全国花火競技大会(大曲の花火)の開催地、秋田県大仙市大曲のNPO法人が創設した認定資格「花火鑑賞士」の試験が、人気を集めている。14日に行われる第4回試験には、過去最多の110人が応募した。先輩の花火鑑賞士がマスコミなどに登場する機会が増え、資格の認知度が高まったこともあるが、全国的なご当地検定ブームも人気を後押ししている。
認定試験は毎年、約80人を定員に受験者を募集している。2003年の第一回から昨年までは、ほぼ定員通りの応募者数だったが、今年は申し込みが殺到したため、9月15日の締め切りを待たず募集を打ち切った。 主催するNPO法人、大曲花火倶楽部の挽野実之副会長(45)も「募集を途中で中止するなんて初めて」と人気の高さに驚いている。 花火の歴史や製造、打ち上げに関する知識があり、楽しみ方や玉名の判別法にも詳しいことが合格の条件。合格率は平均約9割と高く、過去3回の試験で計200人の花火鑑賞士が誕生した。 JR大曲駅前の商店街にある「大曲花火屋」には、鑑賞士の名前が刻まれた木札がずらりと並ぶ。就職が有利になるなどの利点はないものの、受験者や合格者は秋田や東北に限らず、首都圏など全国に広がっている。 最近は花火大会に合わせて、テレビや雑誌が鑑賞士を特集することも多く、認定資格としての知名度が上がっている。資格試験や検定試験の専門誌でも“常連”となり、ご当地検定ファンの受験も目立ち始めた。 ただ、人気の陰で困ったことも起きている。花火の魅力、楽しみ方を伝える鑑賞士本来の役割を忘れ、花火大会や花火師の評論家のように振る舞い、「花火師の技にモノ申す鑑賞士もいる」(挽野副会長)という。 花火倶楽部は年1回、花火鑑賞士の集いを開き、資格取得後のフォローアップに努めている。将来はレベル別試験も導入し、鑑賞士の技術向上を図る。 挽野副会長は「資格創設から3年。今後の展開はこれから検討するが、方向性をしっかりと見定め、人気に応える質の高い鑑賞士制度を確立したい」と話している。 [花火鑑賞士試験]花火文化の向上を目的に年一回実施。受験資格は高校生以上。受験者には事前に教本が送られ、当日は花火師らによる講義の後、筆記とVTRによる試験が行われる。 受験料は6000円。合格者は登録料3000円を納め、認定証と運転免許証サイズの認定カードが交付される。 ■特定非営利活動法人大曲花火倶楽部認定 第4回花火鑑賞士認定試験受験案内 花火大会No1は?夏の風物詩、大迫力の花火を満喫! 見た人が感動できる、花火の数と迫力、そして周囲の環境から、日本国内で一番と言われるのが長野県で毎年夏に開催される諏訪湖祭湖上花火大会だそうです。今年は終わってしまいましたが、例年既に翌年の宿の予約も一杯になるとされる諏訪湖祭湖上花火大会に一度出かけてみてはいかがですか?
総打ち上げ数4万発、今年は三尺玉水上スターマインが復活して文句なく1位の大迫力!公式サイト
全長2キロメートルのナイアガラや、4万発余りの打ち上げ花火など、圧倒的なスケール感を誇る演出が目白押しの大花火大会。今年は三尺玉の水上スターマインが復活!
打ち上げ数 4万発 観客数 46万人 問い合わせ先 諏訪市観光課 TEL:0266-52-4141 公式サイト 料金 有料観覧席あり(要問い合わせ) マス席85000円、ブロック指定席3500円 有料自由席/大人2000円、小人1000円
全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火 【静岡】 8月5日 日本一の質と多彩さを誇る3万発規模の大会。間近で爆風と爆音を感じられる大玉100連発は迫力満点!公式サイト