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December 23, 2006 space
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熱帯魚、海水魚 《熱帯魚の飼育方法》

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熱帯魚を飼育する上で必要なもの、水槽の立ち上げ、日常の管理について簡単にまとめてみました。これから、熱帯魚を飼育してみようと思われる方は、是非ご参照頂ければと思います。
 
 

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 《熱帯魚の飼育方法》
 
 1)必要な器具を揃えよう
 熱帯魚を飼う為には、概ね以下の器具を準備します。
 また、必要に応じて他器具も必要な場合がありますので、一般的な熱帯魚飼育を想定しております。
 
 

用意する器具
水槽
ライト
フィルター
水槽台
ヒーター
バクテリア
水質調整剤
エサ
水温計(備品)
底床材(大磯等)

 
 【水槽】
 
 水槽の置き場所や飼育したい魚の数を考慮して決めましょう。
 
 淡水(熱帯魚)にしますか? 最初から海水魚に挑戦しますか?
 
 初めて飼育される方にお奨めなのは一般的には60cm水槽(当店扱いの90cmスリム水槽も容量は60cm水槽と同等)と言われます。これは、小さい水槽だと飼育できる魚の数が限られる事、水温や水質の変動が非常に起こりやすい事などによります。
 
 但し、飼育数を限定する事で、小型水槽でも十分に楽しむ事は可能です。
 
 
 【ライト】
 魚を綺麗に見せます。一日で決まった時間帯に点灯させてください。
 点灯時間は8〜10時間が目安となります。
 
 【フィルター】
 フィルターは飼育水のゴミを取り除くなどのろ過機能 、バクテリアを住まわせ生物ろ過循環を作り上げる働きがあります。外部式、上部式、外掛け式、底面などの種類があり、用途により使い分けます。
 
 【水槽台】
 60cm水槽で約80kgとなります。
 その重量に耐えられて水平に保てる様にする為、専用の水槽台をお奨めします。
 
 【ヒーター】
 温暖な地域に生息する魚を飼うには水温を一定に保つヒーターが必要です。26度固定のオートヒーターや、魚の種類にもよりますが、25〜28度の温度設定を変えられるサーモスタット方式も便利です。
 
 【バクテリア】:生物ろ過循環を作り上げましょう。
 水槽立ち上げ時から使用する事で、魚の排泄物 からなる極悪アンモニアをバクテリアが分解・掃除してくれます。魚を美しく元気に飼育する為の必需品です。
 
 【水質調整剤】
 水道水には魚にとって有害物質の塩素(カルキ)や重金属などが含まれており、それらを中和させます。他にpH調整剤、魚の体表を守るもの等々魚が自分達が住んでいた自然の環境に仕立て上げる役目があります。魚の投入時、水換えに大切ですよ。
 
 【底床材】
 水槽の底に敷く砂利で、ろ過材の役目もしてくれます。
 
 【エサ】
 色んなエサをご案内致します。
 
 
 2)器具セットの準備をしましょう。
・水槽の置き場所を決めましょう。家電機器に隣接したり、直射日光にあたる場所は避けます。
・水槽は新品のスポンジで水洗いします。洗剤は水槽内に残る事がある為、使用しないようにしましょう。
・底床材(大磯)を、バケツに移して水道水で水が濁らなくなるなるまで10回位迄、米をとぐ要領で洗いましょう。その時点でもし、濁っていても後はフィルターに任せましょう、 1日位で綺麗になりますよ。
 
 数日後迄残る白にごりはバクテリアに任せて綺麗にしましょう。
 
 
 3)水槽をセットして水を作りましょう。
・水洗いした底床材(大磯)を水槽の底に敷き詰めます。
  底床材の厚みの目安は2〜5cmです。
 
・その後にヒーターとフィルターをセットします。
 (底面式フィルター をお使いの時は先に敷きます。)
 ヒーターは水槽の背面近くに横置きするのがポイントです。
 
・バケツに水道水を張り、水道水に含まれる塩素や重金属などを水質調整剤(中和剤など)で調整します。
 
・ちょっとした事、遠近法を使いましょう!底砂の手前を極端に低く、奥を高く敷くとと っても広い感じが出ます。水を張った後平らと見比べてみて下さい。めちゃくちゃ違いますよ!
 
・水槽に水を満たしたら、フィルターの電源を入れてバクテリアを入れます。
 
 
 <魚を入れるタイミング!>
 
  淡水魚(熱帯魚)の時、出来れば2日位はそのまま空で運転しましょう。 
  海水魚の場合:出来れば2週間は空のまま魚を入れず運転しましょう。
 
 その間に最低限の水が出来上がってきます。
 
 
 4)熱帯魚を水槽に入れましょう。
 
・熱帯魚を入れるときの注意点は、時間を掛けてていねいに温度あわせ、水あわせをする事です。
・温度あわせををしましょう。魚が入った袋を30分 〜水槽に浮かべ、水槽と袋の中の水温を合わせます。
・水合わせは袋の水ごと魚を器(バケツ等)に移して、飼育水を少しずつ加えていきます。
 エアーチューブを使うと簡単で便利です。
・20〜30分ぐらいで水あわせが終わったら、熱帯魚だけをすくって水槽にはなします。
 
 
 5)日常の管理をしましょう。
 
・日常の管理は決まった時間でのエサやりとライトの点灯・消灯です。
・エサやりは1日1〜2回与えましょう。なお、エサのやり過ぎは水質悪化の原因になります。
 数分で食べきれるぐらいが適量です。
・ライトの点灯は8〜10時間が目安です。
・2週間毎に1/3水量ほどの水換えをしましょう。底床クリーナーを利用して底床にたまった汚れを吸い出しながら交換します。
・フィルターの掃除は一般的には半年と言われますが、飼育状況や環境によりますので、様子を見ながら1ヶ月から半年で掃除をします。
 
 
 番外:海水魚を飼われる方は。
 
一般的に水槽がしっかりと安定するのは1ヶ月以上先になります。
亜硝酸検査時に危険域になっている場合、人工海水を使って最低1/3以上1/2程の水換えを御願いします。それ位換えてもあまり数値が変わりませんので数日後に同量を換えて頂く事になります。
 
出来るだけ亜硝酸の量が増えない様、しっかりとした海水を作る為水槽立上げの際にラ
イブロックを入れ、生体を入れずに10日〜2週間程空廻しを致します。
 
一般的にはその間にライブロックに住む微生物、バクテリアが水槽内に十分繁殖してくれる様祈る訳です。
 
最後に生体を入れる72時間位前からB-4バクテリアを入れ、繁殖を待ちます。此方は即効性のバクテリアで継続してライブロックの自然バクテリアと相乗効果で生物濾過をしてくれる事になります。
 
 
 では、良い飼育生活を始めて下さい。
 
 数ヶ月も経つと良い海水が出来上がっていますので安心ですね。
 でも、時々試薬でチェックはお忘れなく。
 
 

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