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October 8, 2006 space
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F1 第17戦 日本GP 明暗!アロンソ優勝!ミハエル リタイア・・

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2006年FIA F1世界選手権第17戦日本GPは、いよいよ決勝レースのときを迎えた。決勝レーススタート直前の気温は24℃、路面温度29℃、湿度36%、晴れとなっているが、ときおり風速5〜6mの強い風が吹く。昨晩雨が降ったとの情報があるが、完全なドライコンディションでのレースとなる。
 

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午後2時、ポールポジションのフェリペ マッサを先頭に最後尾の山本 左近まで22台の車がフォーメーションラップへと向かう。パレードラップを終えてすべてのクルマがグリッドに整列し、スタートのときを待つ。
 
 
シグナルがオールレッドからブラックアウトし、レーススタート!スタートでフェリペ マッサが飛び出す。ミハエル シューマッハは後ろのトヨタを牽制しながらマッサの後ろにつく。ラルフ シューマッハが3番手をキープし、フェルナンド アロンソはヤルノ トゥルーリをかわして4番手に浮上している。
 
 
1周を終えての順位は、1位マッサ、2位ミハエル、3位ラルフ、4位アロンソ、5位トゥルーリ、6位バトン、7位フィジケラ、8位ハイドフェルド、9位ライコネン、10位バリチェロ、11位クビサ、12位ロズベルグ、13位ウェーバー、14位デ ラ ロサ、15位リウッツィ、16位クルサード、17位スピード、18位アルバース、19位佐藤、20位ドーンボス、21位モンテイロ、22位山本となっている。


バリチェロは接触があった模様で、ピットクルーがノーズ交換の準備をしている。

3周目、ホームストレートエンドでミハエルがフェリペ マッサをかわし、トップに立つ!バリチェロはピットインして10秒でノーズ交換をしてまたコースへ戻る。

4周目、10位のクビサから22位の左近までが長い隊列になっている。

5周目、リウッツィが最終コーナー付近でスピンしたが、体勢を立て直してまたレースに復帰している。


6周目、トップのミハエルから1〜2秒ずつの間隔でマッサ、ラルフ、アロンソ、トゥルーリが続いている。

8周目、ラルフとアロンソの距離が接近し始めており、ここがトヨタの踏ん張りどころである。マッサとラルフの間は徐々に開きつつある。アロンソがブレーキングミスをして、ラルフとの間がわずかに開く。

9周目、2番手マッサと3番手ラルフの間は2.4秒にまで開いている。トップ5台はみんな1分34秒台中盤で、同じようなペースで走っている。

10周目、アロンソがまたもやミスしてカーブでコース外側にはみ出すシーン。限界まで攻めている証拠か。左近がバリチェロにかわされて最下位になっている。バリチェロは引き続き0・6秒差で琢磨を追っている。

12周目、アロンソがラルフにしかけるも、オーバーテイクはならず。トヨタはそろそろピットインのタイミングとなることが予想される。この時点で2番手マッサと3番手ラルフの差は5秒にまで広がっている。トヨタのクルーがピット作業の準備をしている様子。

13周目、ヤルノ トゥルーリがピットイン。同時にターン1でアロンソがラルフをかわして3位に浮上している!アロンソはこの第1セクターで最速タイムを記録して走行中。アロンソからトップのミハエルまでは6秒近く開いている。

14周目、マッサがピットイン。ラルフもピットに入っている。ラルフはトゥルーリの後ろでコースに復帰。これでアロンソが2位に浮上し、早くもミハエルとアロンソの一騎打ちの様相を呈してきた。

15周目、フィジケラがピットイン。7.9秒でコースに戻る。ここで2番手を走るアロンソが1分32秒676のファステストラップをたたき出す!トップのミハエルとの差は4.6秒。

16周目、アロンソがピットイン。マッサとの差は23秒差。どちらが前に出るか?8.1秒のストップを終え、アロンソがマッサの前でコースに復帰!2番手を確実なものにしている。マッサの前にハイドフェルドがいたことも要因か。フェラーリにとってはこれは痛い。

