光岡自動車が、開発中のオロチに搭載するエンジンを、トヨタ製の“3MZ−FEユニット”に決定したと発表した。低く波打つ奇抜なデザインを纏った「大蛇(オロチ)」 が初めて姿を見せたのは2001年東京モーターショー。“荒唐無稽”と思われたスポーツカーが、完成に向けて着々と開発されているという。
同社は、ミドシップ・レイアウトのオロチにふさわしい横置きエンジンの搭載を検討しており、このたび北米のハイランダーに搭載される3MZ−FEユニット、およびU151Eトランスミッションの組み合わせが性能、価格、搭載方法などを考慮した結果ふさわしいと判断。トヨタ自動車と部品取引契約を締結する運びとなった。 まずは機関。トヨタ自動車がエンジン、トランスミッションと関連部品を供給することが発表された。 ミドにマウントされる3.3リッターV6「3MZ-FEエンジン」は、233psと33.5kgmを発生。「U151Eトランスミッション」(5AT)を介し、後輪を駆動する。ちなみにパワートレインは北米市場の「ハイランダー」などに使われるものと同じだ。同エンジンは、排気量3.3リッターのV6ユニットで、スペックは最高出力172kw(230ps)、最大トルク33.5kg−mを発生する。