「小悪魔かわいいマッキー」こと西山茉希さんが映画初出演にして初主演を務める。5人組バンド「GOING UNDER GROUND」のヒット曲をイメージして人気作家・中村航さんが執筆した短編小説が原作の「ハミングライフ」(窪田崇監督)。“ポスト蛯原友里”ともいわれる西山茉希さんは、ミュージカル俳優・井上芳雄(27)とともにダブル主演となる。公開は12月の予定だが、10月21日から始まる東京国際映画祭で特別上映される。
西山茉希さんは女性ファッション誌「CanCam」の専属モデル。168センチ、48キロ、キュートな顔立ちで“ポスト・エビちゃん”第1候補といわれ、若い女性から人気急上昇中。今年6月からはフジ系格闘技番組「SRS」のキャスターも担当。藤原紀香や長谷川京子が務めてブレークした道を歩み始めている。 「GOING−」が5月に発売したシングル収録曲「ハミングライフ」は、J−WAVEの春のキャンペーンソングとして大量オンエアされ、人気を呼んだ。同曲を聴いて感動したのが2年連続芥川賞候補にもなった人気作家・中村さん。「GOING−」のドラム・河野丈洋(27)と知り合った縁もあり、都会に住む切なさと希望を歌った歌詞をイメージし、小説を執筆。同小説を原作に、今回映画化が決定した。 西山茉希さんとダブル主演するのが、舞台「ミー&マイガール」「モーツァルト!」などに出演する井上。こちらもミュージカル界の若きカリスマとして、圧倒的な存在感を誇っている。 東京に住む見知らぬ男女が公園の木を介して手紙のやり取りをするようになり、顔を合わせぬまま特別な存在になっていくというラブストーリー。デザイナーを目指すヒロインを西山、相手役を井上が演じる。共演は4年ぶりの映画出演となる女優・佐伯日菜子(29)、歌手の辛島美登里(45)ら。 撮影は8月下旬からスタートしており、10月初旬に完成の予定。第19回東京国際映画祭で特別上映される。演技初挑戦の西山は「初めての主役ということで、緊張の中、精いっぱいやりました。これを機に映画・ドラマにどんどん挑戦したい」。井上は「何もかも新鮮で楽しかった。出来上がりがとても楽しみ!」。2人とも映画初出演のコンビだが、製作サイドでは「将来性と新鮮さが魅力」と期待している。 自らのフィールドではカリスマ的人気を誇る若い2人の主演映画だけに注目されそうだ。