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July 31, 2006 space
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24シーズン6 動画& 24 映画版…ネタバレよりジャックバウアー「24」の歌!

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海外ドラマ 「24」シーズン6が07年1月14日から放送が始まります。その「24」シーズン6 の予告編動画が YouTube に公開されました。ジャック・バウアーがNYを舞台に!そして噂の 「24」 映画版の内容に関しても共同製作総指揮「24」シーズン6 の監督を務めているジョン・カサーから、今後の シーズン6 の展開と「24」シーズン6 の終了後にクランクインする映画版「24」の製作に関して語っています。そして待望の日本では、ジャック・バウアーの歌により話題となった「24」シーズン6のレンタルが2007年9月7日より開始される。
 

「24」シーズン6

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 アメリカでは来年1月から放送開始となる 24シーズン6 について、ジャック・バウアーがNYにやって来る!?「これまでは、ジャック(・バウアー)がテロ攻撃を防ごうとするストーリーだったが、すでにテロ攻撃が起きてしまってからストーリーを始めるというアイデアについて、現在話し合っているところだ」とのこと。
  
 
 「24」シーズン6の予告編動画がネットに登場!
 
24シーズン6 はNEW YORKが舞台になるらしい。そして シーズン6 はジャックが中国に捕らわれてから約20ヶ月後・・・という設定から始まる。
 
07年1月16日から全米放送開始となるTVドラマ「24」シーズン6の予告編がインターネットに登場した。「24」ファンにとってはたまらない、新たなシーズンへの期待をあおる内容となっている。ただし、この予告編は「シーズン5」の結末にふれているので、まだ見終えていない人は要注意。
 

↓YouTubeに掲載されている、「24」シーズン6 予告編の動画

「24」シーズン6

 
 その頃、アメリカはテロ被害を受けていて、故パーマー大統領の弟ウェイン大統領となりCTUを招集します。もちろんまだジャックはCTUにいません。そして中国政府にさらわれたジャックですが、中国とアメリカのどこかの機関が取引をして再びL.Aに戻ってくる。あの!ローガンとマーサが今回の「シーズン6」のメンバーに入っているそうです。
 
 
 映画版「24」の撮影が来年に延期!クランクインはシーズン8終了後
 
 そして映画版「24」は、『アメリカ全土で核爆弾が10発も爆発してしまった』とか、そういうシチュエーションからスタートするかもしれないと明かした。
 
 「シーズン6」の終了後にクランクインする映画版「24」については、監督候補として「私がその第一候補だと思う」と、ジョン・カサー自身が「24」のメガホンを握る可能性が高いことを示唆しています。「映画版は、TVシリーズに関わっている人間でやろうとしているんだ。だから、TV版『24』を一話も監督していない人間が、映画版の監督をすることはないよ」と語っている。
 
 
 映画版 24 -TWENTY FOUR-の撮影が来年に延期!クランクインはシーズン8終了後
 
 映画版「24」の撮影が、1年以上延期されることになった模様だ。現在、アメリカでは「24」シーズン6を放送中で、シーズン終了直後に映画版の撮影に突入するものとみられていた。しかし、シーズン6の撮影が佳境に入るなか、心配されていた映画版の準備がどうやら間に合わなかった様子。
 
 これによって、主人公ジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランドは、今年5月にクランクインするアレクサンドル・アジャ監督のサスペンス映画「ミラーズ」(原題)への出演が決定した。
 
 7月末からは「24」シーズン7の撮影開始となるため、次にサザーランドの予定が空くのは08年5月からとなり、映画版「24」はこの時期に撮影が行われると思われる。
 
 
 ドラマ「24」で最も多くのエピソードを手掛けている監督、プロデューサージョン・カサー
 
 「24」映画化についてたずねると、「TV版以上に長いプロセスになる」と語るカサー。撮影を始められるのは、キーファー・サザーランドのTV版出演の契約が終了するシーズン8以後(09年春以降)になるだろうと明かした。脚本は既に1度書き上がったが、一旦白紙に戻して書き直し中だとか。カサーの監督着任もまだ確定していないが、もしも彼が監督するなら「ぜひTV版と同じスタッフでやりたい」そうだ。

 
 FOXの計画では「24 TWENTY FOUR」のシーズン6は、USでは1月14日(日)夜8時(東部時間)からの2時間枠で幕を開け、翌15日(月)も同じく2時間枠での放送。翌週22日(月)夜9時より通常の1時間枠で5月まで放送される。
 
