大みそか恒例の「日本レコード大賞」が今年は番組内容を大幅モデルチェンジして、12月30日に「第48回輝く!日本レコード大賞 スペシャル音楽祭2006(仮題)」(東京・初台の新国立劇場中劇場)として放送されるそうですが、レコって!いつまで言うんですか?
名称の件は、開き直ってレコーディングしたものとでも言うのでしょうか?一般には昔々レコード(円盤)の売行きで大賞が決まると思っていました。 CDの売上げも、CDが売れているとは言えませんもすっかりCDレンタルからのリッピングやネットからのダウンロード全盛の時代に、今更名称をCD大賞とするのでは、レンタルCD屋さんの数で多数を占めるTSUTAYA大賞と同じですし、この手の業界・団体の方々は利権屋さんが多いので、一度得た国民的人気を失いかねない冒険はやらないでしょうね。 誇っていたレコ大が低視聴率のため、大みそかの主役からついに“転落”した。 今年で48回を数える伝統あるレコード大賞。59年の発足当時は年末に行われていたとはいえ、開催日はバラバラ。歌謡曲人気の高まりとともに大みそかに固定されたのが1969年。以来、36年間にわたり、NHKの紅白とともに“大みそかの看板”として放送されてきたが、近年の低視聴率もあり、ついに“落城”した。 平均視聴率の最高は沢田研二が「勝手にしやがれ」で大賞を獲得した77年の50・8%。89年からNHKが紅白を午後7時台から放送すると、視聴率はジリ貧。さらに民放他局が格闘技路線に転向してからは、ついに10%台に低迷。昨年は史上最低の10・0%となり、番組の抜本的改革ならびに放送日の変更がTBS内でもささやかれていた。 同大賞事務局は「アーティストの皆さんに負担をかけないことも考慮して変更を決めました」という。大みそかに紅白とレコ大を掛け持ちする出演者の負担を軽くし「従来の内容をさらにグレードアップ、魅力ある超豪華な音楽祭として、新たな一歩を踏み出すことになりました」と、放送時間枠の延長も検討しているという。 同局の宣伝部は「この件に関して基本的にコメントすることはありません。(大みそかの)編成もまだ何も決まっていません」としているが、従来のレコ大枠、大みそかの午後6時から約3時間がポッカリ空く。タイトル奪取に成功した亀田の防衛戦を中継する余裕は十分あり、従来午後9時から放送しているK-1もその枠を使って自由に動かせる。いずれにしても、高視聴率を稼ぎ出す格闘技の前に伝統のレコ大は“大みそか”の顔をついに明け渡した。