日本の観光地?ハワイが全面禁煙となるそうです。日本人にもリピーターが多く、誰もが「1度は行ってみた〜い!」と憧れる、常夏の島ハワイ。そんなハワイで新しい法律が施行されるコトになったのをご存じですか?
「ハワイ州では、非喫煙者の健康を間接喫煙の害から守ることを目的として、州やカウンティが定める公共の場所が全面禁煙となる新禁煙法が2006年11月16日より施行されることになりました」(ハワイ州観光局Webサイトより)
ハワイもほぼ全面禁煙へ、日本人客は困惑 主要産業である観光業界への配慮から喫煙に比較的寛容だった米ハワイ州が、バーなどを含め公共の場所をほぼ全面禁煙にすることを31日までに決めた。世界的な喫煙規制の潮流とはいえ、ハワイに多い愛煙家の日本人旅行者は困惑気味だ。 ハワイ州のリングル知事は10月7日、大幅に喫煙規制を強化する州法に署名、施行は11月16日の予定。レストランやバー、ホテルのロビーなど旅行者が多く集まる場所も禁煙となり、違反者には50ドル(約5800円)以下の罰金が科される。ホテルの喫煙室ではたばこを吸えるが、喫煙室の割合は全客室の20%までに制限された。 飲食店業界などからは顧客が減ることへの懸念の声が出たが、知事署名前の州議会では「非喫煙者の健康を優先すべきだ」として圧倒的多数で法案が可決された。 一部の旅行者は、ハワイ州観光局などを通じ既に新規制を知っており、ワイキキではレストランで喫煙が可能かどうかを気にする日本人旅行者も。50代の男性は「ハワイとはいえ米国だから仕方ないが、少し(禁煙が)つらくなりそう」と話していた。 タバコを吸わない人にとっては、そりゃ〜いいコトだ。でも、愛煙家の人々にとっては、ある種の死活問題。禁煙となる公共の場所は、「(A)レストラン、バー、ナイトクラブ、(B)ショッピングセンター、(C)空港、公共交通機関(バス・タクシー等)、(D)ホテルのロビーや通路、(E)スポーツ・アリーナ、屋外アリーナ、スタジアム、円形競技場等の座席部分、(F)チャイルド・ケアや介護施設に使用している個人の住居」(同)というから、ほぼ全エリアと言っても過言ではありません。 しかも、煙の流入を防ぐため、上記の場所の出入り口より20フィート(約6メートル)圏内も禁煙地区になるというから、愛煙家は喫煙スペースが狭まるとともに、肩身も狭くなること間違いナシ。そりゃ、確かにタバコが体にいいとは言えないかもしれませんが、なんとしてもタバコを吸いたい!という人は、どうしたらいいんでしょう? 「喫煙が許可される場所は、個人の住居、ホテルやモーテルなどの宿泊施設の喫煙室(客室数全体の20%までを喫煙室とすることが可能)、民間もしくは半官半民の老人ホームや長期ケアホーム(施設)等となります」(同) ちなみに、この新禁煙法に違反した人には、個人レベルで最大50ドル(約5900円)、企業レベルでは最大500ドル(約59000円)の罰金が課せられるんだそう。ついうっかり・・・というコトがないよう、ホテルなどの宿泊先では「喫煙ルーム希望」の旨をしっかり申し出たほうが良さそうです。 ところで、東京都のタバコに関する決まりごとを調べてみたところ、千代田区、品川区、杉並区、板橋区、文京区、葛飾区、府中市、小金井市、武蔵村山市などの自治体がそれぞれ条例を設けているよう。罰則は設けられている場合とない場合があるものの、愛煙家としてのマナーは、どこにいても、しっかり守りましょうね! ■ ハワイ州観光局:2006.8.30 ハワイを訪れるお客様へ[新禁煙法施行のお知らせ]