 「24-TWENTY FOUR シーズン6」 ジャック・バウアーの歌。
 
24シーズン6 TVCM集

 
 シーズン6!DVDレンタルリリース予告CMの「ジャック・バウアーの歌」。
 唄うは、ジャックの声優役の小山力也氏。

 
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、つねに大ピンチ♪
オレはジャック・バウアー、なんだか〜んだ死なな〜い♪
 
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、キレやすい男さ♪
オレはジャック・バウアー、意外と泣き虫〜♪
  
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、吐かねえ野郎は♪
オレはジャック・バウアー、怒鳴るぜ、近距離で〜♪
  
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、指図は受けな〜い♪
オレはジャック・バウアー、そして、みんな〜巻き添え〜♪
  
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、ピンチには強いぜ♪
オレはジャック・バウアー、娘には弱いぜ〜♪
  
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、不死身な男さ♪
オレはジャック・バウアー、時々、のびちゃ〜う〜♪
  
「24」シーズン6
 
オレはジャック・バウアー、電話代がすご〜い♪
オレはジャック・バウアー、でも、経費で落ちるのさ〜♪
 

 
「24」シーズン6 「シーズン6」は、米国で2007年1月14/15日 2夜連続でプレミア放映される。今までの"5日間"はLAが舞台になっていたけど、シーズン6はさらにスケールアップ。
 
 「シーズン6」は「シーズン5」から20ヶ月後のある一日の出来事となっており、大統領はシーズン5で暗殺されたデイビッド・パーマーの弟であるウェイン・パーマーが務める。序盤から合衆国はドギツイテロ攻撃を受け、ウェインがCTUを招集するが、ジャックは既にCTUにはいない。
 
 LAで自爆テロ多発!!唯一の希望は・・・ジャック?ジャックは中国から?気になる映像満載ですね。ブキャナン、クロエ、カーティスのCTU組は健在のようです。
 
 来年の1月14日よりアメリカでスタート。2時間のプレミアで始まり、翌日の15日も更に2時間のプレミア!!「シーズン6」の物語のスタートは朝の6時から始まるようです。
 
 今回は未然にテロを防ぐのではなく、テロがアメリカ各地で起こっている状況から始まります。セント・ルイスやボルティモアなどにも被害が!どうする大統領!?どうなるアメリカ!?それを救えるのは・・・。聞こえてくるよ、彼の声が・・・。Drop your weapon!!
 
■24シーズン6 予告(英語)
FOXによる24サイト(英語)。
最新の予告編や各シーズンのストーリー及びエピソードを紹介
 http://www.24trailer.com/

 
■FOX:24公式ファンクラブ
FOXJAPANによる24 OFFICIAL FAN CLUB。
各シーズンの登場人物・スタッフ・ストーリー及びエピソードを紹介。
ファンクラブ会員専用のコミュニティでは、ネタバレもOK?
 http://www.24fanclub.jp/

 
 シーズン5 最終話エンディングから
 
 テロ事件の解決後に、キムから電話だと言われ、建物の中にある電話のあるところまで行く、受話器を取った直後に背後から誘拐・拉致されるジャック。場面はぼろぼろにされたジャックの前に、シーズン4で大使館を襲撃された中国政府の要人が居た。ジャックは「俺を殺せ!」と叫ぶが、中国政府の要人は「君に価値はある。そんな勿体無い事はしない」といわれ、そのままタンカーで中国へ連れ去られた。
 
 
 シーズン6 ジャックが拉致されてから7ヵ月後のシーンから始まる。
 
 拉致・監禁されているジャックは髪も髭も伸び手首を括られ吊るされている。電気ショックによる拷問が続けられているが、どんな尋問されてもジャックは機密を話そうとはしない。これ以上やると死んでしまうだろうと、またも監獄に戻される。そこへ看守を殺して、ジャックの部屋の鍵を開ける人物が現れる。
 
「心配するな。俺はアメリカ人だ。必ずお前を逃がしてやる」と建物の外へ連れ出す。
アメリカ人は2人いるようだ。
 
脱出したジャックを追う中国政府の車をまいて、アメリカへ脱出できそうな所まできたところで、そこにはジャックの仲間の中国人スパイのホンが現れる。
 
 助けに来たアメリカ人は「彼を知っているか?」と問うと、ジャックは 
 「彼とは長年の付き合いで中国の窓口だ」と答える。
 「見覚えはあるのか?」と訊かれ頷くジャック。
 
それを確認すると拉致した中国政府の連中が現れ、ジャックを再び牢獄へと戻していく。助けに来たアメリカ人は、中国政府に雇われた、二重スパイ要員だった・・・。
 
 ここから、シーズン6の1話へとストーリーが展開していく。
 
 
 人気ドラマ「24」に米国イスラム団体からの抗議が再燃
 
 日本でも人気の米FOXテレビのドラマ「24」にイスラム過激派をモデルにした悪役が登場し、イスラム教団体からの抗議の声が再燃している。過去に多様な国籍の悪役を登場させてきたものの、イスラムのコミュニティの間ではイスラム教徒とテロリストが2重写しされているとの嫌悪感が強まっているようだ。
 
