公式予選第1ピリオド:BS装着の6台がノックアウト!
ピットレーンのシグナルがグリーンになると同時に、多くが一気にコースへとなだれ込む。ほとんどのクルマがスタンダードウェット(インターミディエイト)タイヤを装着してチェック走行へと向かっている。コースに出ているドライバーは、マクラーレンのキミ ライコネン、ペドロ デ ラ ロサ、トヨタのラルフ シューマッハ、ヤルノ トゥルーリ、ウィリアムズのマーク ウェーバー、ニコ ロズベルグ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトン、レッドブルのデビッド クルサード、ロバート ドーンボス、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、スパイカーMF1レーシングのティエゴ モンテイロ、クリスチャン アルバース、トロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィ、スコット スピード、スーパー アグリの佐藤 琢磨、山本 左近が出ている。トップ2チームがすぐに出ない形となったが、ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラはしばらくしてピットアウト。
開始2分、ライコネンから計測ラップへと入っていく。フェラーリ勢のみがガレージを離れない。
開始3分、まずはライコネンが1分46秒048でターゲットタイムを記録する。トラックは完全にフルウェットコンディションとなっており、今後エクストリームウェットタイヤに変更するチームも出てくるだろう。
開始5分、フィジケラとアロンソが立て続けにトップタイムを更新し、アロンソは1分44秒128を記録している。それを見てフェラーリのガレージからミハエル シューマッハがエクストリームウェットタイヤでピットアウト。スピンを喫したスーパー アグリの山本はタイムを計測せずにピットに戻っている。
開始7分、ホンダのバリチェロもターン11でスピンを喫している。ウィリアムズのウェーバーはターン14でスピン、ライコネンもワイドに走行している。フェラーリはフェリペ マッサもコースイン。開始8分の時点では佐藤以外のすべてのドライバーがコース上にいる。
開始9分、ミハエル シューマッハが1分47秒716で最初のタイムを記録し、現在12番手。チームメイトのマッサは1分47秒917で13番手となっている。山本以外のドライバーがタイムを計測した残り5分の段階で、ノックアウトゾーンにいるドライバーはアルバース、佐藤、トゥルーリ、モンテイロ、ラルフ シューマッハ、山本となっている。
残り4分、トゥルーリとラルフ シューマッハのトヨタ勢がタイムを更新するも、ともにノックアウトゾーンを脱出することができない。ミハエル シューマッハは1分47秒366でタイムを更新するも現在13位。スパイカーMF1のモンテイロがコースアウトしている。ルノーの2台は現在1−2体制で、余裕でピットに戻っている。
残り3分09秒、ここで赤旗!モンテイロのストップが原因と思われる。現時点でのオーダーは、1位アロンソ、2位フィジケラ、3位デ ラ ロサ、4位ライコネン、5位リウッツィ、6位バトン、7位クルサード、8位クビサ、9位スピード、10位ハイドフェルド、11位ドーンボス、12位バリチェロ、13位マッサ、14位ミハエル シューマッハ、15位ロズベルグ、16位ウェーバーとなっている。ノックアウトゾーンとなってしまっているのは、17位ラルフ シューマッハ、18位トゥルーリ、19位アルバース、20位モンテイロ、21位佐藤、22位山本となっている。明らかに現在のコンディションではミシュラン勢が優勢となっている。
セッションは午後2時16分再開予定となっている。
セッションリスタートへ向けてトヨタのトゥルーリがピットレーン出口に並んでいる。そこへロズベルグ、ラルフ シューマッハも続く。トヨタ勢はスタンダードウェットを装着しているようだ。
午後2時16分、残り3分09秒でセッション再開!トップ5のアロンソ、フィジケラ、デ ラ ロサ、ライコネン、リウッツィ、そしてトラブルでストップしたモンテイロ以外はコースへ。フェラーリのミハエル シューマッハはブリヂストンエクストリームウェットを装着。
残り55秒、ロズベルグが第1ターンでオーバーラン。
ここでチェッカーフラッグ。トラフィックやコンディション悪化によってタイムを伸ばせたドライバーはいないようだ。マーク ウェーバーがスピンアウトしているが、コースに戻っている。
中国GP公式予選第1ピリオドの結果は、1位フェルナンド アロンソ、2位ジャンカルロ フィジケラ、3位ペドロ デ ラ ロサ、4位キミ ライコネン、5位ヴィタントニオ リウッツィ、6位ジェンソン バトン、7位デビッド クルサード、8位ロベルト クビサ、9位スコット スピード、10位ニック ハイドフェルド、11位ロバート ドーンボス、12位ルーベンス バリチェロ、13位フェリペ マッサ、14位ミハエル シューマッハ、15位ニコ ロズベルグ、16位マーク ウェーバーとなっている。
第1ピリオドでノックアウトとなったのは17位ラルフ シューマッハ、18位ヤルノ トゥルーリ、19位クリスチャン アルバース、20位ティエゴ モンテイロ、21位佐藤 琢磨、22位山本 左近となっている。
公式予選第2ピリオドはまもなく開始される。
公式予選第2ピリオド:フェラーリ苦戦!マッサが脱落!!