17周目、バトンがピットイン。10番手のクビサの後ろに戻る。4番手のマッサはハイドフェルドの後ろでまだ詰まっており、すぐ後ろにはライコネンが迫ってきている。

19周目、ミハエルがここでピットイン。上位陣ではライコネンだけがまだピットインしていない。ミハエルはアロンソの前でコースに復帰。1位ミハエルと2位アロンソの差は5.4秒となっている。

20周目現在の順位は、1位ミハエル、2位アロンソ、3位マッサ、4位ライコネン、5位トゥルーリ、6位ラルフ、7位フィジケラ、8位クビサ、9位バトン、10位ウェーバー、11位ハイドフェルド、12位デ ラ ロサ、13位ロズベルグ、14位スピード、15位ドーンボス、16位アルバース、17位リウッツィ、18位バリチェロ、19位モンテイロ、20位クルサード、21位佐藤、22位山本となっている。

21周目、クビサが2回目ピットイン。ここで最終のシケイン付近でアルバースの車のリアサスペンションが破損! リア付近が大きく壊れている様子。アルバースは自力で走り続けてピットに向かう。シケインの入り口には部品が落ちている。

22周目、左近がピットイン。23周目にはライコネンもようやくピットイン。これでまだピットに入っていないのは琢磨、スピード、モンテイロの3台のみ。アルバースは先ほどの車の破損でリタイヤしている。

23周目、バリチェロが2回目のピットイン。最後尾の左近の前でコースに復帰している。

上位の順位は、1位ミハエル、5.1秒差でアロンソが2位、続いて3位マッサ、4位トゥルーリ、5位ラルフ シューマッハ、6位フィジケラ、7位バトン、8位ライコネンとなっている。

24周目、琢磨がピットイン。トップのミハエルとアロンソは5秒程度の差を保ちつつ、ほぼ同じタイムで周回を重ねている。琢磨はバリチェロのすぐ後ろ、20番手でコース復帰。

27周目、2番手アロンソがトップのミハエルとの差を0.4秒詰めて、4.5秒差となっている。このあと周回遅れの集団がこのトップ集団を待ち受けている。

28周目、トップを争うミハエルとアロンソが周回遅れの集団に突入。トラブルなく順調に1台ずつ追い越して行く。

30周目、トゥルーリがピットストップ。3ストップ作戦だと思われていたが、ここで長い給油を行い、変則の2ストップ作戦であることが分かる。続いて31周目に同じトヨタのラルフがピットイン。こちらも長めの給油で攻めの変則2ストップ作戦。

33周目、デグナーの2つ目でクビサがコースアウト。なんとかコースに復帰してそのままレースを続ける。順位も変わらず。

33周目、ピットストップが一段落ついた時点での順位を整理すると、1位ミハエル、2位アロンソ、3位マッサ、4位フィジケラ、5位バトン、6位ライコネン、7位トゥルーリ、8位ラルフ、9位ハイドフェルド、10位クビサ、11位ロズベルグ、12位ウェーバー、13位デ ラ ロサ、14位クルサード、15位ドーンボス、16位バリチェロ、17位リウッツィ、18位スピード、19位佐藤、20位モンテイロ、21位山本となっている。14位クルサード以下が周回遅れとなっている。

34周目、ラルフが無線で、前を走るトゥルーリのタイムの方が遅いとチームに文句を言っている。確かにトゥルーリのラップタイムはラルフよりもかなり遅い。ラルフの後ろにはハイドフェルドが迫ってきている。

36周目、アロンソが2回目のピットストップ。その他にも2ストップの車が続々とピットインをし始めている。

37周目、ミハエルもピットイン。左近は先ほど2回目のピットストップをしたばかりだが、すぐにもう一度ピットに入る。給油ができなかったのか。
 

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65362.jpg37周目、ここでミハエルの車から白煙!! ミハエルはそのままリタイア。アロンソは現在トップを走行中!
 
