日産自動車が、やっと評判の悪かった従来のカーナビを刷新してより高速/大容量のハードディスク装置(HDD)を採用した新型カーナビゲーション・システムを今秋より提供開始すると発表した。これに併せ、携帯電話を利用したカーナビ向け情報サービス「カーウイングス」で、RSSリーダーや沿線情報の自動ガイダンスといった次世代サービスを始めるそうです。
いままで日産者に搭載されていたカーナビは、1時代前の機種と言われるほどに画面の情報量や精細が劣っていました。苦肉の策としてメーカーがカーナビのレスオプションをわざわざ用意して、カーナビ分の費用を下げr、販売店が他カーナビを取り付けて販売するなんて苦労もしていました。 今回発表された新型ナビゲーション・システムは、HDD容量は30Gバイトで、最大3000曲の楽曲を収録できる。また「明るい曲」「いやされる曲」など気分に応じて自動選曲を行うミュージックボックスを搭載するとされていますので、同等の機能のあるパイオニア製カーナビのOEMになるのでしょうか? HDDの書き込み速度を向上しており、最短約20分で地図データの更新が可能という。従来の約4倍の解像度を持つWVGA液晶モニターを採用し、3次元映像による交差点案内機能も備える。 カーウィングスの次世代サービスでは、インターネットからRSSフィードを取得し、車内利用に適したインタフェースに自動変換するようですが、元々RSSフィードはXMLなので、文章の読み上げアプリかも容易になるとされていましたので、これをカーナビで実現したことになります。 RSSフィードのタイトルとコンテンツを音声で読み上げるため、運転中でもWebサイトの情報を安全に取得できるそうです。データの取得は、日産と提携しているドコモの携帯電話などを使い、Bluetooth ハンズフリーヘッドセットなどでパケット通信することになるのでしょう。 当初はヤフーの「Yahoo!新着情報」、インクリメントPの「MapFanクチコミ情報」などのフィードを受信する。対応サイトは順次拡大する予定だそうで、要するに新聞を読むように、カーナビがニュースや天気予報を読み上げてくれるんですね・・・ほう!これは通勤に車を利用する方にはいいかもしれませんね。 これに加え、走行経路をもとにした沿線情報の自動ガイダンスを行う。エンジンスタート時に、案内する情報の内容、順番、時間などを記載した電子番組表をダウンロードし、運転中、沿線にある店舗の情報や天気、イベント、ニュースなどを適時表示する。 カーウイングスの情報センターが、顧客の車両から受信した情報をもとに関連情報を収集、加工、配信する仕組みで「クルマ版Web 2.0」としていますが、この程度では2.0と呼べないでしょう。 新型ナビゲーション・システムは、今秋発売の新型スカイラインに採用する予定。発売と同時にカーウイングスの次世代サービスも開始する。 ■ パイオニア カーナビ