 同シリーズでは2年前の第4シーズンでも、核ミサイルを盗んで米国に対するテロを起こそうとしたイスラム過激派テロリストが登場。抗議を受けFOXは、主演のキーファー・サザランドさんが「登場人物が一般的なイスラム教徒の代表というわけではありません」と呼びかけるCMを流すなどしていた。現在放送中の第6シーズンではテロリストはさらに凶悪化、劇中では連続爆破テロを起こしたあげく、ロサンゼルス近郊で核爆弾を爆発させ、1万2000人の犠牲を出すまでに至っている。
 
 2年前も抗議を行った「米国イスラム関係評議会」(CAIR)のラビア・アーメド氏は18日、「視聴者に、イスラム教徒に対する強い恐怖と憎悪を感じさせるものだ。隣人がドラマと現実の区別がつかない人だったらと思うと、怖くて買い物にも行けない」と非難、前日にFOXにイスラム教徒に対する肯定的な描写などを電話で求めたものの、確約はなかったとしている。
 
 また、「米国反アラブ差別委員会」のエンジー・アブデルカデル氏は、「米国内のイスラム教徒が恐ろしい存在であると、終始中傷する内容。こんな番組が人気を博しているなんて、実に嘆かわしい」と怒りを隠さず、FOXへの抗議の声を集めるキャンペーンを開始したことを明らかにした。
 
 これに対しFOXは17日、「登場する人物・団体に特定の民族的・宗教的モデルはいない。24は反テロを訴えるドラマで、悪役は白人ビジネスマン、東欧バルト海沿岸地域人、ドイツ人、ロシア人、イスラム原理主義者、さらに米国大統領と、民族的・政治的に多様であるように配慮してきた。ここまで5シーズンの放送で、視聴者からも、劇中の事件に係わるグループが現実の民族・宗教をモデルにしているわけではないことは理解を受けている」と反論した。
 
 一方、「イスラム公共友愛会議」のシリーン・サワフ氏は「私は24の大ファン。イスラム以外のテロ組織を登場させる努力をするなど、極限的な状況を描写する多面的視野をもった番組だと思う。政府高官の反イスラム発言のほうが、よほど米国市民に悪いイメージを植え付ける」と語っている。
 
 ドラマは現実との境界線が受け手の主観に負うところが大きいものの、現実の社会問題がモチーフとされているだけに、典型的な日常社会の断面が切り取られ提示される。米国ではグアンタナモ米軍基地での不当拘留が問題化しているが、この問題を彷彿されるような次のようなシーンが最新の劇中にみられた。
 
 刑事告訴なしでイスラム教徒を拘留する措置を執っていた大統領補佐官を、大統領安全保障顧問が「今、アメリカのイスラム・コミュニティは、我々にとって大きな資産となっている。彼らは法の執行に大いに協力してくれた。それらコミュニティのなかに、テロに関連している人間は一人もいなかった」と責め、不適切な対応を改めるよう迫るが、補佐官は「今までは、だ」と切り返す。 

 
「24」シーズン6 ■ 24シーズン6初日のDVDが発売開始!
 (US版リージョン1)

 
  USで1月14日から2夜連続で放映された、24シーズン6の AM 6:00 〜 AM 10:00 までの4時間が収録されている。
 
 
 ジャック・バウアー生の声がそのまま英語で収録されているので、英語が苦手な人でも、何度も見ていると自然とストーリーが理解できる!?
 
 24: Season 6 DVD Premiere(US版)
 
  
「24 -TWENTY FOUR-」は、アメリカに実在するといわれているCTU(Counter Terrorist Unit:テロ対策部隊)を主人公にしたテレビドラマシリーズ。
  
 大統領候補暗殺計画や、旅客機爆破、誘拐、殺人、機密漏洩など、様々な事件が同時多発的に発生。タイトル通り、24時間の出来事をシリーズ全話を通して描いており、現実の時間進行と同じスピードでドラマが展開していくのが特徴。
 
「24」シーズン6
24: Behind the Scenes (ペーパーバック)

 
 シーズン5の舞台は、主人公・ジャックの偽装死から18カ月後。
 
 首脳会談で訪米するロシア大統領を迎えるため、ロサンゼルスでは朝から緊張感が高まっていた。一方、CTUに勤めるクロエは、出勤途中、何者かに付け狙われる。ジャックの生存を知る彼女は身の危険を感じ、潜伏生活を送るジャックに救いを求めるのだが……。
 
