もう来春の新小学1年生向けのランドセル商戦が早くも始まっているそうです。数年前までカラーバリエーションを競う傾向が強かったそうですが、今年?いや来年は子供に係る事故や事件が後を絶たないことからも、一段と防犯性に工夫を凝らしたものが増えているのが特徴になっているそうです。
10月の第3日曜日は「孫の日」。大手百貨店などは、この日に向けてランドセルの販売スペース拡張を予定。西武百貨店池袋店によると、「防犯ブザーを取り付けるための金具は、ほぼすべてのランドセルに装備された」(売り場担当者)という。同店は、業界初となる発光ダイオード採用のオリジナルランドセルも発売する。 イトーヨーカドーは、3年前から提供している全地球測位システム(GPS)をランドセルに取り付け、子供の居場所を把握できるサービスも継続する。 今年は快適性向上への取り組みも目立ち、コクヨグループのコクヨS&T(大阪市東成区)は、サンケイリビング新聞社(東京都千代田区)と共同で、「先輩ママの意見を聞いて作った」という商品「ランドセル〈あんふぁんモデル〉」を2日に発売した。サンケイリビングが私立幼稚園を中心に無料配布している情報誌「あんふぁん」の読者を対象に調査を実施。小学生以上と未就学の子供を持つ母親から、上の子供が使って分かったランドセルへの不満を聞き、使いやすさを向上させた。 防犯ブザー用の金具を肩ベルトに取り付け、とっさの場合に手が届きやすいようにするなど、防犯性能も高めている。色は8色を用意。価格はオープンで、2006年度に1億円の販売を見込んでいる。 ■ ランドセル&防犯ブザーの価格比較・検討はこちら!