ナショナルが自動洗浄する、3カ月間ブラシ掃除が不要なタンクレストイレ「アラウーノ」シリーズを12月1日より販売します。3つの新機能により、ブラシを使った掃除を従来の年104回から4回へと激減させて、約3カ月間お掃除が不要になるそうです。この製品のデザインを担当したのは、auの携帯電話「INFOBAR」「neon」などを手がけた、プロダクトデザイナーの深澤直人氏。同社のシステムバスルーム「イーユ」のデザインも行なっている。
便器の素材に、水族館の水槽などに使用されている高強度の有機ガラス系の素材を採用した。アクリルをベースとした新素材は、撥水性で水あかが付きにくくなるほか、仮に付着してしまった場合も簡単に落とすことができる。 新しい洗浄方式として「激落ちバブル」機能を搭載。これは直径約5mmの気泡を作り出して汚れを落としたあと、食器用中性洗剤からつくる直径60μmの泡で、より小さな汚れを除去するというもの。洗剤は専用タンクに溜め、1回の使用で2滴程度を使用。使用量は従来のトイレ用洗剤に比べると、約半分以下になる。 省エネ性能にも配慮した。洗浄時に排水路を動かし、トイレ内に余計な水を溜めない同社独自の「ターントラップ」方式と、便座の暖房と洗浄用の温水を使うときだけ温める「W瞬間方式」の採用により、一般的なトイレと比べて、合計年間約18,500円が節約できるという。 洗浄時の水流をうずまき状に旋回させる「スパイラル洗浄」では、しつこい汚れを一気に流すことができる。 リラックスしたトイレ空間を演出するために、オーディオ機能「3Dサウンド」も搭載。便器本体にはスピーカーが埋め込まれており、音を床に反響させて高い音響効果を出すという。本体に内蔵されているのは、クラシックや自然音など全16曲。外部入力端子も備えており、D-snapなど携帯用のオーディオプレーヤーを再生できるそうですが・・・・トイレにオーディオプレーヤーをセットする人も居ないと思いますが・・・。 ユニバーサルデザインの観点からは、便器内と足もとに、LEDの灯りを採用した。夜間でも照明を付けることなく用を足すことができるほか、照明の灯りで目が覚めてしまうのを防ぐ効果もある。静音性にも配慮しており、洗浄音は図書館と同程度の55dB。