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October 25, 2008 space
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エリスリトールが歯垢を分解!甘味料なのにカロリーゼロ

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歯垢またはプラークとは、歯の表面に付着する白く柔らかい沈着物で、いわゆる細菌の 固まりです。栄養にしている細菌とその代謝産物から ... 歯石は、歯の表面に長期間付着 していた歯垢が、唾液中のカルシウムを吸着することによって石灰化したものですが、これを除去するには歯医者でクリーニングしてもらうか、家庭では電動超音波歯ブラシで徐々に分解するしか方法がありませんでした。
 

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 歯垢が石灰化してしまうと、「石」という字の通り硬くなり、歯ブラシだけでは取り切れなくなる。更に、表面がザラザラしているので、その上にもまたプラークがつきやすくなり、炎症がヒドくなる。しかし、最近の研究でエリスリトールと言う自然界に存在した甘味料に歯垢を分解する能力があることが判ってきたのです。
 

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 花王:唾液の浄化作用に着目した新しいオーラルケア素材を発見
 
 花王株式会社は、口中の不快感(ネバツキ、口臭など)の原因となる口内細菌の繁殖に対する唾液の作用と唾液中の関与成分を解明いたしました。さらに、この知見に基づき、唾液の浄化作用の一つである細菌の集合体を分散しやすくする作用と類似作用を持つ物質を探索し、糖アルコールであるエリスリトールが優れた素材であることを発見いたしました。
 
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 エリスリトールは非う蝕*性の糖アルコールであることから、新しいオーラルヘルスケア素材として期待できます。
 
 快適でサラサラなお口を実現するために、花王は「エリスリトール」という糖アルコールに着目しました。これまでの唾液研究などから、このエリスリトールが、むし歯・歯肉炎・口臭の原因となる細菌の集合体(歯垢や舌苔など)に素早く浸透し、その結びつきを弱め、分散しやすくすることを発見。「清浄剤」として、ハミガキや洗口液に初めて配合したのです。
 
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 ■研究成果
 
 1.口中の不快感の原因は、唾液分泌量の減少が関与
 
 口中の不快感と口内環境との関連性を調べるため、歯や歯ぐき、舌などの衛生状態観察(20〜50歳代男女181名)、唾液*や口内細菌などの口内環境についての生化学的な検査を実施しました。その結果、ネバツキ成分や口臭成分は年齢に比例して増加し、その増加には唾液分泌量の減少が関与していることが示唆されました。
 
 
 唾液には、消化作用、むし歯を防ぐ再石灰化作用など人間が本来持っている口や体の健康に関わるさまざまな作用が知られています。また、唾液には口腔内に生息している細菌を洗い流したりする消化作用や殺菌作用があり、口内環境を清浄で健康に整える働きをしています。しかしながら、唾液の浄化、殺菌作用が低下すると、歯や舌などの口腔組織で細菌が繁殖し、むし歯や歯周病、口臭の原因となる歯垢や舌苔などの細菌の集合体(バイオフィルム)が形成してしまいます。つまり、口中のネバツキ感、口臭などの口中の不快感は、唾液の浄化作用の低下に伴う口内環境の悪化サインと考えられます。
 
 
 2.唾液成分の低分子リン酸化蛋白質(スタセリンなど)が浄化作用に関与
 
 唾液の浄化作用が口内環境を清浄に保つキーであると考え、唾液の口内細菌に対する作用、また浄化作用に関与する唾液成分の解析を行いました。その結果、唾液中の低分子リン酸化蛋白質(スタセリンなど)が、歯の表面に細菌が付着するのを抑制したり、細菌同士が結合凝集した細菌の集合体を分散させやすくしたりする唾液の浄化作用に関与していることを見出しました。
 
