ネットレイティングスが発表した資料で、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)最大手のmixiについて、PCからの利用者数やページビューが伸び悩んでいる傾向にあるとのデータを公表しましたが、これは何を物語るのでしょうか?単に利用者が携帯電話からのアクセスに集団移行いたのか?それともmixiは、これ以上伸びない・・・個人情報の漏洩元になるなどmixiを取り巻く環境が悪化しているのは事実でしょう。
ネットレイティングスの調査によれば、これまでmixiの推定利用者数は順調に増加してきたが、2006年10月の利用者数は約520万人となり、前月から約8万人の増加にとどまったようです。 この影響で、10月のページビュー数は約27億6,631万で前月からやや減少、mixiの月間平均利用時間も209分で3カ月連続の減少となっている。 一方で、全ドメインにおけるランキングでは、mixiはページビュー数、平均利用時間ともYahoo! JAPANに次ぐ2位で、日本国内のネット利用者数楽天やmsnを凌ぐ数値を記録しています。競合のSNSサイトを圧倒しており、SNS分野やネット分野でもmixiの一人勝ちの状態が続いている。 しかし、株式上場後のmixiの利用者数の伸び悩み関して、市場規模から考えると「踊り場に差し掛かったわけではないと考えている」としていますが、果たして誰でもSNSに参加したい訳ではなく、インターネットや携帯の利用者が多いからと言って、SNSが伸びる理由が不明確です。それは生活に必要なものではないからです。 現在のmixiの520万人という利用者数はネットユーザー全体の12%弱に過ぎず、完全招待性のSNSであることからいずれ利用者数の伸びが天井に達することは容易に予測されています。この招待性も既に崩壊していると言われ、オークションではSNSへの招待を販売しているのが現状です。mixiが有名になりすぎ、そして友人だけならばともかく、正体不明の個人に成りすました集団が加入している巨大になりすぎたSNSは、個人情報の収集先としても大きな市場になっている。 まだまだ成長の余地を大きく残しているされるが、mixiでなければいけない、存在する理由が今後必要になるだろう。 今後、世界最大手のSNS「MySpace」が日本でのサービスを開始したこともあり、さらにSNSと言う名のパーソナライズされたポータルの利用が、今後活性化する事は想像できる。 ミクシィ(mixi)1000万人突破でもPVは激減の謎?幽霊会員が倍増か? ミクシィ 不正アクセス 愛知県警が全国初SNS摘発 ソニー mixi ホワイトモデル「mylo」を12月12日に39,800円で発売。 mixiを越える携帯SNS DeNA「モバゲータウン」mixiの倍速で増殖中・9カ月で200万人獲得 mixi利用者数、PCからの伸び悩み傾向、携帯が主流か? mixiGraphならmixiの中の人間関係が一目で分かる SNS:ソーシャルネットワーキング・サービスってどう!?