マイクロソフトが運営しているMSNのブログサービス「MSN スペース」が、8月2日に「Windows Live スペース」としてリニューアルした。以前よりMSNのサービスが徐々にWindowsLiveに移行されている状況は、MSNのブランドの終焉を予感させる。
今回のリニューアルは、MSNのサービスであったMSN スペースを、「Windows Live」ブランドのサービスとして移行するもの。機能面では、ブログ記事や写真の公開レベルや、コメントやトラックバックの許可設定をWindows Liveのコンタクトリスト「Windows Live Contacts」と連携させることが可能で、メンバーリストに登録されたユーザーのみにブログを公開するなどの設定ができる。
メンバー向けのブログ更新の通知や、ブログ上でのメンバーの一覧表示、メンバーへのタグ設定などが行なえる。このほか、フォトアルバム機能、Windows Media Playerのプレイリスト取り込み機能、アクセスログ機能、モブログ機能などを実装する。
Windows Live スペースへのリニューアルに際して、Windows Live Contactsとの連携機能にて閲覧・公開レベル設定を3段階から5段階へ拡大するなどの機能強化を施すほか、オンラインブックマークサービス「Windows Live Favorites」との連携機能を追加。
Windows Live Favoritesのブックマークをブログ上で公開可能となった。このほか、ブログ表示幅の拡大やヘッダー広告の表示変更といった仕様変更を実施する。
ユーザーごとに割り当てられる容量は変更されず、テキストが10MBまで、画像ファイルが30MBまで。また、Windows Live スペース向けにブログツールなどを提供するサービス「Windows Live Gallery」の提供も予定しているという。なお、既存のMSN スペースのユーザーはリニューアル後の最初のサインイン時にWindows Liveの使用条件に同意する必要がある。