2006年F1第16戦中国GPは公式予選第2ピリオドのときを迎えた。セッション開始時の気温は22℃、路面温度22℃、湿度90%、相変わらず雨は降り続き、コンディションはどんどん悪化していく。
現地時間午後2時27分、15分間の第2ピリオドが開始された。レッドブルのデビッド クルサード、トロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィ、レッドブルのロバート ドーンボス、ウィリアムズのニコ ロズベルグがすぐさまコースイン。トロ ロッソのスコット スピード、ウィリアムズのマーク ウェーバー、ホンダのジェンソン バトンも続く。フェラーリのフェリペ マッサはエクストリームウェットでガレージを離れる。ミハエル シューマッハもコースイン。さらにはマクラーレンのペドロ デ ラ ロサ、ホンダのルーベンス バリチェロ、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、ロベルト クビサもコースイン。ルノーの2台、マクラーレンのキミ ライコネンだけがまだガレージに留まっている。
開始2分、リウッツィがS字でスピンアウトしているが、コースに復帰している。
開始3分、クルサードが1分50秒428でターゲットタイムを記録する。トロ ロッソはスピードもコースオフしてピットレーン入口のガードレールにヒットしているが、ピットに戻っている。トロ ロッソの2台はスタンダードウェットを装着していた。ウェーバーが1分50秒060でトップタイムを更新。
開始4分、バトンが1分47秒244でトップタイムを記録するが、フェラーリのミハエル シューマッハが1分46秒999、マッサが1分46秒882で次々とタイムを更新する。マクラーレンのデ ラ ロサが1分46秒783でトップへ。ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラがピットアウト。
開始6分、バトンが1分45秒952でトップタイムを更新。マクラーレンのライコネンがコースイン。ルノー勢はバトンと同じスタンダードウェットを装着しているが、アロンソは気持ちが空回りして計測ラップのターン1でオーバーラン。その直後にチームメイトのフィジケラもターン1でスピンアウト!グラベルまで飛び出してしまうが、コースに復帰している。雨足は強くなり、さらにコンディションは悪化傾向へ。そんな中、バトンが1分45秒184でタイムを更新。
残り6分、アロンソが1分49秒053で10番手へ。残り5分、ノックアウトゾーンにいるのはアロンソ、ロズベルグ、ドーンボス、フィジケラ、ライコネン、スピードとなっている。ミシュラン勢はスタンダードウェット、ブリヂストン勢はエクストリームウェットでの走行となっている。
残り4分23秒、アロンソが1分44秒123で一気にトップへ!これでウェーバーがノックアウト圏内へ。ライコネンも1分46秒033を記録し、リウッツィがノックアウトゾーンへ落ちている。バリチェロがターン1の内側の縁石に乗ってスピンアウト!しかし、クルマは動いてコースへ戻る。フィジケラが1分44秒842で2番手へ、クビサがノックアウトゾーンへ落ちてきている。トロ ロッソのスピードが1分46秒620で9番手浮上、これでハイドフェルドがノックアウトゾーンへ。現在、ミハエル シューマッハは10番手となっており、クルマを調整して残り2分10秒でコースへ。
残り1分52秒、ドーンボスが1分45秒747で7番手へ、これでミハエル シューマッハがノックアウトゾーンへ!リウッツィ、ハイドフェルド、クビサもタイムアップしていく。残り1分、ノックアウトゾーンはマッサ、スピード、ミハエル シューマッハ、ウェーバー、クビサ、ロズベルグとなっている。クルサード以外のクルマはすべてコースに出ている。
ここでチェッカーフラッグ。スピードがタイムを更新して9番手へ、チームメイトのリウッツィが脱落圏内へと落ちてきた。ミハエル シューマッハが1分45秒660で8番手へ浮上して、なんとか最終セッション進出へ!クビサが1分45秒576で7番手へ。
公式予選第2ピリオドの結果は、1位フェルナンド アロンソ、2位ジャンカルロ フィジケラ、3位ジェンソン バトン、4位ニック ハイドフェルド、5位ペドロ デ ラ ロサ、6位ルーベンス バリチェロ、7位ロベルト クビサ、8位キミ ライコネン、9位ミハエル シューマッハ、10位ロバート ドーンボスとなっている。
第2ピリオドでノックアウトとなったのは、11位スコット スピード、12位デビッド クルサード、13位フェリペ マッサ、14位ヴィタントニオ リウッツィ、15位マーク ウェーバー、16位ニコ ロズベルグとなっている。
公式予選最終ピリオドはまもなく開始される。
公式予選最終ピリオド:決戦へ、ルノーが最前列独占!!
