自動車レースのF1世界選手権シリーズの2007年日程はまだ未発表だが、三重県の鈴鹿サーキットが目指してきた来春のグランプリ(GP)開催がほぼ絶望的な状況になった。トヨタが保有する富士スピードウェイで30年ぶりに日本GP開催が決定している。
来季序盤は開幕戦オーストラリア(3月18日)、第2戦マレーシア(4月8日)、第3戦バーレーン(4月15日)で確定。ベルギーGPが復活、今季2GPのドイツでは1GP開催となり、来秋に富士スピードウェイで30年ぶりに開催される日本GPを含め、年間18戦で行われる予定だ。 今年でF1開催の5年契約が切れる鈴鹿は、全面改修した富士に来年の日本GPを奪われてしまった。だが1987年以来、今秋で開催20年の鈴鹿は、親会社ホンダの支援を受け、来春に「パシフィックGP」など別名称でのGP開催の交渉を続けてきた。 だが、1国1GPの原則や年間18戦の壁があり、ホンダ幹部は「交渉は終わっていない。まだ来年の開催をあきらめていない」と話す一方で、「かなり厳しいとの認識を持っている」と不利を認めている。 ただ、例年より来年の日程確定が遅れており、開幕戦後に2週間の空白があることから、気象条件は厳しいものの、鈴鹿にいちるの望みはあると指摘する関係者も。鈴鹿は仮に来季日程から漏れれば、08年以降の復活を模索していく構えだ。 富士スピードウェイ F1開催獲り激化 F1日本GP、来年から富士スピードウェイで開催! F1日本GP、「富士スピードウェイ」で07年10月に30年ぶり開催! ■F1グッズ
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