 製作総指揮はジョエル・サーノウとロバート・コクラン。出演はキーファー・サザーランド、キム・レイヴァー、マリー・リン・ラジスカブほか。
 
mtm-special24-6.jpgMTM SPECIAL OPS 24 スペシャルBOX ジャックバウアー着用モデル
( ブラックホーク+バリスティックバンド )
 
 米国ミリタリー時計ブランドMTM「 スペシャルオプス 」シリーズの新作、あのリアルタイムドラマ24「TWENTY FOUR」シーズン5で、ジャック・バウアー捜査官が装着したことでも知られる、ブラックホーク。
 
 モデルは、ブラックホークにバリスティックバンドの付属したセットモデルですので、気分やスタイルに応じて、バンドを付け替え頂けます。また、再充電式バッテリーを搭載しており、 フル充電で約1ヶ月程駆動します。

 
 
24-6-1_RD_J_300x.jpg リアルタイム形式や、論理性よりもサプライズを重んじるストーリー展開など、クリエイターチームは年を重ねるごとに独自のストーリーテリング術に磨きをかけていく。
 
 主人公ジャック・バウアーのキャラクター描写にリアリティが増したばかりか、頼りない大統領と精神不安定なファーストレディが繰り広げる重厚なドラマが加わったシーズン5は、現時点における「24」の最高水準であることは間違いない。
 
 シリーズものではあるが、以下の5点さえ抑えておけば、シーズン5からでも「24」を十分堪能できるはずだ。
 
 
 ドラマ「24」のK・サザーランド、飲酒運転で逮捕
 
 テレビドラマシリーズ「24―TWENTY FOUR―」などで人気のカナダ人俳優、キーファー・サザーランド(40)が25日、飲酒運転の疑いで逮捕された。逮捕の数時間後には、カナダの俳優組合から表彰される予定になっていた。
 
 サザーランドは、以前に犯した飲酒運転で保護観察中の身だった。前回の違反に際しては、裁判所からアルコール乱用の治療プログラムを受けるよう命じられていた。
 
 ロサンゼルスの警察当局は、サザーランドの車が違法にUターンしたのを確認し、午前1時過ぎにビバリーヒルズとウエストハリウッドの境界付近で車を停止させた。
  
 警察のスポークスマンによると、呼気検査でサザーランドの血中アルコール濃度が法定基準を上回ったため、飲酒運転の疑いで逮捕。その後、ハリウッドの警察署で2万5000ドル(約287万円)の保釈金を支払い釈放された。10月16日に出廷する予定。
 
 
 「24」ジャックに実刑判決! 禁固48日
 
 「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウワーで人気を博しているキーファー・サザーランドに禁固48日の実刑判決が言い渡された。

 先日の酒気帯び運転での罪で30日間、2004年の酒気帯び運転の執行猶予違反で18日間、計48日間の刑期となったようだ。「24 TWENTY FOUR」が冬の撮影休暇に入る12月に収監される予定。実刑のほか、18か月のアルコール教育プログラムへの参加と、6か月間はアルコール・セラピーを毎週受けるよう言い渡されている。


 
 

 
 
 そして、シーズン6が始まる!
  
第1話:6:00 - 7:00 A.M.
 
24season6_episode01_01.jpg ジャック・バウアーが中国政府に拉致されてからおよそ2年、アメリカは再びテロ攻撃の標的となっていた。11週間に及び、10都市で爆弾テロが相次いでいる。首謀者と目されるのはハムリ・アル=アサドという男で、アサドを抹殺すれば攻撃はおさまると考えられる。
大統領となったウェイン・パーマーは、アサドの仲間の一人、アブ・ファイエドと取引する。ファイエドはアサドの居所を教えるかわりに、2500万ドルとジャック・バウアーの身柄を要求してきた。ファイエドは、かつてテロリストであった兄弟をジャックに死に追いやられたことから、復讐を目論んでいた。
 
 合衆国政府は、あらゆる手を尽くして中国からジャックを連れ戻し、ファイエドに引き渡す。CTUは、無線や衛星などの動きをファイエドに監視されているため、ジャックを追跡することも奪還することも叶わない。クロエと恋人モリスによる必死の救出工作も裏目に出るばかりだ。
 
 ウェインの側近トム・レノックスは、国家安全保障問題担当補佐官を務めるカレン・ヘイズの反対を押し切り、テロに関与している可能性のある国内のイスラム教徒を強制収容しようと動き出す。ウォリス一家は、近所のイスラム系男性がFBIに連行されたことで、その息子アハメッドを自宅にかくまうが、実はアハメッドはファイエドと通じていた。アハメッドは、ある包みを届けるようにとファイエドに命じられる。
 
