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September 2, 2006 space
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IE7はセキュリティ機能向上、しかしWebサイトの互換性に注意

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マイクロフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」で、Internet Explorer 7(IE7)の「新機能の概要」と、Webサイト構築の際に問題となりうる変更点について触れた。
 

ie7.jpg

 

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 新機能としては、デザインに関するものは「インスタント検索ボックス」「タブブラウズ機能」「お気に入りセンター」「フィードの追加」「高度な印刷機能」「ページズーム機能」がある。
 
 
 動的なセキュリティとプライバシーの保護機能として、「フィッシング詐欺検出機能」「セキュリティ ステータスバー」「証明書の表示」「国際化ドメイン名(IDN)サポート」「ActiveXの扱い」「Windows Vista上で利用した際の保護モード/保護者による制限」などが紹介された。
 
 
 セキュリティ面での機能強化などが行われているため、サイトの作り方によっては、IE6まででは問題なく閲覧できていたのに、IE7では期待通りに表示されない、といった問題が発生する可能性がある。
 
 
 新たに導入されるフィッシング詐欺検出機能では、誤判定によってフィッシング・サイトだと見なされてしまう可能性がある。疑わしいサイトと判定される場合には、ユーザーには警告が表示されるもののサイトの内容自体の表示は可能になるが、フィッシング・サイトだと判断されてしまった場合にはデータベース(いわゆるブラックリスト)に登録されてしまい、内容表示もブロックされてしまう。こうした事態に遭遇した場合にサイト管理者としてどう対応し、サイト構成のどこを見直すべきかについても説明があった。
 
 
 IE7での大きな変更点として、IE6までが実行時に「管理者権限」で動作していた点を改め、最低レベルの権限設定で動作するようになったことがあげられる。
 
 
 この「保護モード」に関する設定は、IE7で行う設定とWindows Vistaの設定とがある点が少々煩雑だ。Windows Vista上でIE7を利用している場合には、IE7の設定変更だけで保護モードを完全に解除することはできず、Windows Vistaの設定変更も合わせて行わなくてはならない。
 
 
 IE7で保護モードを試用しない設定にすると、「最低レベルの権限設定で動作する」ことはなくなるが、Windows Vistaの保護モードが有効だった場合は、管理者権限ではなく、ユーザー権限で起動することになる。このため、IE7の設定を変更しただけでは実行できない機能/動作が残ることになる。あらかじめ全体のアーキテクチャを理解していないとわかりにくい部分で、知らなければ問題解決に手間取ることになるだろう。
 
 
 ■IE7が「Windows Internet Explorer 7」に名称変更
 

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