ケータイ小説「恋空」(スターツ出版、上下巻、各1050円)が、グラドルの水崎綾女=みさき・あやめ=(17)を起用した妙なCMの効果もあって、発売20日間で100万部突破間近と大ブレークしている。
CMは同書が発売された7日まで数日間流れただけだが、水崎が携帯を見ながら駅の階段を転げ落ち、血だらけになって泣きだすと「1000万人が涙した、あのケータイ小説が本に。『恋空』発売中」のナレーションがかぶるという内容で、強烈な印象を残した。 水崎は「この本は私も夢中で読んでて、泣くシーンの撮影の直前に読み終わりました。もう涙が止まらなくて…。泣くシーンは本物の涙です(笑)」と感動の渦に巻き込まれながら行った撮影秘話を明かした。 水崎が大泣きした「恋空」は現在、日販総合書籍ランキングで2週連続第1位。女子中高生に人気の携帯電話の小説サイト「魔法のiらんど」で読める。20代前半の普通のOLが書いた恋愛物語だが、サイトの読者は1000万人を突破した。 彼氏との出会い、イジメ、レイプ、妊娠、流産、突然の別れ、新たな出会い、衝撃の事実発覚と、めまぐるしく展開する16歳から5年間の恋愛を綴り、友情と家族の絆に支えられながら懸命に生きる主人公の姿が同世代の胸を打った。 著者の美嘉さんは「恋愛や友人、家族のことで悩むのは誰でも一度は経験すること。読者さんが共感できる部分があったのだと思う」と話している。 ■ケータイ小説 恋空 ★水崎「人に感動を」 「私も人に感動を伝えたい」という水崎。1メートル63、B92W60H90のFカップバディを弾ませ、年末から東京・台場のフジテレビ・マルチシアターで「お台場SHOW−GEKI城」(12月29日〜1月2日)に出演。歌と芝居でも魅了する。