手筒花火など約800発の花火が打ち上げられる「炎の祭典」が9日、愛知県豊橋市今橋町の豊橋球場で開かれ、約1万8000人が夜空に舞う炎に酔いしれた。
1558年以来およそ450年の伝統を誇る手筒花火を中心に、市内神社の氏子の方々による三河花火「綱火」「ヨウカン」「大風車」「大筒」「乱玉」の競演のほか、東三河の伝統芸能、和太鼓演奏など「炎の舞」が初秋の夜のステージで繰り広げられます。 愛知県豊橋市は手筒花火発祥の地です。 五穀豊穣、無病息災、家運隆盛、武運長久を祈り受け継がれた手筒花火は奉納者自らがその製造から放揚までの全行程を手作りで行う数ある花火の中でも特異な東三河の伝承文化です。 手筒花火は、火薬を詰めた竹筒を人が抱え持ちながら20メートルほどの火花を噴き上げる花火で、東三河地方が発祥とされる。同市内の愛好家や神社の氏子ら約1000人が、竹筒を抱え火の粉を体に浴びながら、花火を披露した。 祭典では、風車の木枠に4本の手筒花火を固定した「大風車」も披露され、直径約20メートルもある炎が勇壮に弧を描いた。 炎の祭典〜ええじゃないか豊橋!手筒花火 http://www.toyohashi-cci.or.jp/kanko/honoo/top.html