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October 28, 2006 space
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F1 フェラーリ、R.ブラウン、P.マルティネリの離脱を発表

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フェラーリは26日、タイトル奪還を目指す2007年シーズンに向けて、スポーティング・ディレクターにステファノ・ドメニカーリ、テクニカル・ディレクターにマリオ・アルモンドが就任する新人事を発表。これまでジャン・トッド氏、ミハエル・シューマッハとともにチームの黄金時代を支えたロス・ブラウン(テクニカル・ディレクター)、パオロ・マルティネリ(エンジン・ディレクター)両氏のチーム離脱を併せて発表した。
 
 
 ブラウンの後任はマリオ・アルモンド。また、フェラーリの新任CEOジャン・トッドが一時的にマネージングディレクターを兼任する。エンジン部門責任者、パオロ・マルティネリは親会社フィアットに出向となり、代わりにジル・シモンがその座に就いた。

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 ジャン・トッド
 
 「フェラーリの一時代が終わりを迎え、それが世の常と分かっていても、ある種の感慨を禁じえない。素晴らしい仲間たちとともに積み重ねた数々の栄光。その年月は、仕事上でも、私の人生にとっても大きな財産だ。ロスとパオロによる、これまでの類まれな働きに感謝したい。彼らがそれぞれ今後の人生において定めた目標を達成できるよう、祈っている。繰り返すようだが、歴史の1ページが閉じられようとも、フェラーリはこれからも続いていく。それが生産車の分野であろうとモータースポーツであろうと、誇りと信念をもって次なる戦いに挑むのみだ」
 
 
 ロス・ブラウン
 
 「フェラーリの歴史の中でも、素晴らしい一時代に立ち会うことができて感謝している。フェラーリが伝説の存在なのは周知の事実だが、真の価値はそこに働く人々にある。彼らは卓越したプロ意識、忠誠心、モチベーション、情熱をもって自らの仕事に取り組んでくれた。ひとりひとりすべてが、特別な存在だ。かなりの準備を経て今回の業務引継ぎに至ったが、後任の諸君が間違いなく私より優れた仕事をしてくれることを確信している。彼らは、必ずやマラネロにさらなる栄光をもたらすだろう」
 
 
 パオロ・マルティネリ
 
 「社会人になってフェラーリに入社以来、私は16年間をGTカー部門で過ごし、1995年1月にジェスチオーネ・スポルティーバ(モータースポーツ部門)に就いた。いずれの経験も得がたく、魅力的かつ充足感に包まれたものだった。モンテゼモーロ社長は、入社時の私をよく“短パンをはいた若いの”とからかったものだが、そんな自分が今、フィアット・グループで新しい挑戦に立ち向かおうとしている。だが私は、心の一かけらをマラネロに置いておこう。プロとしても一個人としても素晴らしい人間の集まりと過ごした珠玉の時間を、私は忘れない」
 
 
 
 ミハエル・シューマッハ
 
 「僕がF1で成功を収めるとき、いつも傍らにいて僕を支えてくれたロス・ブラウンに感謝したい。彼の持つ強い個性と自然に備わった威厳は、チームにとって無くてはならないものだった。ロスは、チームにやるべき仕事を示し、彼らを助け、激励し、正しい方向に導くことのできる男だ。私にとって、F1チームの規範を作り上げたのは、まさしくロスだ。最近6年間でエンジントラブルを経験したのは、わずか2回だけだった。それこそ、パオロが行った仕事の資質の証左だよ。鈴鹿の出来事で最後のタイトルが取れなかったことよりも、それまでの成功がエンジンの信頼性に裏打ちされていたという事実が、すべてを物語っているじゃないか。彼のことを深く尊敬しているし、新たな門出にあたって、成功を祈っている」
 
 

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