ミカ・ハッキネンがバルセロナF1合同テストに登場、2001年日本GP以来初めてF1マシンを79周ドライブした。チームが否定したにもかかわらず、1998年と1999年の世界チャンピオン、ミカ・ハッキネンが来季F1に復帰、フェルナンド・アロンソのチームメートとしてマクラーレンのマシンをドライブするという、うわさが絶えない。
2001年にいったんはF1を去って、今年で38歳になるハッキネンが、最近ウォーキングにあるチーム本拠地でハイテクのF1シミュレーターに乗り、ドライビングの習熟を行っているというのだ。 この2年、DTMに参戦してきたハッキネンは、マクラーレンのテスト最終日に参加した。5年ぶりのシングルシーターへの復帰であり、2006年のF1マシンはV8エンジンを積むなど、現役時代のマシンとは大きく異なるため、ハッキネンは午前中はマシンになじむところから始めた。 しかし周回を重ねるにつれ、タイムは上がり、最終的には1分19秒336のベストタイムをマークした。このタイムは、この日フェラーリのルカ・バドエルが記録したトップタイムから約3秒落ちで、タイムシートでは18人中最下位となった。 「エキサイティングな1日だった」とハッキネンは語った。 「5年ぶりにF1マシンをドライブすることができ、本当に楽しかった。2回のタイトルを獲得したチーム・マクラーレン・メルセデスでのドライブだっただけに、なおさら特別な経験となった」 「午前中はコクピットに慣れ、2006年マシンの理解に努めた。バルセロナはマシンにもドライバーにもハードなサーキットだし、すぐに速く走れるとは思っていなかった。スピードに乗れるようになるまで数周かかったが、これはみんな予想していたことだ」 「今日はとても楽しんだけれど、チームのためにちゃんと仕事もしたよ。今日の経験から僕がチームに提供するフィードバックは、2007年シーズンに向けた準備に役立ててもらえるだろう。僕としては、できる限り協力できるよう、一生懸命取り組んだ」 「今日はいい仕事ができたし、いい結果を得ることができた。この機会を与えてくれたチームと、僕のために一生懸命働いてくれたメカニックの人たちに、心から感謝している」