米航空宇宙局(NASA)の無人火星探査車「オポチュニティー」が9キロにおよぶ苦難の長旅の末、27日に火星の巨大クレーター「ビクトリア・クレーター」の縁に到着、クレーター内部の様子を映した写真を地球に発信した。これまでで最大規模となるクレーターの探査で、火星の歴史に関する手がかりが得られるものになるのではと期待されている。
遠隔操作で動く6輪自走の探査車のオポチュニティーは、2004年に探査した「エンジュランス・クレーター」を離れ、荒れ地や砂漠などを21カ月かけて走り続け、途中砂丘に捕まって5週間も立ち往生するなどしながら走破した。
オポチュニティー火星にて4年目の大活躍 米航空宇宙局NASAは、火星で4年7カ月余りにわたり活動を続けている無人探査車「オポチュニティー」が巨大なクレーターの斜面を無事登り切った写真を公表。登る際にできたわだちが見える
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