オリンパスは、水深5メートルの水中撮影に世界で初めて対応したコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)725SW」を11月下旬に発売する。JIS保護等級8級に相当する耐水性を備えており、防水ケースなどの付属品なしで1時間の水中撮影が可能だ。高さ1.5メートルから落としても壊れにくい耐衝撃性も備えており、アウトドア用途での利用を見込む。
新製品は3月発売の「同720SW」の後継機種。内部構造を改めたことで、従来の水深3メートルから同5メートルへと水中撮影の対応を強化した。レンズには撥水コーティングを施しており、水中から上がった後や、カメラを水洗いした際にもレンズを軽くふき取るだけですぐ撮影できるようにした。 世界初、水深5mまでの水中撮影が可能 「μ 725SW」は、前機種「μ 720SW」では水深3mまでだった防水機能を、内部の防水構造を強化することで、水深5mまで進化させた。これにより、シュノーケリングやダイビングなどの水中シーンでもより安心して撮影が楽しめる。また、防塵機能も搭載しているので、砂やほこりの多いアウトドアや砂浜などでも安心して使用できる。
撥水コートと、「LCDブースター」機能を新たに搭載 「μ 725SW」では、前機種「μ 720SW」のユーザーの意見を分析し、利便性を追求している。レンズ表面には水を弾く撥水コートを採用し、水しぶきを浴びた後でも安心して撮影することができる。水中から上がった後や汚れたカメラを水洗いした際はレンズについた水滴を拭き取りやすいので、手入れも簡単。 また、ボタンを押すだけで液晶モニターが明るく表示される「LCDブースター」機能を新たに搭載している。通常、ゲレンデ、ビーチ、水中などでは日差しが強く、光が反射してモニター画面が見えにくくなるが、「LCDブースター」機能を使用すると、ワンボタンで液晶モニターの輝度が最大になるので、スキーやフィッシングなどの明るく太陽光の強い場面をはじめ、シュノーケリングなどで水中から上がった直後でも、快適にモニターを見ながらフレーミングすることができる。 レンズの有効画素数は710万画素で、本体カラーはシルバー、ブルー、レッドの3種類。日差しが強い屋外でも撮影しやすいよう、液晶画面を通常と比べて明るく表示する「LCDブースター」機能を備える。撮影感度を最大ISO1600に引き上げて自動的に手ぶれを抑える「ぶれ軽減モード」のほか、夜間での撮影時に感度を最大ISO2500に設定できる「キャンドルモード」「寝顔モード」にも対応した。 衝撃に強い丈夫な構造とスタイリッシュなデザインを両立 前機種「μ 720SW」と同様、高さ1.5mからの落下衝撃テストをクリアし、万が一カメラを落としてしまっても壊れにくい耐衝撃性を実現している。この耐衝撃性は、強度の高い折り曲げ光学式レンズユニット、レンズユニット周辺の衝撃吸収材、電機基板のボディー内部での浮遊化、外装の高剛性素材採用という4つの技術の融合により実現している。衝撃に強く丈夫な構造なので、スポーツ中の撮影や子供の使用など、カメラを落下させる可能性があるシチュエーションでも安心して使用することができる。 また、高級時計をイメージしたボディデザインには、今回新しく光沢のある金属外装を採用。ボディーカラーも一新し、深みのあるダークシルバー、ディープブルー、ワインレッドを採用している。 衝撃に強い丈夫な構造を実現しながら、薄型のスタイリッシュなデザインを採用しているので、いつでも持ちあるいて、アクティブにもフォーマルにも使用することができる。 ■オリンパス μ SW製品を探す!