「一色」は、前作と同じく矢沢あいが作詞を行い、作曲およびプロデュースは前作主題歌「GLAMOROUS SKY」を手掛けたHYDE(L'Arc〜en〜Ciel)に代わりTAKURO(GLAY)による。「Truth」は前作劇中歌であり伊藤由奈のデビュー曲でもある「ENDLESS STORY」と同じく壮大なラブバラード。この曲のビデオクリップはイギリス北部スコットランドの湖水に浮かぶ湖上で撮影され、映画出演者によるTRAPNESTのメンバーを従えて、真紅のドレスを身にまとって歌うREIRAの姿はまさに歌姫。
Sony Music Online Japanでは、30日24時までの期間限定で「一色」と「Truth」のビデオクリップをフルコーラスで公開中。「一色」はオリジナル・バージョンと映画バージョンが、「Truth」はREIRAバージョンとTRAPNESTバージョンがそれぞれ2種類ずつ存在するので、どちらもお見逃しなく。
12月13日には、NANA starring MIKA NAKASHIMAの最初で最後のアルバム「THE END」が発売。「GLAMOROUS SKY」「一色」に加えて、シド・ビシャス(SEX PISTOLS)のカバー曲「MY WAY」やオリジナル作品3曲を含む全11曲が収録される。
■NANA2
「NANA2」NANA続編 奈々役に市川由衣を抜擢!
昨年公開され興収40億円のヒットを記録した映画「NANA」の続編「NANA2」が、主演の1人を宮崎あおい(20)から市川由衣(20)に代えて製作されることが3日、配給の東宝から発表された。
昨年の大ヒット映画「NANA」の続編「NANA2」(大谷健太郎監督)のキャストが3日、配給元の東宝から発表された。メーンキャストの女優、宮崎あおい(20)が市川由衣(20)に、松田龍平(23)が姜暢雄=きょう・のぶお=(27)に代わり、“新生ナナ”として12月9日に公開。ロンドンロケなどスケール感アップで前作超えを目指す。
矢沢あいさんの人気漫画を原作に、2人の女の子の友情や恋愛を描く作品。ナナ役は前作と同じく中島美嘉(23)だが、ハチと呼ばれる奈々を宮崎に代わり市川が演じる。また、ナナの恋人レン役が松田龍平(23)から姜暢雄(きょう・のぶお、27)に代わる。
「NANA」は昨年9月に公開。その3週間後には、中島、宮崎ら同じメンバーで、続編製作を発表していた。今回、主要キャストを変更した上で続編製作に踏み切った理由を、浜名一哉プロデューサーは「すべての俳優のスケジュールを合わせようとすると、製作が数年先になってしまう。若者の群像劇だから、年齢上の理由でできなくなってしまい、自然消滅してしまう可能性がある。『続編をできるだけ早くみたい』というファンの期待に応えることを優先した」と苦渋の決断だったと強調した。
市川は01年のテレビ朝日系ドラマ「渋谷系女子プロレス」で女優デビュー。メガホンを取る大谷監督の新作「ラフ」(8月26日公開)では、主演長沢まさみの恋のライバルを演じるなど、今後が期待される女優の1人だ。
「『ラフ』で出会ってとりこになった」という大谷監督は「キュートなルックスを持ちながら、演技力がある」と起用を説明。「今回は(市川演じる)ハチが痛みを抱えながら1人の女性として自立していく物語。前作以上に丁寧に演じてもらいたい」と期待する。市川は「皆さんにより愛してもらえる『NANA2』になるよう、私も自分なりにハチを愛して、楽しんで演じたいと思います」と意気込んでいる。
宮崎→市川、松田→姜にバトンタッチする以外は、中島、成宮寛貴、玉山鉄二、松山ケンイチ、伊藤由奈ら主要キャストが続投する。9月に撮影開始。ロンドンでもロケを行い、スケールアップする。
また、レン役の松田に代わり、テレビ朝日系「忍風戦隊ハリケンジャー」などで知られる姜をオーディションで決定。4人のキャストのうちナナ役の中島美嘉(23)、タクミ役の玉山鉄二(26)が続投する。
「2」は、ナナのバンド「ブラック・ストーンズ」のデビューや、ハチの妊娠などを軸に前作以上に人間ドラマが描かれる予定。宮崎のハチ役がハマっていただけにファンの反応に不安が残るが、大谷監督は「映画版『NANA』の“完結編”として頑張ります」とマイペースで9月中旬のクランクインに向け、気合いを入れている。
製作のTBS濱名一哉プロデューサーは「全員のスケジュールが数年先まで合わず、早く見たいというファンの期待に応えるための決断」と説明。市川は「自分なりにハチを愛して楽しんで演じたい」と意欲。12月9日公開。
2006-08-04 11:08:07
中島美嘉の話題作「NANA2」が期待を裏切った波紋
話題の映画「NANA2」である。先週末(9日)に封切られ、主演の中島美嘉(23)らが張り切って舞台挨拶を行ったが……。
「NANA」は超人気コミックの映画化作品。昨年9月に公開された前作は、中島と宮崎あおい(21)のダブル主演で興収40億円を記録した。中島が歌う主題歌や劇中歌も大ヒットし、社会現象にまでなった。完結編となる今作も注目度が高かったが、予想外の苦戦を強いられているという。
「公開初日の観客動員数は前作の30%。最終的な興収は10億円台前半にとどまりそう」
当初から波乱含みだった。前作の公開直後に同じキャストで続編を作ることが発表されたが、主演の宮崎が濡れ場があることを理由に出演を辞退。その後も中島を除く主要キャストが次々と降板してしまったのだ。
「不調の原因はやはり主要キャストの一新。前作のファンは同じメンバーでの続編を見たいはず。こうしたゴタゴタが続いて制作期間が大幅に短縮されたのも影響している。さすがに中島ひとりでこの人気シリーズを引っ張るのは難しいし、特に演技派の宮崎から役を引き継いだ市川由衣(20)は前作との落差が大きく、見ていてつらい。期待された濡れ場もなく、だまされた気分ですね」