1992年のF1ワールドチャンピオンであるナイジェル・マンセルの息子、レオとグレッグが、フォーテック・モータースポーツと契約し、2007年ロイズTSBインシュランス・ブリティッシュF3インターナショナル・シリーズに参戦することになった。
マンセル兄弟は、2006年シーズンはイギリスのフォーミュラBMW選手権で戦っていた。ふたりは今年、フォーテックで何度もテストを行い、スラクストンでのシーズン最終戦でF3デビューを果たした。 彼らはインビテーショナル・クラスでドライブし、どちらも週末に印象的な活躍を見せた。グレッグは第1レースで総合8位を獲得し、レオは第2レースで13位を獲得している。 兄で21歳のレオは、自分たちにとってF3は、2007年にモータースポーツ修行を続けていくのにふさわしい場所だと述べた。また、この参戦によって、スパやモンツァといった有名なグランプリ・サーキットで戦えることにワクワクしている、とも語っている。 「イギリスF3は僕らにとって正しい選択だ。まず第1に、僕らの母国のフォーミュラだし、第2に僕らはフォーテックと素晴らしい関係を持っている。テストやスラクストンでのレースを通じて、彼らと一緒に仕事をしてきたからね」とレオは語った。 「それに僕らは来年、スパやモンツァ、シルバーストンGP、ブランズハッチGP、ブカレストでのストリートレースなどという、素晴らしいコースを訪れることになる。本当にワクワクするスケジュールだよ」 「僕らがモーターレーシングのキャリアを開始したのは遅かったけれど、今、追いつこうと頑張っているところだ。まだ経験が多くないのは分かっているが、それを変えるために一生懸命働いているよ。僕らはいくらかカートをやってきて、今年はフォーミュラBMWで戦った。とてもうまくいき、たくさんの経験を積むことができた。僕らはさらに経験を積んでいって、それを将来のための足がかりにしたいんだ」 弟のグレッグも、2007年シーズンに向けての契約が確定したことで、同様に興奮している。そして、兄弟で一緒に頑張ることによって、互いを前進させるつもりだと語った。 「イギリスF3は、ほかのF3シリーズの中でも高く評価されているし、来年のカレンダーはかつてのF1カレンダーの4つのコースが入っていて素晴らしい。ドライバーとしては、これ以上望めないほどだよ」とグレッグは語った。 「ファンタスティックなマシンがあり、フォーテックという素晴らしいチームが僕らをサポートしてくれる。ただただ楽しみだし、僕らにとって正しい選択だったと思う」 「僕らは最終戦のスラクストンでレースをして、F3を初体験した。とても大変なレースで、雨が降ってコースがウエットになり、それから後はドライという週末だった。とても難しかったが、僕らはできる限りのことをしたし、かなりうまくやったと思う」 「僕らはチームとして協力し合うよ。レオが勝てば僕は2位になり、彼の勝利を自分のこととして喜ぶ。僕らはひとつのチームで、フォーテックが僕らのチームだ。一緒に頑張って働くよ。早く進歩するためには、自分の経験と共に、彼の経験も利用するのが一番だ。コーナーによっては、レオは僕よりずっと速い。彼は違ったドライビングスタイルを持っているから、僕らは互いにもっと速くなるために、互いの経験を生かしていく」