東芝は、熱面の耐久性を維持させる対策としてボロンをコーティングしたコードレスアイロン「LaCoo」(ラクー)の新製品を発売する。かけ面の“Wボロン”で「耐久度業界No.1」を実現。11月1日より販売開始すると発表した。このボロンは、化合物であるホウ素製品は、耐熱、耐薬品性、難燃、殺菌、中性子遮蔽、強溶融性、などの優れた化学特性を有しています。
上位機種のTA-FVX100はかけ面に耐摩耗性と非粘着性にすぐれたボロンメッキを使用。従来製品(TA-FVX2)に比べてボロンの厚さを約2倍にした「W BORON」としたほか、メッキはがれにも強くなった。「耐久性は家庭用コードレスアイロンでNo.1」(同社)。 また、本体の熱容量を増やすことで、コードレスながらも適温持続時間が約250秒と延長(TA-FVX80は約200秒、TA-FVX70は約150秒)された。 カセットタンク内に用意された抗菌ガラスによって気化室へ水あかの堆積を防ぎ、スチーム穴の目詰まりを防ぐ「セルフクリーン機構」も備えた(TA-FVX70は非搭載)。また、TA-FVX100は1分間12ミリリットルのスチームで頑固なシワも伸ばせる「シャワースチーム」を搭載した。 全機種、かけ面の温度を細かく補正する「置くたび適温」、あて布なしでスチームがけが行える「全温度スチーム」を備えるほか、ハンガーに掛けた衣類へそのままアイロンがけが行える「吊してショット」も1回の給電で18回利用できるよう改良された(従来機種は10回)。 各製品の主な違いはスチーム量と適温持続時間で、価格はすべてオープン。実売想定価格はTA-FVX100が2万円前後、TA-FVX80が1万6000円前後、TA-FVX70が1万2000円前後。 ■東芝 Wボロンで耐久度業界No.1のコードレスアイロン