南極点か、いずれかの近くに、国際基地を建設する。
 
 
 極点付近に建設するのは、太陽電池パネルが長時間にわたって、太陽光を受けられる利点があるからだ。この電力で、月面での長期滞在に欠かせない酸素や水、火星探査ロケット用燃料などを製造する。
 

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 基地完成の時期について、スコット・ホロビッツ副長官は、「おそらく24年ごろになる」と述べた。
 
 
 米国ではブッシュ大統領が04年1月、有人で月・火星探査を目指す「新宇宙戦略」を発表した。NASAは今回の「探査戦略と設計」を、欧州宇宙機関(ESA)や日本の宇宙航空研究開発機構など13の国・地域の宇宙開発機関や、宇宙産業関係者らと協議した上で策定したという。
 
 
 ただ、ESAは別に有人月・火星探査計画「オーロラ」を進めている。NASAは、こうした他国・地域の計画との統合を目指すかどうかについては触れていない。
 
 
 10年に引退するスペースシャトルの後継としてNASAは、有人宇宙船「オリオン」を14年9月に初飛行させる予定。オリオンや月着陸船を打ち上げる新型ロケット「アレス1」「アレス5」の開発も始まっている。
 
 
 
 さて、このような夢物語は既にコミックの世界では実現しています。
  
 MOON LIGHT MILE ムーンライトマイルでは、US主導の月面開発に対抗した中国の宇宙開発と日本の宇宙開発、各国間の駆け引きのドラマが展開しています。
 
 
 興味のある方は一読をお勧めします。小説のようなシナリオと展開は読み応えのあるコミックです。
 
 
 MOON LIGHT MILE ムーンライトマイルは男の夢 太田垣 康男が描く経済宇宙戦争
 
 2005年1月、人類は月に対し、新たな価値を見出した。化石燃料に替わる天然資源、ヘリウム3がそれである。その豊富な埋蔵量は、人類全体の1000年分の電力の原料に匹敵した。NASAは次世代エネルギー開発計画「ネクサス」を発表。それに伴い、世界中の大手ゼネコンに宇宙空間での建設作業員を募集する。NASAが提示した条件を全て満たす吾郎は、宇宙飛行士候補としてNASDAへと出向する。一方、米海軍のエースとなったロストマンは、シャトルのパイロットとしてNASAに招かれるが……!?
 
 MOON LIGHT MILE 1 (1) (コミック)
 
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 ▼第1話/地の終わり
 ▼第2話/魔笛
 ▼第3話/ロストマン・ロスト
 ▼第4話/WE LOVE BASEBALL
 ▼第5話/半月刀
 ▼第6話/ジゼルとアルブレヒト
 ▼第7話/月夜の博徒
 ▼第8話/マイジェネレーション
 
 主な登場人物/猿渡吾郎(大手ゼネコン・竹永建設の現場作業員。地球での冒険をやり尽くし、宇宙を目指す)、ロストマン(登山家時代の吾郎の相棒。米海軍に所属していたが…?)
 
 あらすじ /冬期エベレストに、たったふたりで挑む男たちがいた。ひとりは日本の会社員、吾郎。もうひとりはロストマンと呼ばれるアメリカ人。世界の最高峰を次々と制してきたふたりは、エベレストの頂上で虚空に浮かぶ人工衛星を見る。人類最後の未踏峰・宇宙が、彼らの次なる目標となったのだ……!!(第1話)
 
 MOON LIGHT MILE 2 (2) (コミック)
 
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 ▼第9話/DRIFTING 漂流・前編
 ▼第10話/DRIFTING 漂流・中編
 ▼第11話/DRIFTING 漂流・後編
 ▼第12話/ROBOT DAYS ロボットの時代1
 ▼第13話/ROBOT DAYS ロボットの時代2
 ▼第14話/ROBOT DAYS ロボットの時代3
 ▼第15話/ROBOT DAYS ロボットの時代4
 ▼第16話/ROBOT DAYS ロボットの時代5
 ▼第17話/ROBOT DAYS ロボットの時代6 エピローグ
 
 主な登場人物/猿渡吾郎(大手ゼネコン・竹永建設の現場作業員。地球での冒険をやり尽くし、宇宙を目指す)、ロストマン(登山家時代の吾郎の相棒。米海軍に所属していたが…?)
 
