HPはゲーマー向けPCの部門を設立し、VoodooPCブランドの製品を提供する。米Hewlett-Packard(HP)は9月28日、ゲーマー向けPCを専門とする米VoodooPCを買収することで合意したと発表した。買収額は公表していない。
この取引が完了次第、HPはゲームにフォーカスしたPC部門を設ける。VoodooPCのオーナーの1人、ラウル・スード氏がこの部門の技術責任者となり、もう1人のオーナーのラビ・スード氏が戦略担当責任者となる。同部門のジェネラルマネジャーは、HPのパーソナルシステムズ部門CTO(最高技術責任者)のフィル・マッキニー氏が兼任する。VoodooPCの現行の流通モデルとブランドは継続される。 HPは発表文で、同社はゲーム市場の3つのセグメントのうち2つ(ゲーム開発およびオンラインゲームサービス向けワークステーションソリューション)で市場リーダーであり、VoodooPC買収によって残るカスタマーセグメントのリーダーになるためのノウハウを手に入れると述べている。 買収完了は当局など各種の承認を経て、今年11月に予定されている。今年5月にはHPと競合するDellが、ゲームやマルチメディアコンテンツ向けの高性能PCを手掛けるAlienwareを買収している。 ■ Dell、高性能PCメーカーのAlienwareを買収