 ファイエドのアジトに監禁されたジャックは、驚愕の事実を知る。CTUが抹殺しようとしているアサドは、かつてはテロリストだったものの、今では合衆国との歩み寄りを訴えているという。一連のテロ事件の真の首謀者はファイエドで、ファイエドはそれを阻止しようとするアサドを亡き者にしようと企んでいたのだ。ジャックはアサドの居所を暗記すると、見張りの隙をついてアジトからの脱出を図る。
 
 
第2話:7:00 - 8:00 A.M.
 
24season6_episode02_01.jpg 監禁場所から脱出したジャックは、CTUに電話。ファイエドがテロの首謀者であると告げ、アサドへの攻撃中止を求める。ジャックの話を聞いたウェインは逡巡するが、アサドのアジトへの空爆を決断する。アサドがファイエドを捕らえる手がかりだと考えるジャックは、アサドのアジトへ向かい、彼を助け出す。そしてファイエドに内通していたアサドの部下オマールから、情報を聞き出そうとする。だが捜査官としての勘が鈍ったジャックは口を割らせる事ができなかった。そこでアサドが尋問し、ファイエドの手下の行き先を吐かせる。
 
 ジャックとアサドがオマールから聞いた場所へ行くと、ファイエドの手下ナシールとマシールが現れる。爆弾ベストを身につけたナシールは電車に乗り、自爆テロを起こそうとしていた。マシールは爆発を見届け、ファイエドに報告する役だった。ジャックは電車に乗ったナシールを追い、爆発寸前でナシールを線路に突き落とす。お陰で市民に犠牲者は出なかった。一方、アサドは移動したマシールを追跡する。
 
 アジトを攻撃後、アサド抹殺に失敗した事を知り、がく然とするウェイン。やがて傍受したファイエドの通話から、彼がテロの首謀者である事が裏付けられる。ファイエドはロス以外にも、2都市で同時多発テロを起こしていた。ウェインはさらに窮地に立たされる。
アハメッドはファイエドに命じられた役目を果たすため、自宅に戻り、隠していた包みを取り出す。再びスタンが現れ、暴行を受けると、彼を射殺。様子を見に来たスコットに、本性を現し、自分に従うよう脅す。
 
 ウェインの妹で弁護士のサンドラは、米国イスラム連合IAAという団体の代理人を務めていた。事務所にFBIが現れ人事記録を提出するよう求められると、記録を削除。恋人で団体に勤めるワリードと共に、逮捕されてしまう。

 
第3話:8:00 - 9:00 A.M.
 
24season6_episode03_01.jpg ファイエドは、ウェインに電話で接触。爆弾テロをやめてほしければ、1時間後にパームデール軍刑務所の囚人たちを飛行機に乗せ、釈放するよう要求する。ウェインは一時的に国を攻撃から守れると考え、釈放の準備を進める。
 
 ジャックはアサドと合流後、CTUと連携しながらマシールを追跡。危険なテロリストである囚人の釈放をやめるには、期限までにファイエドを発見しなければならなかった。衛星での追跡がすぐには準備できないと知ると、ジャックとアサドは、ひと芝居を打つ。ジャックがマシールの車にぶつかって故障させ、現場に居合わせたフリをしたアサドが、目的地まで車で送るとマシールに申し出る。アサドは携帯を通話状態にして、マシールとの会話から、行き先がCTUやジャックに分かるようにした。
 
 マシールはアサドの車から下りたあと、貸倉庫へと向かう。ファイエドの居所をつかむには、マシールを捕らえて尋問するしかなかった。そこでカーティス率いる戦術チームが現場に踏み込むが、マシールは自殺してしまう。期限が迫り、ウェインはやむなく囚人の釈放を決断する。
 
 唯一の手がかりを失ったジャックだが、マシールのパソコンのファイルから新事実が発覚する。ファイエドは、ソビエト製のスーツケース型核爆弾を手に入れた可能性があり、関係者として名前が浮上した男は、ハッサン・ヌメール。パームデール軍刑務所に収容されていた囚人だった。ファイエドが一連の攻撃を行った目的は、ヌメールを逃がす事だったのだ。ヌメールは囚人用の飛行機には乗っておらず、刑務所の内通者の手引きで、ひそかに逃亡をしていた。
サンドラとワリードは、臨時の勾留施設へ連行される。サンドラはウェインによって釈放されるが、ワリードは勾留される。そして他の収容者サリムをかばった事から、州兵からひどい扱いを受ける。 
 
 アハメッドはケガで動けないため、包みを運ぶ仕事をレイにやらせる。包みをマーカスという男に届け、引き換えにある物を受け取るよう指示した。妻と息子を人質に取られたレイは、仕方なく従い、マーカスの所へ行く。マーカスは包みの中に詰まった札束を見ると、金額が足りないと言い出す。追い込まれたレイはマーカスを殺害してしまう。
 
 
第4話:9:00 - 10:00 A.M.
 