 あらすじ/国際宇宙ステーション(ISS)のクルーとして再会した吾郎とロストマン。各国の代表とともにネクサス計画のための実験を続けるが、ある日、ヒューストンから緊急連絡が入る。ISSに資材を運ぶ有人カプセルロケットが、大気圏外でコントロールを失ったのだ。ロケットが大気圏に再突入し、シドニーへと墜落するまで残り32時間。ISSのクルーたちは、救助活動のための準備を急ピッチで開始するが…?
 
 この巻の特長/ISSでの任務を終え、地上に戻った吾郎はNASDAに合流する。彼の担当は、月面用二足歩行式ロボット「ムーンウォーク」のテストパイロット。ところが、その開発には様々な思惑が絡み合っていて…!?
 
 その他の登場人物/池内理代子(元、吾郎と同じ建設会社の会社員。現在はNASDA外渉係)、澤村耕介(ムーンウォーカー実験班の責任者。吾郎とは正反対なタイプ)、野口室長(ムーンウォーカー開発チームの最高責任者。ムーンウォーカーを設計した)
 
 MOON LIGHT MILE 3 (3) (コミック)
 
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 ▼第18話/パパラッチ・スピリッツ(前編)
 ▼第19話/パパラッチ・スピリッツ(中編)
 ▼第20話/パパラッチ・スピリッツ(後編)
 ▼第21話/黄金のロシアの秋(前編)
 ▼第22話/黄金のロシアの秋(中編)
 ▼第23話/黄金のロシアの秋(後編)
 ▼第24話/夢の代償(前編)
 ▼第25話/夢の代償(中編)
 ▼第26話/夢の代償(後編)
 
 登場人物/猿渡吾郎(元学生登山家。NASA公募に応募して合格した国際宇宙ステーションのクルー)、ロストマン(吾郎の登山家時代の相棒。アメリカ人。現在NASAのシャトルパイロット)
 
 吾郎の登山家時代の相棒、ロストマンは、現在NASAのシャトルパイロットとして、軍の機密を知る立場にいた。そんな彼を、パパラッチたちは執拗に追いかけまわす。ある日、物々しい警護で出かけて行くロストマンの姿にスクープの予感を抱いたパパラッチたちは、その後をつける…(第18話)。
 
 本巻の特徴/NASAの大プロジェクトである、月での「次世代エネルギー開発計画」の準備は着々と進められていた。吾郎は「ビルディング・スペシャリスト」として月での建設作業に従事する。その一方で、ロストマンも軍の最高機密を知るNASAのシャトルパイロットとして宇宙に飛び出す!! だが…。
 
 その他の登場人物/澤村耕介(NASDAの技術者の熱血漢。現在、月へ向けて特訓中)、池田理代子(NASDAの外渉部課長。かつて吾郎を失脚させようとした時もあったが、現在は吾郎の恋人)、エリザベータ(ロシア宇宙局長。亡き父の意志を継ぐよう努めている)
 
 
 MOON LIGHT MILE 4 (4) (コミック)
 
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 宇宙開発は、経済的・軍事的にな世界における唯一のフロンティアであり、ここでの静かな戦争が既にはじまっていることを、ロストマンが宇宙戦闘機を駆るシーンで、実感した。どこかの本で、アメリカに対抗できる唯一の軍事大国(それを支える経済力も持つ)として、侵略・威圧あらゆる政治的手段を使用できる国家は、中華人民共和国と人民解放軍しかありえない、というのを見たことがある。
 
