話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index mobile >> space
space space
space
space
space
space
September 19, 2006 space
   space
space

携帯電話で静脈認証可能に!

space

ロボット制御技術などを手がけるベンチャー、ユニバーサルロボット(東京都江東区)は、携帯電話のカメラで手首を撮影するだけで、静脈認証による本人確認ができるソフトウエアを開発した。専用装置を使わず静脈認証できる技術は世界初。携帯電話事業者やメーカーなどと組み、年内にもこのソフトを組み込んだ製品の開発を目指す。
 

mobile200607310020.jpg

space

 
 静脈認証技術は銀行のATM(現金自動預払機)や入退室管理システムなどで利用が広がっているほか、装置単体でも販売されている。しかし、いずれも多人数の認証をするシステムのうえ、腕を固定したりする必要があるため、大型の専用装置となっており、携帯電話端末向けのシステムはない。
 
 
 今回開発したソフトは、従来と比べ認証精度は落とさずに、端末の持ち主1人だけを認証することでプログラムを簡素化。腕を固定せずに撮影しても認証できる3次元画像補正技術を新開発するなどして実用化した。
 
 
 有効画素数30万画素以上のカメラを搭載する携帯電話であれば、ソフトを組み込むだけで利用できる。ただ、現行の携帯電話ではレンズに改良が必要なため、そのまま導入することは困難。当初は新たに発売される機種への導入となる見通しだが、今後ソフトの改良により、現行機種を含めた、どの携帯電話でも利用可能にしたい考えだ。
 
 
 携帯電話は電子マネーやクレジット機能を搭載した端末が急速に普及。パソコン並みの機能を持つ「スマートフォン」と呼ばれるビジネス向けの携帯電話も増えている。こうした端末を他人に見られたり、使われたりすれば、持ち主が重大な損害を被る懸念が高まっている。
 
 
 すでに指紋や顔による認証機能を搭載し、電子マネーなど一定の機能をロックする携帯電話は商品化されているが、指紋認証には拒否感を持つ人もいるほか、顔認証は精度が低いなどの課題があった。静脈認証であれば精度も高く、指紋のような拒否感も薄いとみられる。
 
 
 また、従来はパスワードとの組み合わせによる認証が多かったが、新開発したソフトは簡単に搭載可能なため、指紋や顔認証と組み合わせて提供することも可能。実現すればパスワードを覚える煩わしさがなく、端末のセキュリティーを向上させることが可能となる。
 
 
 同社は、新ソフトを携帯電話だけでなく、パソコンやPDA(携帯情報端末)、簡易な入退室管理システムにも応用したいとしており、今後、関連企業に採用を提案していく。
 
 

space
HOMENews Blogsmobile | September 19, 2006 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> ゴメス・チェンバリン 違法テレビ出演!?人気チンパンジーキャスター >> 

環境省が、フジテレビ系深夜番組「チンパンニュースチャンネル」にゴメス・チェンバリンという役名で出演している千葉県市原市の私立動物園「市原ぞうの国」のチンパンジー「スマイル」出演...»この話題を見る…


  Previous << 携帯電話に潜むモバイルスパイウェア << 

インターネットセキュリティ企業のフィンランドF-Secureの調べで、Symbian OSをはじめとするモバイル機器向けOS上で動作するよう開発されたスパイウェアが、多数存在す... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP