コブクロが過去に発表した「風」など3曲を原作にしたオムニバスドラマ「一生忘れない物語」(テレビ朝日系、30日深夜零時半)が制作されることが13日、分かった。同一アーティストの複数楽曲を原作にしたオムニバスドラマは史上初めて。主演も菅野美穂(29)、成海璃子(14)、原沙知絵(28)とコブクロファンを自認する女優が競演するだけに、話題を呼びそうだ。
コブクロの名曲たちがドラマになって甦る。 きっかけは、共同テレビの小椋久雄プロデューサーが、5月6日に東京・日本武道館で行われたコブクロのライブを訪れたこと。「彼らの歌はメロディー、歌詞、歌声から自然に映像が浮かんでくる」とすぐにドラマ化を企画、快諾を得た。 選ばれたのは、初期のロングヒット曲「風」のほか、NTT西日本DENPOのCMソング「Million Film」、結婚式の定番ソング「永遠にともに」の3曲。それぞれの楽曲の歌詞や世界観を原作に、3人の脚本家がオリジナルストーリーを書き下ろした。 また、ラジオを通じてファンから募集した「コブクロの曲にまつわるエピソード」も参考に、ストーリーは作られた。 主演する女優陣も豪華な顔ぶれ 「風」が原作の、今は亡き彼氏が風になって現れるファンタジー物語の「そこにいた風」には菅野、片想いの気持ちを甘酸っぱく描いた「Million―」に成海、そして、バツイチの女性が喪失感の中で本当に大切なものに気づく「永遠に―」には原。いずれもコブクロの大ファンで、出演依頼を即、快諾した。 偶然にも「風」が大好きという菅野は、「ドラマに出演させていただき光栄です。『風』を何回もリピートして聴きながら撮影に臨みました」と感激。初主演ドラマ「瑠璃の島」の主題歌がコブクロの「ここにしか咲かない花」だった縁で、何度もライブに足を運んでいる成海は、「10年後にコブクロさんの曲を聴いて、ジーンとできるような素敵な10代を送れるように頑張ります」。 これから撮影に臨む原は「コブクロさんの作る曲は温かくて切ない、人の心に深く染み込んでいく曲。そんな素敵な世界の中に参加させていただいてうれしいです」と喜びを爆発させている。 コブクロの2人も「ドラマがどんな風な仕上がりになっているのか楽しみにしています」と、オンエアを心待ちにしている。 ■ コブクロ シングルベストアルバム デビューから軌跡を辿る完全網羅 ■コブクロ