亀田3兄弟の二男、“浪速の弁慶”こと大毅がプロ5戦目に挑む。兄・興毅のように、粘りのボクシングを最後まで見せてほしい。亀田大毅23秒KOデビューから5戦
□8月20日(日) 横浜文化体育館 ☆チケットは、@電子チケットぴあにて発売中!
“浪速の弁慶”亀田大毅(17)=協栄=のプロ5戦目(デイリースポーツ後援=8月20日・横浜文化体育館)の対戦相手が20日、決定した。 相手はウィド・パエス(インドネシア)で、05年1月に同国フライ級王座に挑戦(判定負け)した経験を持つ。05年6月には、大毅が4戦目でKO勝ちしたヨッピー・ベヌー(インドネシア)に8回判定勝ちしている。なおチケットは、ローソンチケットで22日から先行発売され、一般発売は31日からとなる。 <ボクシング:スーパーフライ級6回戦>◇26日◇パシフィコ横浜◇観衆2900人
衝撃、23秒殺!! 「浪速の弁慶」亀田大毅(17=協栄)が予告通りのKOデビューを飾った。開始10秒すぎの強烈な左フックでサマート・シットサイトン(20=タイ)の顔面を打ち抜き、1回23秒でキャンバスに沈めた。3兄弟の中で最も不器用な二男が、兄興毅のデビュー戦KO記録44秒を上回り、初の「兄超え」を果たした。次戦は4月17日に東京・後楽園ホールで韓国フライ級8位・李元煕と対戦。1年6試合ペースで戦い、20歳までにデビュー15戦連続KO勝ちを目指す。 「こぶし」を効かせた。2分30秒。スポットライトを浴びた大毅がスタンド式マイクを握る。場内に流れた曲は父史郎氏に教わったハウンドドッグの「Only Love」。若い女性ファンの「だいき〜」の黄色い声援を浴びて熱唱した。「デビュー戦やから一番自信のある曲にした。うまかったやろ?」。後援者の振る弁慶と刻まれた日の丸とのぼり18本をバックに独り舞台を満喫した。
「拳」を効かせた。23秒。ガードを固めて迫り、ジャブを警戒しながら好機を待った。クリンチを払いのけ、メキシコ製8オンスグローブで左フック、右ボディー、右フック。相手の右ストレートをかわした瞬間、左フック一撃でアゴを打ち抜いた。たった4発。サマートを倒した。兄興毅のデビューKOタイム44秒を大きく上回るプロ初陣。「感触? 忘れた。ガッバーンで、スッポーンと入った。打ち方はフックやけどオレはケンカのつもり。これで兄ちゃんを抜いた。約束守った」と無邪気に喜んだ。
兄弟でもっとも不器用な存在だった。1人だけわんぱく相撲や空手で優勝経験がない。ボクシングでもひざの使い方を覚えられず、常に史郎氏に怒られてきた。「兄弟で一番(ボクシングを)やめようとしたことが多い」と大毅。だが、プロデビューが決まった後は愛称の弁慶に近づくため、陰で努力した。誰にも言わず5キロずつの重りを足につけて走り、下半身強化した。「一番の問題児やった。いくら厳しいことをいうても、今日は100点満点や」。史郎氏も涙ぐんだ。「初めてほめられた」と大毅も照れ笑いした。
歌やKOだけではなく、予告通りに弁慶風のずきん、数珠、お守りを着け、ドライアイスの煙が漂う五条大橋の花道を歩いて入場。大毅は「弁慶は普通の花道を歩いたらあかん。亀田とKOと歌はセット」と宣言した。次戦は4月17日、兄が6戦目で登場した後楽園ホールで韓国ランカーと対戦する。年6試合、父には20歳までのデビュー15戦連続KO勝利の目標をもらった。「兄ちゃんの2倍のタイムで勝ち、聖地での試合も2倍の速さ。これでオレはスターだと分かった」。パンチとこぶしのきいたステージで、大毅が最高のスタートを切った。 亀田大毅、プロ2戦目は不本意な判定勝ち 自身のプロデビュー戦を23秒のKO勝ちで飾った、亀田三兄弟の二男大毅が格闘技の聖地、後楽園ホールに登場。17日、第331回ガッツファイティングでサマート・ツインジム(タイ)を相手にスーパー・フライ級6回戦を行った。 試合では、勢いに勝る大毅が6Rを闘い3−0の判定勝利。