国連開発計画(UNDP)は9日、06年版の「人間開発報告」を発表した。「人間的な生活の度合い」を測定する人間開発指数では、昨年11位だった日本が7位に上昇した。日本経済の回復が好材料になったようだ。
指数は、データ入手が可能だった177カ国・地域で、所得水準や平均寿命、教育水準を数値化して算出したもの。トップは6年連続でノルウェー。2位アイスランド、3位オーストラリアも昨年と同じ順位だった。アジアでは香港22位、シンガポール25位、韓国26位など。経済成長が続く中国とインドはそれぞれ81位、126位だった。 報告書は、旧ソ連崩壊で人間開発指数が大幅に後退していた中東欧と旧ソ連諸国の回復と、アジア地域での指数上昇が続くと指摘した。その一方で、サハラ以南のアフリカが取り残されていると述べ、「富める国と貧しい国の格差は拡大している」と警告した。 ■http://content.undp.org/go/newsroom/november-2006/hdr-water-20061109.en ■ 人間開発報告書(Human Development Report) 人間開発指数 ノルウェーが1位、日本は・・・ 人間開発指数 日本7位に浮上 2006年度版を国連開発計画が発表