「観音霊水」は、飯田市南信濃にある龍淵寺(りゅうえんじ)の湧水ですが、近年その成分がカルシウムやマグネシウムを多く含み、硬度の高いでフランス産ミネラルウオーター「コントレックス」と成分が似ている硬水ミネラルウオーターとして注目されている。美容にも健康にも良いとされ地元では「不老の水」と呼ばれている!
観音霊水の水源は、霊場がある盛平山の山頂付近。南アルプスの池口岳の水脈から秩父帯の石灰岩をつたい、何十年もかけて水源地にたどりつくという。戦国時代から江戸時代まで地域を支配した遠山氏の時代から、1度も枯れることなくわき続けているとされる。 地元の陸水に詳しい泰阜南小学校長の浅野清志さん(56)が1996年に成分調査したところ、水は弱アルカリ性のやや硬水と分かった。カルシウムイオン、マグネシウムイオン、炭酸水素イオンの濃度は、環境省選定の名水100選より、2倍以上も高かったという。 地元では、昔から「不老の水」として親しまれ、住民は「歯科医師にかかったことがない」と話す。ミネラルやカルシウム補給、便秘解消やダイエットにも効果的とか。フランス産ミネラルウオーター「コントレックス」と成分が似ているともいい、新たな観光資源として期待もされている。