 
ここでミハエルの車から白煙!! ミハエルはそのままリタイア。アロンソは現在トップを走行中! ミハエルはライバルアロンソの目の前でリタイアするという結果に終わった。
 
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38周目、バトンがマッサをかわして2番手に浮上するが、その直後に2回目のピットストップへと向かう。

40周目、ミハエルが消えた今、トップはアロンソ、2番手のマッサとの差は9.5秒ある。ラップタイムはアロンソのほうが1秒近く速いので、その差は徐々に開いている。ここで琢磨が2回目のピットイン。

最終コーナーでウェーバーがコースアウトしてクラッシュ!

42周目、デ ラ ロサが2回目のピットストップ。続いてチームメイトのライコネンもピットイン。5.7秒の短いピットストップを終え、ライコネンは2台のトヨタの前、5番手でコースに復帰!

43周目、バリチェロが3回目のピットイン。

ほとんどの車がスケジュールのピットストップを終えた今、順位は1位アロンソ、2位マッサ、3位フィジケラ、4位バトン、5位ライコネン、6位トゥルーリ、7位ラルフ、8位ハイドフェルドでここまでがポイント圏内。アロンソとマッサの差は10.5秒にまで開いている。

続いて9位クビサ、10位ロズベルグ、11位デ ラ ロサ、12位バリチェロ、13位ドーンボス、14位リウッツィ、15位佐藤、16位スピード、17位モンテイロ、18位山本となっている。バリチェロ以下は周回遅れ。

ウェーバー、ミハエル、クルサード、アルバースはリタイヤしている。

残り9周、以前アロンソが一人1分34秒台前半でトップを快走中。2位以下をどんどん引き離している。

残り6周、接近して順位を争える距離にいるのは、6位争いのトゥルーリとラルフ、8位争いのハイドフェルドとクビサの争いのみ。他の車はかなり間隔を空けてそれぞれ単独走行という状況となっている。

残り5周、チームメイトのハイドフェルドを0.3秒差で追うクビサに、チームから「行っていいぞ」というチームラジオ。クビサがエースのハイドフェルドに詰め寄る。8位争いなので、前でフィニッシュした方が1ポイントを獲得することになる。この2人の前方には周回遅れの琢磨が走っている。

残り3周、左近がスプーンカーブでスピンしてストップ。一瞬黄旗が出るが、すぐにコースに復帰している。

残り2周、トップアロンソと2番手マッサの差は15秒以上にまで広がり、アロンソは1分35秒台までペースを落としてクルージングに入っている。

いよいよファイナルラップ。ミハエルがいない中、アロンソが鈴鹿初優勝に向けて走っている。ハイドフェルドとクビサの8位争いもまだ続いている。アロンソは、最終コーナーを曲がりながらガッツポーズ。

レース終了! アロンソはコントロールラインを超えながら蛇行して勝利をアピール! 2位はマッサ、3位フィジケラ、4位バトン、5位ライコネン、6位トゥルーリ、7位ラルフ、8位ハイドフェルド、9位クビサ、10位ロズベルグ、11位デ ラ ロサ、12位バリチェロ、13位ドーンボス、14位リウッツィ、15位佐藤、16位モンテイロ、17位山本となった。

スピード、ウェーバー、ミハエル、クルサード、アルバースはリタイヤとなっている。

日本勢は4位のバトンが最高で、トヨタの2台が6位と7位で続いている。琢磨はMF1のモンテイロを抑えての完走となっている。
 

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これでドライバーズチャンピオンシップでは、アロンソが再びミハエルを逆転。10ポイント差となり、最終戦ブラジルででミハエルが優勝、アロンソがノーポイントに終わらなければ、アロンソがワールドチャンピオンとなることになる。
 
Grand Prix of 日本 - 8 10 2006 - 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Points