 
 
 
 
 
 MOON LIGHT MILE 5 (5) (コミック)
 
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 当作品の影を象徴するロストマン登場。
1巻まるまる米中宇宙戦争です。中国側の技術水準を見くびり、宇宙戦闘において遅れをとる米国宇宙軍。天龍を駆る愛国的熱血漢中国人宇宙飛行士-鄭力
 
 
 
 
 
 
 
 MOON LIGHT MILE 6 (6) (コミック)
 
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 この巻でいえる事はそれのみ。ストーリーばらすのもなんなんで、隊長のクリスの言葉をお借りします。
「我々はあらゆる事態を覚悟し、犠牲を承知の上でこの地に立っている。家族の不幸に駆けつける事の出来ない悲しみもそのひとつであろう。」
 
 巻の後半は章が変わり、元エリートロボット技術者の耕介くん登場の巻です。宇宙で元気に建築作業に励みますが、青さがぬけきっていない行動や言動を披露し、ひやひやさせてくれます。このへんはやっぱりロストマンや吾郎との対比と言うことで描かれてるんでしょう。個人的にはダークサイドにますます引き込まれていくロストマンの将来が気にかかります。
 
 
 
 MOON LIGHT MILE 7 (7) (コミック)
 
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 猿渡吾郎、ロストマンに続く第3の主人公?、耕介くんと米国軍事ロボット、ガーディアン活躍の章です。
記者会見でアンニョンハセヨと対応してしまった非国民の猿渡吾郎に替わり、熱血愛国者(公務員だからな)である耕介くんが鼻血をたらしながら、がんばります。吾郎やロストマンとは違い、親密な女性は見当たらなかった耕介ですが、とりあえず同期のカレンはこの巻でゲットした模様です。
 
 ガーディアンについての設定については、その実現性はさておき、いい意味で裏切られました。その一方でダークサイドにはまりまくったロストマンの話があるのですが、その米軍-秘密軍事兵器の設定はちょっとやりすぎなのではないかと感じました。いずれにせよ、月面基地の建設は順調のようです。
 
 
 MOON LIGHT MILE 8 (8) (コミック)
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 MOON LIGHT MILE 9 (9) (コミック) 
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 MOON LIGHT MILE 10 (10) (コミック)
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 本作では、ISAという架空の組織が登場します。International Space Association、国際宇宙機構だそうです。世界中から16ヶ国が参加、宇宙開発関連のリソースをすべて一元的に管理。組織的にはNATOに似た形態、そして資金力では国連を圧倒的に凌ぐ、との設定。
 
 このような巨大組織が果たして実際に構築されうるかといえば相当に怪しいけれど、しかし可能性が0とは言えないように感じられ、なかなか面白い設定だなと思いました。国際宇宙ステーションに参加せず、独自路線を黙々と突き進む中国と、アメリカを大黒柱にすえて有人宇宙活動を続ける国々の双方が、現時点で(少なくとも表面的には)国際協調を謳おうとも、将来的にこの漫画で描かれている対立関係となり得るような気がしなくもないわけです。
 
 既に部分的にはそうなっているかもしれないし。ただ、今のところはヨーロッパ各国にしろロシアにしろ(そして日本にしろ?)、自国のアイデンティティというかイデオロギーを宇宙開発分野に投影することに一定の価値を見出しているように思えるので、短期的にはISAなんて出来っこないとは思いますけどね。

 
 MOON LIGHT MILE 11 (11) (コミック)
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 MOON LIGHT MILE 12 (12) (コミック)
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 MOON LIGHT MILE 13 (13) (コミック)
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 遂に日本初のロケットによる日本人打ち上げに成功するのか!全世界が注目する打ち上げを阻もうと画策するテロリストと自衛隊の息詰まる闘いの最中、ロケット技術者の熱意が世界を揺るがす!

 
 
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