Moto GPに参戦するヴァレンティーノ・ロッシは、現地時間(以下、現地時間)26日、イタリアのモンツァで行なわれたモンツァ・ラリーショー2006に参戦し、総合優勝を決めた。普段は2輪で活躍するV.ロッシにとって、4輪での初の勝利となった。
V.ロッシは2位で今シーズンを終えた後、ニュージーランドで行なわれたWRC(世界ラリー選手権)第15戦にスポット参戦し、総合11位でフィニッシュ。そして25日に開幕したモンツァ・ラリーショーで、カルロ・カッシーナと共にフォード・フォーカスを駆り、総合優勝を果たした。 モンツァ・ラリーショーを振り返り、V.ロッシは「勝つのはMoto GPのマレーシア以来だ。世界選手権のレースと、今回のレースを同列にすることはできないけど、でも勝利はいつもいいものだね」とコメント。さらに、「10年挑戦し続けてきた。長い下積みを終えて、ようやく努力が実ったよ。まあ、2005年も僕は速かったけどね」と喜びを示した。 最終戦でHondaのニッキー・ヘイデンに敗れた今季について、「他のライダーが成長している。彼らの成長が早すぎて、僕がさっさと引退するようなことにはなって欲しくないな」と語っている。シーズン終了後は、積極的に4輪での走行を試したV.ロッシだが、27日からスペインのヘレスで行なわれるMoto GPのテストを、「シャーシやタイヤ選択のために大事なテスト」と捉え、モンツァ・ラリーショーの翌日ながら参加する予定。 V.ロッシの父、グラツィアーノ・ロッシは、V.ロッシと同じくライダーとして活躍し、ラリーにも参戦した。V.ロッシは、モンツァ・ラリーショーでコンビを組んだC.カッシーナが父のナビゲーターを務めたことに、「ラリーが面白くて変わっているのは、コンビで走るところだ。2人のほうが1人より上手くいく。それにカッシーナとは、お互いを本当に良く理解し合っているんだ。まだ僕が子供だった頃、彼はグラツィアーノのナビゲーターだったんだ。レースの前夜には僕らの家に来て、次の日の打ち合わせをしていた。僕の将来もそうなるかもしれないね」と言及している。 一時はフェラーリでテストを行ない、F1転向かとも思われたV.ロッシだが、来季以降もMoto GPに留まることを選択。 フェラーリ代表取締役のジャン・トッド氏が、イタリアの新聞『スタンパ』紙に「もしロッシが望むなら、彼を受け入れる」と語るなど、F1転向の可能性は完全には消えていないが、V.ロッシは現在、ラリー、DTM(ドイツツーリングカー選手権)など、F1以外の4輪カテゴリーで自分の力を試している。 11月9日にホッケンハイムで行なったDTMマシンのテストについては、「面白かったし、この先DTMに進むことがあるかもしれない。メルセデスは僕に素晴らしいチャンスをくれた。とは言っても、ティフォジの皆が心配することはないよ。僕はこの先も100%フェラリスタだから、マクラーレンでテストすることはない」と語った。