昨年の報知映画賞を始め、各映画賞を総なめした大ヒット映画「ALWAYS 三丁目の夕日」山崎貴監督の続編が製作されることが、配給元の東宝から発表された。タイトルは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。吉岡秀隆(36)、小雪(29)、須賀健太(12)を始め、堤真一(42)、薬師丸ひろ子(42)、堀北真希(18)ら前作と同じキャスト陣が勢ぞろい。山崎監督が再びメガホンを取る。
物語は前作の4か月後、東京五輪が開催された1964年が舞台。ヒロミ(小雪)のことを思いながら、淳之介(須賀)と暮らしていた茶川(吉岡)が一念発起。再び芥川賞に向けて筆を執る−という話を軸に、三丁目の人々の悲喜こもごもを感動的に描いていく。 今回もVFXとセットで当時の昭和の様子を完全に再現。高速道路に覆われる前の美しい日本橋の風景や、開通したばかりの新幹線「こだま号」、また東京駅や当時の修学旅行の定番見学スポットだった羽田空港などがよみがえる。 「当時の三丁目を生きた人と、その時代を知らない人が、映画館の中で一緒に笑って泣いて楽しんでもらえるよう、精いっぱい演じたいと思います」と吉岡。来年1月にもクランクインし、同11月に公開。前作は興行収入35億円、280万人を動員したが、今作では動員1000万人突破を狙うという。 山崎貴監督「当初は『2』は作らないと聞いていたので、話が違うぞと思いましたが…(笑い)。やるからには『1』を倒したい。オープニングはドヒャーという感じになると思います」