マツダがオープンカー「ロードスター」に、ルーフ(屋根)部の電動開閉が世界最速の12秒で行えるモデル『ロードスター パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)』を発表した。
屋根の部材に布ではなく、樹脂や鋼材による硬質素材を採用。プラスチックを多用することで既存モデルに比べ37キロの重量増にとどめた。価格は従来に比べ20万円高い240万〜280万円。国内で月間100台、9月以降順次投入する欧米で同1300台の販売を目指す。 屋根の収納部をトランク前に納めるなど収納距離を縮め、他社では18秒〜25秒かかっていた屋根の開閉時間を12秒に抑えた。またトランク前に屋根を収納することで、トランク部は従来と変わらない容量を確保した。エンジンは排気量2000ccの直列4気筒を搭載。ガソリン1リットル当たりの燃費は11・8キロ〜13・4キロとなっている。