24season6_episode04_01.jpg 収容所から囚人解放時の混乱に紛れ、科学者のヌメールが逃走した。ファイエドの囚人解放要求は陽動作戦で、実は核爆弾を完成させるためのヌメール奪還が目的だった。CTUはヌメールとファイエド発見に集中する。
 
 ホワイトハウスでは万一の被害予測を立てる。爆弾は1キロトン規模で、人口密集地域なら被害者は10万人以上と聞き、ウェイン大統領はジャックにファイエドとヌメール捜索の指揮を執るよう頼む。ジャック、承諾。
 
 爆破された現場(倉庫)から発見されたPDAに、「先週、客が来た」という文言が残っていた。アサドによれば客は核爆弾を意味すると言う。アサドを敵視するカーティスに、ジャックはファイエドとヌメール発見が最優先事項だから自制するよう諭す一方、クロエにカーティスとアサドの過去の接点を調べるよう頼む。
 
 電子部品店で「荷物」を入手したレイは、「家族を解放しなければ、荷物を壊す」とアハメッドを脅し、妻ジリアンだけは解放させる。レイは妻の無事を確認後、ファイエドに荷物を届ける。一方、ジリアンは警察に通報。彼女からファイエドの名を聞いたジャックはウォレス邸に向かう。
 
 ウェインは、ある中東の国の大使を呼んでアサドのテロ放棄=平和希求について意見を聞き、それが彼の本心だという確信を得る。ウェインはアサドと正式な協定関係を結ぶ決意をする。直接アサドと話し、彼に恩赦を与える代わり、ファイエドらの捜索と和平推進への協力を約束させる。
 
 レイはファイエドのアジトに荷物を届けるが、ファイエドはアハメッドにスコットを殺すよう命じる。実行寸前、ジャック達が突入。アハメッドは撃たれるが、スコットは彼が指示していた荷物の届け先住所を覚えていた。ジャックがCTUに連絡。ビルは現場に戦術チームを送る。
 
 拘留施設では、ワリードが収容者の不穏な会話を立ち聞きしていた。頻繁に出てくるアラビア語のフレーズを面会に来たサンドラに伝え、収容者がテロに関与している可能性についてFBIに通報するよう頼む。
 
 
第5話:10:00 - 11:00 P.M.
 
24season6_episode05_01.jpg バレンシアで核爆弾が爆発した後、街は騒然となり、周辺住民は安全な地域へ避難する。ウェインはホワイトハウスの地下シェルターに移動。統合参謀本部との会議や、テレビ演説の準備などを行う。会議では、今回の攻撃を支援していると思われる国を攻撃すべきとの意見が出るが、ウェインは退ける。テレビ演説に関しては、レノックスが取締強化策を盛り込むよう助言。だがウェインはその意見を採り入れず、国民の心を落ち着かせる内容にする。
 
 安全なエリアに移動したファイエドは、残りの核爆弾4個をその日のうちに爆発させる予定でいた。そこでマッカーシーという男に電話し、ヌメルの代わりに起爆装置を再プログラムする人手を捜すよう依頼する。マッカーシーは核爆弾を売った男だった。彼は恋人リタと合流したあと、人手を手配する。
 
 CTUに着いたアサドは、ファイエドにつながる人物として、ロシアの元将軍グレデンコの名前を明かす。グレデンコの仕事関係者には、ジャックの父フィリップがいた。ジャックはロスが核攻撃を受けた事でかつての自分を取り戻し、捜査に復帰。しかし捜査線上に父の名前が浮上したと聞き、困惑する。ジャックは父の家に電話をするが、執事によれば、フィリップは外出中で前日から連絡が取れないという。2人の通話を聞いていたフィリップの護衛は、ジャックがロスに戻った事をある人物に報告する。その人物とはジャックの弟で、以前ローガンと陰謀に関わっていたグラハムだった。ジャックの帰還を知り、グラハムの妻マリリンも、少なからず動揺していた。マリリンはかつてジャックと恋仲だったのだ。グラハムはジャックから電話があると、驚いたフリをし、父の居所は知らないと答える。しかしグラハムを怪しむジャックは、断りを入れずに彼の自宅に行く。そしてグラハムが質問をのらりくらりと交わすと、部屋に監禁し、拷問にかける。
 
 ワリードはFBIに協力し、盗聴器をつけてサリムから情報を聞き出そうとする。そしてテロリストとつながりがあるとサリムにほのめかし、ファイエドの名前を出す。するとサリムは、ワリードを仲間の所へ連れて行く。
 
 
第6話:11:00 - 12:00 P.M.
 
