日立が、遂に人気のドラム式直径洗濯乾燥機「BD-V1」を発売します。日立製としては初めてのドラム式洗濯乾燥機となる。今回の製品は、ドラム径を従来販売していた製品に対して30%も大きい60cmとして、容積も30%増の75リットルです。ドラムの大型化により,洗濯時には衣類を大きな落差でたたき洗いでき、乾燥時には衣類を大きく広げて乾かすことで皺を抑えられるといった効果が期待できる。
新しいしかも大きな60cmもの大型ドラムを回転させるために、日立グループの自動車機器部門と協力して、洗濯槽の振動を抑えるサスペンション(懸架装置)を新規に開発したそうです。従来のサスペンションは一定の硬さで振動を抑えていたが、新開発品は振動が大きいときは硬く、小さいときは柔らかく受け止めるよう工夫した。サスペンションの内部を満たすオイルの上下動を、オイルが通る穴の開閉で制御するというものだ。
従来は1基搭載していた振動センサを新製品では2基搭載した。従来はドラムの奥側に搭載していたが、これでは上下運動とすりこぎ運動の区別がつかなかった。手前側にもセンサを搭載することで、より正確に振動の大きさや方向の検出ができるようにした。