大正13年創業の斎藤アイロン台工業は、テーラーなどプロ用のアイロン台を作り続けている老舗です。ここの専務、斎藤志ず江さんがプロ用アイロン台製作の経験を生かして、15年をかけて完成させた傑作が、この立体アイロン台です。
ご覧の通り、台の表面が平らではなく、ちょうどカマボコみたいにこんもりと盛り上がっています。 これが『立体』と呼ばれる所以なのです。 この立体型構造は、プロが使用するアイロン台「まんじゅう」と同じ構造だそうで、洋服の生地が下に引っ張られて台とぴったり密着するので、 ワイシャツの衿や肩口など普通のアイロン台では難しい部分も楽に奇麗に仕上がるというわけです。ポイントは「シャツをアイロン台に着せる」ことです。 内部は突起状ボードの上に業務用フェルトがのった二層構造になっていて、アイロンの蒸気をうまく逃がしながら熱は逃がさずに蓄えることができるため、仕上がりがパリッと美しくなるのです。この設計はアメリカ、フランス、イギリスなど世界10カ国の特許も取得しているそうです。 これは使いやすいですよ。時間が短縮されるし、仕上がりも奇麗。もう手放せません。 ただ、夜中に目が覚めてトイレに行ったとき、壁に立てかけておいた様子が上半身だけの人間に見えてギョッとした経験があります。注意してください。 ■シワが少なく短時間で仕上がります! 人体型アイロン台 マダム・サイトウ