ボクシング界のホープとして知られる「亀田3兄弟」の二男、“浪速の弁慶”亀田大毅(協栄)は8月20日に横浜文化体育館で行われた8回戦でウィド・パエス(インドネシア)に1回1分45秒でKO勝ちした。亀田大毅の戦績はこれで5戦5勝(4KO)となった。続く第6戦が9/27(水)後楽園ホールで行われる。
亀田大毅6戦目は世界21位のメキシコ人ボクサー から引用 プロ5連勝中の亀田3兄弟の二男、亀田大毅(17)=協栄=の6戦目の対戦相手が2日、発表された。WBC世界スーパーフライ級21位のバレリオ・サンチェス(メキシコ)で、戦歴は33戦17勝(12KO)14敗2分。 サンチェス「大毅は経験不足」 WBA東京総会記念試合 亀田大毅−バレリオ・サンチェス(27日、東京・後楽園ホール) プロボクシング亀田3兄弟の二男、“浪速の弁慶”大毅のプロ6戦目の相手、バレリオ・サンチェス(36)=メキシコ=が24日、東京・大久保の協栄ジムで練習を公開。プロ7か月の大毅に対し、17年4か月のキャリアの差を見せつけた。 サンチェスは現在、WBC世界スーパーフライ級21位だが、8月には同級10位だった。過去最高位は昨年7月の同級8位だったという、34戦経験のベテラン。口ひげを蓄え、バンダナで隠した髪形は“ちょい悪オヤジ”の三つ編みコーンロウ。メキシコでは新聞販売店を経営し、3姉妹のパパでもあるが、長女は大毅とわずか2歳違いの15歳だ。サンチェスは「大毅の印象かい? プロで5戦とは経験不足だし危険だな。まぁ、彼には若さがあるか」とほほ笑み、目尻に数本のしわを作った。 極端に細い脚にガッチリした上半身。23日の来日では約20時間の長旅で疲れも見せたサンチェスだが、練習では得意の左右のフックを披露した。大毅と派手な打ち合いを熱望するオヤジボクサーは「あと3、4戦で引退をする。大毅との試合は経験でカバーする」と話した。 ◆バレリオ・サンチェス 1970年8月6日、メキシコ・プエブラ生まれ。36歳。 89年5月、プロデュー。 03年2月に、前WBA世界スーパーフライ級王者マーティン・カスティーリョと対戦し、8回判定負け。 05年12月にはWBC米大陸同級王座の獲得に成功し、現在も保持する経験豊富なメキシカン。 WBC同級21位。身長167センチの右ボクサーファイター。 亀田大毅 プロ 第6戦決定!! 9/4(月)発売 9/27(水)後楽園ホール ■Pコード:808-213 ■公演日:2006年9月27日(水) ■開演:1:15PM ■開場:1:00PM ■会場: 後楽園ホール ■席種・料金: SRS席・15000 RS席・10000 S席・7000 A席・5000 立見・3000 2006/9/4(月)発売 ■発売日情報: 2006年9月4日(月) □9月27日(水) 後楽園ホール ☆チケットは、@電子チケットぴあにて発売中! 亀田大毅が超覚醒!?「世界はオレの強さに気づくかな?」 9月27日に後楽園ホールで行われるプロ第6戦目に臨むボクシング亀田三兄弟の次兄・大毅が26日、前日公開計量を行った。今回の契約体重は52.5キロ。亀田大毅はリミットの52.5キロで一発パス。対戦相手のバレリオ・サンチェスも同じく52.5キロでパスした。 互いに計量を終えると、大毅の方から手を差し伸べて歩み寄ってガッチリと握手。もちろん、ただの握手ではなく、“儀式”ともいえる恒例のメンチ切りでサンチェスをにらみつけ、右手には相手の拳を握りつぶさんくらいのパワーが込められている。 ただ、今回はメンチは切るものの終始冷静なたたずまいの大毅。最後はサンチェスに向けて笑顔を送るくらいリラックスした表情を見せていた。気合が入っていないのではない。それもこれも、今回の第6戦目に絶対的な自信を持っているからこその余裕だったのだ。 「いつもより余裕やな。調整も順調にいったし、今なら誰とやっても負けへんな。オレの相手には担架が必要や。オレのパンチはホンマにヤバい。なんせ宇宙一やからなぁ」 第2戦目こそKOできずにつまづいたものの、3戦目以降は3連続の早期KOで対戦相手をことごとく粉砕。この破竹の勢いが、大毅に絶大の自信と余裕をもたらしているのだろう。こうなったら、大毅のビッグマウスは止まりようもない。威勢のいい言葉がポンポンと口をついて出てきた。 「人間なら誰でも覚醒することはあると思うけど、オレのは覚醒を超えたな。地上最強の覚醒やな。最近、『オレは人間かな?』と思うもん。ヤバいよ〜。『あ、また強くなってる。うわっ、また強くなったわ』って、何か知らんけど強くなってんねん。ホンマでっせ」 当然、“地上最強の覚醒”を遂げた今の大毅の目には、WBC世界スーパーフライ級21位・サンチェスのことなど眼中にはない。まるで格が違うとばかりに、最悪でも3RまででKOすることを予告したのだ。 「世界ランカーやし、今までやってきた相手の中では一番強いやろうけど、ま、見とってや。今のオレはホンマにヤバい。他に言葉が出てけえへん。どんなに最悪な状況になろうと、3ラウンド以上はないわ。普通にいけば、1ラウンドで終わる。顔面に一発入れたら、腰引くやろ。見逃さんとってや」
また、25日にはWBA総会が東京で開幕し、27日の後楽園大会には世界中から集まったWBAの役員、および世界的なプロモーターが観戦に訪れ、大毅の試合をナマでみることになる。強さを世界中にアピールするには絶好の試合だが、ニヤリと笑みを浮かべながら当の本人は余裕しゃくしゃくにこう語った。 「まあ、オレの強さは世界を超えてるからなぁ。オレの強さに気づいてくれるかな?」
協栄ジムの金平桂一郎会長が「大毅にとってはターニングポイントの一戦になる。WBAの役員やプロモーターに大毅の存在を知ってもらうために、この日程で試合を組んだ」と大きな期待を込める第6戦。大毅はまたしても圧倒的パワーを見せつけ、世界にその名をとどろかせることになるのか。