それでも、期待されたKO勝利とはならず、試合後には不本意な結末に「ごめん」とファンに詫びた。 大毅の対戦相手決定!8・20横浜で熱唱&KO宣言 どこからでも、かかってこい!! 次戦の相手が決まった亀田大毅 プロボクシングの協栄ジムは20日、「亀田3兄弟」の二男・大毅(17)が8月20日に横浜文化体育館で行うプロ5戦目の相手が、ウィド・パエス(インドネシア)に決まったことを発表した。インドネシア選手との対戦は、6月の4戦目で5回TKO勝ちしたヨッピー・ベヌーに続き2度目。Sフライ級リミット(52.1キロ)の8回戦か10回戦になる。 パエスは昨年1月、インドネシア・フライ級王座に挑戦して判定負け。同6月には大毅が倒したベヌーに、きん差で判定勝ちをしている。協栄ジム・金平桂一郎会長(40)は「年内にあと数戦予定している中で、1度大勝負をさせる。そのためにキャリアを積ませるのが今回の試合」とマッチメークの説明をした。 会場の横浜文化体育館は、昨年8月に兄・興毅(19)が東洋太平洋フライ級王座(その後返上)を獲得したゲンのいい場所。その興毅もセコンドにつく予定で、8月2日のWBA世界Lフライ級王座決定戦(横浜アリーナ)で興毅が王者となれば、さらに注目度が増す。TBSテレビもゴールデンタイムでの中継を予定している。 大毅は「会場はあまり気にせえへん。1回で倒すかな。オレにはその後の楽しみもあるから」。試合後の歌の披露では、初めてアンコールも受け付ける考え。快勝して会場に熱唱を響かせる。 “浪速乃弁慶”亀田大毅が1回KO勝ち−スーパーフライ級 ボクシング界のホープとして知られる「亀田3兄弟」の二男、亀田大毅(協栄)は20日、横浜文化体育館で行われた8回戦でウィド・パエス(インドネシア)に1回1分45秒でKO勝ちした。亀田大の戦績はこれで5戦5勝(4KO)となった。 パエスはインドネシアの国内フライ級王者。17歳の亀田大は開始直後からガードを固めて前進し、左フックなどで2度のダウンを奪った。3兄弟の長男で世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王者の興毅(協栄)がセコンドを務めた。 亀田大の独り舞台! KO勝ちに歌2曲!
会場は亀田大の独り舞台となった。パエスのジャブも意に介さず前進し、第1ラウンドに強烈な左フックで1度目のダウン。ふらつきながら立ち上がった相手に駆け寄って連打を浴びせあっさりKOした。シューズとトランクスを金色でそろえ、試合後は金色のマイクで得意の歌を2曲披露。 1RKOで虎舞竜「ロード」熱唱! 公約通りアンコール 恒例となっているKO後の歌唱パフォーマンスは虎舞竜の「ロード」。さらにこの日は予告どおりアンコールに応え、続けてT−BOLANの「Dear」を熱唱。「最近オレ、強いわ」と言うと、3800人のファンで埋まった会場から歓声が飛んだ。勢いづく17歳は「オレのパンチは宇宙一やな。KOはうれしいよ」とご満悦だった。快勝に上機嫌の大毅は「また会おうぜ!」とマイクで叫ぶとリングを後にした。 セコンドの亀田興は「…」 『疑惑の判定』で世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座に就いた亀田興が、セコンドとして大毅のKO勝利をサポート。独自の存在感を漂わせた。亀田興の次戦に注目が集まっている。依然WBA1位を維持するフアン・ランダエタ(ベネズエラ)との再戦を含む防衛戦か、タイトル返上で本来のフライ級へ挑むのか。弟の試合後、本人は沈黙したままだった。 ★亀田大毅 プロ第5戦【亀田大毅−ウィド・パエス 【亀田大毅−ウィド・パエス】 ■Pコード:808-062 ■公演日:2006年8月20日(日) ■開演:5:00PM ■開場:4:00PM ■会場: 横浜文化体育館