エリッククラプトン(61)ロック3大ギタリストの1人が3年ぶりに来日、11月11日の大阪城ホールを皮切りに大阪4回、東京・日本武道館8回、さいたまスーパーアリーナ1回の長期日本ツアーを行う。昨年、伝説のスーパーグループ「クリーム」の40年ぶり再結成で往年のファンを喜ばせたばかりだが、ロックギターの元祖が日本のファンを陶酔させる。
「ヤードバーズ」や「クリーム」、ヒット曲「レイラ」で知られる「デレク&ドミノス」と常にロックシーンをリードしてきたクラプトンが、ソロで初来日したのは1974年。来日するたびに人気が増幅。3年ぶりの17度目の今回の日本ツアー加えると通算173公演を数えることになる。 とりわけ92年の「アンプラグド」(アコースティック)が1500万枚もの大ヒットを記録、以後アンプラグド・ブームを巻き起こした。5月にスタートした今回の世界ツアーはギタリスト2人を加えたトリプルギタースタイルで、コーラスと合わせて9人編成のステージになっている。 観客動員ではポール・マッカートニーやローリング・ストーンズ、近年ではボン・ジョヴィらが大規模スタジアム公演で次々に記録を塗り替えている。しかし、音を重視するクラプトンはホール公演にこだわり、超ビッグでは珍しい1カ月もの日本滞在になった。 中でも日本武道館公演は矢沢永吉の82回、松田聖子の82回に次ぐ68回目を数えるが、今回もプラチナチケットになりそうだ。チケットの発売日は近日中に発表される。
エリッククラプトン 1945年3月30日 イギリス、サーレー州リプリーに生まれる。幼い時、両親が離別したため、祖父母に育てられ、兄として接してくれた叔父の影響もあり、さまざまなスタイルの音楽に興味を持つようになる。折からのR&Bブームのなか、独学でギターを身につけた彼はいくつかのバンドに参加。63年秋には、すでに成功への切符を手にしていたローリング・ストーンズの後釜として注目を集めていたヤードバーズにギタリストとして迎えられる。 1965年、ヤードバーズ脱退。短期間でギター・ヒーローとしての地位を確立しながらも、バンドのポ・・・・・・