24season6_episode06_01.jpg バンカーでは、治安対策を強化しようとするレノックスとそれに反対するカレンとの関係が険悪になる。レノックスはカレンを大統領から遠ざけるべく、その弱みを掴むよう部下に指示する。
 
 CTUではセキュリティ強化による新たなアクセス制限が設けられ、中東出身のナディアが円滑に職務を果たせなくなる。ブキャナンはカレンに相談。マイロは彼女のため、自分のIDでログインする。爆発現場周辺ではまだファイエドと残る4つの核爆弾を捜索している。
 
 ジャックは手荒い方法でグラハムを尋問。父フリップの会社、BXJはロシアの元将校グレデンコとの間に、ソ連製核兵器をアメリカで廃棄する契約を結んでいた。グラハムがその下請けとして雇ったマッカーシーがテロリストにスーツケース核爆弾を横流ししたのだ。ジャックはグラハムを連れて、シミ・バレーにあるマッカーシーのオフィスへ向かう。
 
 拘留施設の収容者が携帯を隠し持っており、外部からテロ情報を得ている事実が判明。ワリードは彼から携帯を盗み、中のデータをCTUに送る。しかしクロエが調べた結果、収容者は単にテロリストのウェブ・サイトにアクセスして情報を得ていたにすぎず、テロには関与してなかった。ワリードが携帯を盗んだ事がバレて、彼は他の収容者達からリンチを受ける。
 
 レノックスは、過去ファイエドを拘束しながら釈放したブキャナンの責任を追及、しかもカレンがそれを隠蔽したと非難して彼女に辞職を迫る。カレンは詳細を告げずに大統領に辞表を提出、CTUロスへの転任を願い出る。
 
 マッカーシーのオフィスに本人の姿はなく、いたのはジャックの父フィリップだった。彼はグラハムを守るため、独力でマッカーシーを見つけて核兵器を取り戻す気だったと説明する。ジャックはCTUに連絡しようとするが、グラハムが手下を使ってジャックに反撃。父とジャックを拉致させる。
 
 一方、ファイエドの依頼で核爆弾を扱えるエンジニアを探していたマッカーシーは、ついに候補者を見つけ出す。
 
 
第7話:12:00 - 1:00 P.M.
 
24season6_episode07_01.jpg カレン辞職後、レノックスは再度ウェインにイスラム系収容施設案を承認するようウェイン大統領に迫る。ウェイン、各閣僚を招集するよう指示。
 
 フィリップとジャックはグラハムの手下に殺されかかるが、反撃して脱出する。ジャックの連絡でCTUの作戦チームがグラハム邸に突入、グラハムの身柄を拘束してジャックによる尋問が始まる。マッカーシーの居所を聞くが、グラハムは知らないの一点張り。ついに自白剤による拷問を始める。
 
 CTUではモリスが、マッカーシーからファイエドに送られた通信に含まれるエンジニアの画像とおぼしきデータを修復しようとしていた。傍受過程で破損してしまったのだ。そんな折、モリスの弟が核爆弾により被爆し、病院へ搬送中だとの連絡が入る。彼は一通りの仕事を終えると、病院へ向かう。

 グラハムが隠している事を自白し始める。自分はデビッド・パーマー、トニー、ミッシェル殺害を指示し、パーマー暗殺の罪をジャックに着せたと告白する。ジャックは取り乱すが、父の姿に我に返ってCTUに連絡。弟をCTUであらためて尋問する事にする。
 
 閣僚らを集めた会議で、ウェインはあらためて国の理念に反するレノックスの提案を受け入れないと断言する。ダニエルズ副大統領とレノックスは失望する。
 
 CTUでは破損した画像が修復された。何とそれはモリスだった。ブキャナンは急遽モリスとジャックに連絡するが、マッカーシが先にモリスを確保、拉致する。
 
 グラハム邸では、フィリップがグラハムに接近。実はフィリップこそが陰謀の首謀者であり、グラハムは自分一人が罪をかぶって父を守り、会社を存続させようとしていたのだった。グラハムが真実を話してしまう事を恐れたフィリップは、自白剤を多量に注入して彼を殺害する。
 
 
第8話:1:00 - 2:00 P.M.
 
