SMAPの木村拓哉(33)が、来年1月スタートのTBS開局55周年特別企画ドラマ「華麗なる一族」に主演することになった。03年10月にフジテレビでドラマ化され、平均視聴率23・9%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)を獲得した「白い巨塔」の山崎豊子さん(81)原作。木村の社会的なドラマへの出演は珍しく、話題を呼びそうだ。
物語の舞台は70年代。金融再編の波を受けた財閥一族の父と子の葛藤(かっとう)を軸に、ぶつかり合う人間たちの姿をダイナミックに描く。木村は財閥を束ねる銀行頭取・万俵大介の長男・鉄平で、財閥内の鉄鋼会社の専務役。会社をけん引する若きリーダーだが、父親との確執、自らの理想と一族の思惑のはざまで苦悩する。 これまでパイロット、検事、カーレーサーなどさまざまな役柄を演じてきたが、今回は暗い影を背負ったシリアスな演技も多くなりそうだ。木村は「この作品に参加させてもらえて光栄です。その一言に尽きます」と意気込みを語った。連ドラは昨年4月クール放送のフジ「エンジン」以来約1年8カ月ぶり。TBSドラマは「Good Luck!!」以来約4年ぶりとなる。 原作は73年に出版。金融界の暗部を描いた作品として話題になり、計115万部を売り上げた。原作では主人公は父親の銀行頭取。TBSは「長男を主人公に据えて物語を見つめ直してみることで、新たなメッセージを伝えたい」と説明。木村については「“真のリーダーのあるべき姿”を存分に演じていただきたい」としている。ヒロイン、共演陣の人選も進んでおり、同局では「それぞれ主役級のキャストになる」と話している。
キムタク主演ドラマ会見で異例の16人出席 SMAP木村拓哉(34)主演のTBS系ドラマ「華麗なる一族」(来年1月14日スタート、日曜午後9時)の制作発表が14日、都内のホテルで行われた。 74年に映画化、ドラマ化された作家山崎豊子さんの同名ベストセラー小説の再ドラマ化。高視聴率男の木村の起用をもって山崎さんもドラマ化を許可しただけに、力の入るTBSは制作会見に異例の計16人もの俳優をそろえた。 都内のホテルで行われた制作発表は、異例の規模だった。木村を筆頭に16人の出演者が1人ずつ花道を通って入場する演出のため、全員がそろうのに50分も要した。このため、出演者の質疑応答の時間は省略されたが、TBS側はドラマのスケールをアピールすべく、豪華さを強調したかったようだ。共演者とひな壇に並んだ木村は「とてもスケールある内容で、すべてにおいて大きなプロジェクトになると思います」と胸を張った。 過去作品は当時を代表する俳優たちが出演。今回も木村のもとに北大路欣也、鈴木京香、長谷川京子、原田美枝子ら主役級が勢ぞろい。山崎さんは「勝ち戦」を条件にドラマ化を許可した。高視聴率男の木村を筆頭に、華麗なる俳優陣を得た制作側は「記憶にも記録にも残る作品にしたい」。 時代背景は原作のまま60年代後半。銀行合併で再編を進める金融社会を背景に財閥父子の葛藤(かっとう)を描く。木村は財閥の御曹司で特殊製鋼の経営者役。一族はスキャンダラスな内情も持ち合わせており、ドラマ性に魅了されながらも、私見として「人間関係として認めたくない部分もある」と率直に語った。 撮影は当時の街並みを求めて大掛かりな上海ロケを敢行。大作映画に匹敵する映像を目指す。木村は「とんでもない映像が撮れました。待っていてください」。トップ俳優がドラマ界で新しい伝説をつくる。
SMAP木村拓哉(34)主演のTBS系ドラマ「華麗なる一族」(来年1月14日スタート、日曜午後9時)の制作発表が14日、都内のホテルで行われた。 74年に映画化、ドラマ化された作家山崎豊子さんの同名ベストセラー小説の再ドラマ化。高視聴率男の木村の起用をもって山崎さんもドラマ化を許可しただけに、力の入るTBSは制作会見に異例の計16人もの俳優をそろえた。 都内のホテルで行われた制作発表は、異例の規模だった。木村を筆頭に16人の出演者が1人ずつ花道を通って入場する演出のため、全員がそろうのに50分も要した。このため、出演者の質疑応答の時間は省略されたが、TBS側はドラマのスケールをアピールすべく、豪華さを強調したかったようだ。共演者とひな壇に並んだ木村は「とてもスケールある内容で、すべてにおいて大きなプロジェクトになると思います」と胸を張った。 過去作品は当時を代表する俳優たちが出演。今回も木村のもとに北大路欣也、鈴木京香、長谷川京子、原田美枝子ら主役級が勢ぞろい。山崎さんは「勝ち戦」を条件にドラマ化を許可した。高視聴率男の木村を筆頭に、華麗なる俳優陣を得た制作側は「記憶にも記録にも残る作品にしたい」。 時代背景は原作のまま60年代後半。銀行合併で再編を進める金融社会を背景に財閥父子の葛藤(かっとう)を描く。木村は財閥の御曹司で特殊製鋼の経営者役。一族はスキャンダラスな内情も持ち合わせており、ドラマ性に魅了されながらも、私見として「人間関係として認めたくない部分もある」と率直に語った。 撮影は当時の街並みを求めて大掛かりな上海ロケを敢行。大作映画に匹敵する映像を目指す。木村は「とんでもない映像が撮れました。待っていてください」。トップ俳優がドラマ界で新しい伝説をつくる。