 
 3.唾液の浄化作用の一つである細菌の集合体を分散しやすくする作用と類似する作用がエリスリトールにあることを発見
 
 20種類以上の口腔適用可能な素材の中からスクリーニングを繰り返した結果、糖アルコールであるエリスリトールに唾液の浄化作用の一つである細菌の集合体を分散させやすくする作用があることを発見いたしました。
 
 また、エリスリトールは、ヒト使用試験*においてむし歯・歯肉炎・口臭の原因となる歯垢に対しても分散させやすくする作用があり、歯垢を分散させやすくする効果は、同一濃度のキシリトールやソルビトールと比べて高いことがわかりました。
 
 この結果から、エリスリトールは歯垢などのバイオフィルムに浸透しやすく、浸透したエリスリトールが歯垢などのバイオフィルムの構造強度に何らかの変化を与え、分散しやすくなったのではないかと考えています。

 


 
 このエリスリトールは、ヘルシアウォーターには大量に摂るとお腹がゆるくなるエリスリトールという甘みの成分が、非常に僅かですが含まれています。
 
 
 エリスリトールは天然の食品です。
 
◎ 糖アルコールに分類される甘味料で、果実やキノコの他、ワイン・清酒・醤油・味噌などの発酵食品に含まれている天然の糖質であり、十分な食経験が積み重ねられた食品です
◎ ぶどう糖を原料として酵母を用いた発酵により生産される『ぶどう糖発酵甘味料』です
◎ 厚生省のエネルギ-評価法によりエネルギ-値が0kcal/g と認められている、唯一の糖質です
◎ 優れた生理学的特長を持つ『健康志向の食品素材(砂糖代替甘味料) 』です
◎ エリスリトールは糖アルコールの一種で、白ブドウ果実やキノコの他、ワイン・清酒・醤油・味噌などの発酵食品に含まれている天然の糖質です。
◎ ぶどう糖を原料として酵母を用いた発酵により生産される『ぶどう糖発酵甘味料』です。
◎ 厚生省のエネルギ-評価法(平成3年衛生第71号)によりエネルギ-値が0kcal/g と認められています。
◎ 虫歯の原因にならない、糖代謝に影響を与えない、緩下作用が小さい等の優れた生理学的特長を持つ『健康志向の食品素材(砂糖代替甘味料) 』です
 
 [特 長]

 特長 1: さわやかな甘味

 甘みの強さは、砂糖の約75%です。
 すっきりした後味が特長で、清涼飲料、お菓子、卓上甘味料など幅広くお使いいただけます。

 特長 2: 虫歯の原因になる酸を作らない

 虫歯の原因は、歯垢中の虫歯菌が、砂糖等から酸を作り出すためだと考えられています。
エリスリトールは、この酸を作らない事が確かめられています。
詳しい情報は、トゥースフレンドリー協会のホームページをご覧下さい。
 
 特長 3: 糖代謝に影響を与えない

 血糖値を上昇させないので、糖尿病患者の方にも安心してお使いいただけます。
 
 特長 4: 緩下作用が弱い(=下痢を起こしにくい)

 糖アルコールを多量摂取すると、一時的におなかが緩くなる事が知られています。
(この現象は、専門的には『緩下作用』と呼ばれています)
糖アルコールの種類によって、緩下作用を引き起こす摂取量に差がある事が科学的に確かめられています。この結果によると、エリスリトールは最も緩下作用を起こしにくい糖アルコールの一つである事が示されました。


・カロリーゼロ
・非う触性
・血糖値,インスリン濃度を上げない
・味質を改善する(高甘味度甘味料との組み合わせ相性が良い)
・甘味度は砂糖の約75%
・大きな冷涼感が得られる
・吸湿性が低く取り扱いが容易
・緩下作用が小さい
 
 
 さて、このエリスリトールを使った製品が、花王から発売されました。「ピュオーラ」を試してみましょうか、これで歯垢またはプラークが除去され健康的な毎日を送れることを願っています。
 
花王:「ピュオーラ」を試してみましょう!

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