1 F・アロンソ ルノー 1:23:53.413 10
2 F・マッサ フェラーリ + 16.151 8
3 G・フィジケラ ルノー + 23.953 6
4 J・バトン ホンダ + 34.101 5
5 K・ライコネン マクラーレン + 43.596 4
6 J・トゥルーリ トヨタ + 46.717 3
7 R・シューマッハ トヨタ + 48.869 2
8 N・ハイドフェルド BMW + 1:16.095 1
9 R・クビカ BMW + 1:16.932
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
11 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン + 1 laps
12 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
13 R・ドーンボス レッドブル + 1 laps
14 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ + 1 laps
15 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
16 T・モンテイロ スパイカーMF1 + 2 laps
17 山本 左近 スーパー アグリ + 3 laps
Did not finish
18 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ + 4 laps
19 M・ウェーバー ウィリアムズ + 14 laps
20 M・シューマッハ フェラーリ + 17 laps
21 D・クルサード レッドブル + 18 laps
22 C・アルバース スパイカーMF1 + 32 laps

 
2006年FIA F1世界選手権。2週間後にはいよいよ最終戦となるブラジルGPが開催される。
 
 
 
ミハエル シューマッハ
Classification: DNF
Best time: 1:32.792 (lap 32)

僕たちのチームは素晴らしい。スタッフは最高で、僕はフェラーリのみんなが大好きなんだ。彼らの仕事のやり方に僕はいつも本当に満足しているんだよ。今日みたいなことは起こる可能性のあるものだし、それもレースの一部だ。僕たちは勝つときも一緒だし、負けるときも一緒なんだよ。今日は僕たちはベストをつくし、僕はトップを走っていたけれど、エンジンが壊れてしまった。今日のことをものすごく簡単にまとめると、こうなるね。これがF1なんだ。僕たちはカナダ以降に達成したことを誇りに思っていいと思う。25ポイントも差をつけられて、誰もまたチャンピオンシップを戦えるようになるとは思っていなかった。でもできたんだ。これでコンストラクターズ争いで9ポイントリードされたことになるけど、ブラジルではタイトルをとるためにできる限りのことをするつもりだよ。ドライバーズタイトルは、負けたと思う。僕はライバルがリタイヤすることを期待してレースに向かいたくはない。そんなふうにタイトルを勝ち取ることは望んでいないよ。

ジャン トッド

今日は本当にがっかりしているよ。もう少しで、両チャンピオンシップを勝ち取るためにすべてがそろった状態でブラジルに行くことができるところだったんだ。レースの半分は、ミハエルがトップを走っていてフェリペが3位だったんだからね。でも、状況はひっくり返ってしまって我々のポジションは危うくなった。F1でのすべての成功は安定性であるということは分かっているし、今日の我々にはそれがなかった。だからそれが非常に高くついたんだね。ドライバーとチームのみんなはとてもよくやってくれた。ブリヂストンもそうだ。我々は、両方のチャンピオンシップに王手をかけたライバルを祝福しなければいけないね。残りは1レースで、ミハエルの最後のレースでもあるから特に象徴的なものになるだろう。これまで何年もそうしてきたように、我々は全身全霊をかけてできるかぎりいい結果を出せるようにしたい。しかし今日は、とても苦い1日になった。

ロス ブラウン

我々はがっかりしている。本当にがっかりしているよ。とても厳しいレースだったけれど、エンジンに問題が起こって逃げ道が亡くなるまではミハエルが状況をコントロールしていた。レース序盤でパンクして、フェリペがアロンソの前に留まるチャンスがなくなってしまった。その処置のために早めに彼をピットに入れなければならならず、そのため彼の作戦を変えなければならなかったからね。今週末は最も有望な形で始まったけれど、非常に残念な形で終わってしまった。我々が最終的に勝てる可能性はとても少なくなってしまったことは事実だが、まだ1レース残っており、今シーズンを可能な限りいい形で終えるためにもベストをつくすつもりだ。

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HOMENews BlogsF1/2006race | October 8, 2006 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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