総務省はパソコンを配線コードでつながなくてもインターネットに接続できる無線LANの通信速度を10倍以上に高め、光ファイバー並みにするサービスを解禁する。 省令を改正し、2007年5月から実施する方針。自宅や喫茶店、駅構内などで高画質なハイビジョン画像を簡単にやりとりできるようになる。
総務省は10年度までに全世帯で高速ネットを利用可能にする「次世代ブロードバンド戦略2010」をまとめている。 無線LANを活用することで、山間部や離島など過疎地でもブロードバンド(高速大容量)通信ができる環境を整える。 無線LANの通信速度は現在、高速ネットのADSL(非対称デジタル加入者線)並みの10メガ(メガは100万)ビット程度。これを10倍の100メガビット以上に引き上げられるようにする。 使える電波の帯域を広げたり、伝送方式を改善して実現する。