2006年FIA F1世界選手権第16戦、上海インターナショナルサーキットで行なわれている中国GPはポールポジションを決める公式予選最終ピリオドのときを迎えた。セッション開始直前の気温は22℃、路面温度22℃、湿度90%、ここへきて雨が止んだようだが、コースはウェットコンディションとなっている。
ピットレーン出口にはジャンカルロ フィジケラを先頭に、ニック ハイドフェルド、フェルナンド アロンソ、キミ ライコネンが整列している。
現地時間午後2時50分、15分間のセッションが開始された。このショットアウトセッションに参加するのはルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、マクラーレンのキミ ライコネン、ペドロ デ ラ ロサ、フェラーリのミハエル シューマッハ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトン、レッドブルのロバート ドーンボス、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、ロベルト クビサとなっている。
例のごとく、すべてのドライバーはバーンアウトランを進めていく。
開始3分、ルノーのフィジケラがピットへ向かう。フィジケラは新品のスタンダードウェットを装着してコースへと戻る。
開始5分、ライコネンの右バックミラーが離脱して、S字セクションの真ん中に落ちている。どうやらそれをバトンが踏んでしまったようで、無線でチームに報告している。
残り8分でのオーダーは、1位アロンソ、2位ハイドフェルド、3位ライコネン、4位デ ラ ロサ、5位ミハエル シューマッハ、6位バトン、7位クビサ、8位バリチェロ、9位ドーンボス、10位フィジケラとなっている。
残り7分でマクラーレンの2台がピットへ。フィジケラもライコネンのミラーを踏んでしまっている。BMWザウバーのクビサもピットへ。
残り5分50秒でハイドフェルドがピットへ。ホンダのバリチェロ、バトン、フェラーリのミハエル シューマッハ、レッドブルのドーンボスも続く。ライコネンのミラーをフロントウィングに当てたバトンは念のためノーズ交換を行なう。
残り4分08秒、ルノーのアロンソがピットへ。チームメイトのフィジケラも続く。残り3分でのオーダーは、アロンソが1分45秒348でトップ、2位ライコネン、3位フィジケラ、4位ハイドフェルド、5位デ ラ ロサ、6位クビサ、7位バリチェロ、8位ミハエル シューマッハ、9位バトン、10位ドーンボスとなっている。
残り1分38秒、デ ラ ロサが2番手へ浮上すると、すぐにバリチェロがそのタイムを塗り替えて2位を奪取。ライコネンがタイムを更新して3番手へ。残り50秒、デ ラ ロサがスピンしているがコースへ復帰。
残り09秒、アロンソが1分44秒360でトップタイムを更新、ポールポジションへ近づく。
ここでチェッカーフラッグ。ミハエル シューマッハは最後に意地のアタックで1分45秒775を記録して5番手へ。しかし、フィジケラが1分44秒992で2番手を獲得してミハエル シューマッハは6番手へ後退。ホンダのバリチェロとバトンが1分45秒503で仲良く同タイムを記録している。
2006年中国GP公式予選最終ピリオドでは、チャンピオンシップを2ポイントリードするフェルナンド アロンソがポールポジションを獲得、チームメイトのジャンカルロ フィジケラのしっかりとしたサポートでルノーがフロントローを独占した。セカンドローには同タイムを記録したホンダの2台、ルーベンス バリチェロとジェンソン バトンがそれぞれ3番手、4番手となり、マクラーレンのキミ ライコネンが5番手、8度目のタイトルへ後がないミハエル シューマッハは3列目6番手、以下は7位ペドロ デ ラ ロサ、8位ニック ハイドフェルド、9位ロベルト クビサ、10位ロバート ドーンボスとなっている。
Grand Prix of 中国 - 1 10 2006 - 公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・アロンソ ルノー 1:44.360
2 G・フィジケラ ルノー 1:44.992
3 R・バリチェロ ホンダ 1:45.503
4 J・バトン ホンダ 1:45.503
5 K・ライコネン マクラーレン 1:45.754
6 M・シューマッハ フェラーリ 1:45.775
7 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン 1:45.877
8 N・ハイドフェルド BMW 1:46.053
9 R・クビカ BMW 1:46.632
10 R・ドーンボス レッドブル 1:48.021
11 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ 1:45.851
12 D・クルサード レッドブル 1:45.968
13 F・マッサ フェラーリ 1:45.970
14 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ 1:46.172
15 M・ウェーバー ウィリアムズ 1:46.413
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:47.419
17 R・シューマッハ トヨタ 1:48.894
18 J・トゥルーリ トヨタ 1:49.098
19 C・アルバース スパイカーMF1 1:49.542
20 T・モンテイロ スパイカーMF1 1:49.903
21 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:50.326
22 山本 左近 スーパー アグリ 1:55.560
2006年中国GP決勝レースは明日の現地時間午後2時、日本時間午後3時にフォーメーションラップスタートとなる。
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