三洋電機 「ウイルスウォッシャー mistream」ABC-VW24は、電解水技術により除菌やウイルスの不活化を可能にする「ウイルスウォッシャー:Virus Washer」搭載の住設機器や家庭用空気清浄機「mistream」などABC-VW24 5機種を9月以降に順次発売するそうですが、これってパナソニックのナノイーに似てますが、何が違うんでしょうか?
三洋は水の力を最大限に引き出す電解水技術で除菌を行うシステム「Virus Washer(ウイルスウォッシャー)機能」を搭載して、空気の汚れが気になるあらゆる場所に対応する空気清浄システムを開発したようです。そう言えば三洋は、「AQUA」エアウォッシュ空気(除菌・消臭)で洗う洗濯機も発売しましたが、空気で洗うシリーズが今後の三洋の家電なんでしょうか?
三洋、除菌技術「ウイルスウォッシャー」がノロウイルスにも有効と発表 三洋電器株式会社は、同社の空気清浄機に採用されている、除菌・脱臭システム「ウイルスウォッシャー」が、実験の結果、ノロウイルスにも有効だと発表した。 今回の発表は、三洋電機と群馬県衛生環境研究所の共同実験によって実証されたもの。ウイルスウォッシャーは、電解水を利用して除菌・脱臭を行なう三洋独自の技術で、同名のブランドを冠した空気清浄機や加湿器、セラミックファンヒーター、業務用空調機器などに搭載されている。 ノロウイルスは、感染者の吐瀉物や便などを通じて感染し、発症すると急な嘔吐や激しい下痢に襲われる。アルコールや熱への耐性が強く予防が難しいとされ、今冬、大流行して話題になった。 ノロウイルスは人間の腸内でしか増えず、試験管での実験が不可能なため、疫学的に同じ分類で性質が限りなく近いネコカリシウイルスを代用ウイルスとして使用。試験管で培養したネコカリシウイルスの浮遊液と電解水を混合させたところ、ウイルスを99%以上、抑制できたという。実験に使用した電解水の濃度は2ppmで、ウイルスウォッシャー機能搭載製品で生成されるものと、大きな違いはないとしている。 実験結果の発表は第三者機関となる、群馬県衛生環境研究所の木村博一氏が行なった。同氏によると、「ノロウイルスの実験にネコカリシウイルスを使うのは学術的にも認められていること。三洋の電解水がノロウイルスに高い効果があるのは間違いない」とコメントした。 ウイルスウォッシャー機能では、水道水に電極をかけ、酸化力の強い物質であるOHラジカルや次亜塩素酸を生成。これらの物質がウイルス表面にあるタンパク質に作用し、感染力を失わせる仕組み。 同社はこれまでも、製品そのものだけでなく、電解水技術の効果を学術的に証明する試みを続けており、2006年には鳥取大学と共同で、鳥インフルエンザウイルスについても抑制効果があると発表している。 なお、今回の実験は試験管内で行なわれたもので、理論的な実証という意味合いが強いが、今後同社では、製品に搭載されているデバイスを用いて、その効果を検証していくという。 三洋ニュースリリース http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0701news-j/0117-1.html