24season6_episode08_01.jpg ジャックは、モリスを拉致したマッカーシーを追跡。CTUが衛星でサポートする。クロエはモリスの事で動揺し、仕事を外される。ジャックはマッカーシーの車を見つけるが、車を乗り換えられ、見失ってしまう。

 一方モリスは、マッカーシーの仕事の内容を知らなかったリタに状況を説明し、協力を求める。リタは隙を見て、マッカーシーを射殺。しかしモリスに協力するためではなく、報酬が目当てだった。リタはファイエドのアジトであるアパートに行き、マッカーシーの代理だと名乗って、モリスを引き渡す。ファイエドはモリスに、スーツケース核爆弾を使用可能にする再プログラム装置を作れと迫る。拷問を受けたモリスは、やむなく従う。
 
 一方ジャックは警察の情報を受けて、マッカーシーの死体を発見。冷静さを取り戻したクロエが、携帯の記録から、ファイエドの現在地を割り出す。だがアパートの階数や部屋番号までは特定できなかった。現場に到着したジャックは、住民を外に出す方法を思いつく。まず火災報知器を鳴らし、住民を避難させる。そして住民が残っている部屋を赤外線衛星の画像で割り出し、ファイエドのアジトを絞り込む、という方法だった。やがてアジトが特定され、ジャックはチームと共に踏み込む。しかし室内にファイエドの姿はなく、起動したスーツケース核爆弾が残されていた。爆発まで残り3分…。ジャックはクロエの指示を受けながら、慎重に解除作業をする。そして残り時間わずかというところで、解除に成功する。ホッとしたのもつかの間、モリスが再プログラム装置を作り、残りの核爆弾が使用可能となった事が判明。ファイエドは装置を持って逃走したのだ。
 
 パーマーは、ホワイトハウスに到着したアサドと面会。和平協定の条件として、テレビで声明を発表し、イスラム社会に対して、ファイエドの情報提供を呼びかけるよう頼む。
提案を却下されたレノックスは、リードに不満をぶちまけ、辞任すると言い出す。ウェインの排除を目論んでいたリードは、カーソンという男に電話。陰謀を実行に移す事にする。リードは、レノックスも仲間に引き入れる事にし、陰謀計画をほのめかして反応を伺う。
 
 
第9話:2:00 - 3:00 P.M.
 
24season6_episode09_01.jpg ファイエドは未だ3つの核爆弾を持ち逃走中。グレデンコと連絡を取り、運搬システム、標的の再プログラムについて話し合う。
 
 CTUでは、ファイエドのコンピュータからグレデンコがロスにいる事を確認。ジャックはCTUに戻り、フィリップにグレデンコについて聞くも彼は知らないの一点張り。マリリンは数ヶ月前、夫のグラハムを尾行した際、彼がウェストLAの一軒家でロシア訛りのある男達と会っていた事をジャックに打ち明ける。ジャックは有力な手がかりと考え、マリリン、マイロ&戦術チームと共にその家に向かう。事実発覚を恐れたフィリップは裏でグレデンコの殺害を命じる一方、ジャックと一緒にいるマリリンに電話し、彼をグレデンコのアジトとは別な住所へ導かなければジョシュを殺すと脅迫する。
 
 バンカーではウェインとアサドがスピーチ原稿の打ち合わせ中。途中、ダニエルズ副大統領からレノックスのイスラム収容所案を却下した事に抗議されるが、ウェインの信念は揺るがない。レノックスはリードに呼び出され、ウェイン排除に向けて相談を始める。裏に誰がいるかは知らされないまま、彼はウェインの予定表を入手する約束をする。
 
 モリスは核爆弾を使えるようテロリストに手を貸してしまって自己嫌悪に陥っているが、クロエにキツく諭されてジャック達の戦術支援に回る。
 
 マリリンはジャック達をグレデンコのアジトではない、フィリップに指示された一軒家に導く。ジャックがチームと共に突入すると、仕掛けられていた爆弾が爆発。ジャックは寸前に外へ出て助かる。表で待っていたマイロとマリリンは、フィリップの手下と思われる男達に追われていた…
 
 
第10話:3:00 - 4:00 P.M.
 
24season6_episode10_01.jpg マイロとマリリンはフィリップの手下から逃げるが、見つかってしまう。手下がマイロを撃ち、マリリンを連れ去ろうとした瞬間、ジャックが登場、2人を救う。ジャックはマリリンがグレデンコに手を貸したと思い込み、彼女を問い詰める。しかしワナを仕掛けたのはフィリップだと知る。マリリンからグレデンコのアジトの正確な場所を聞いたジャックは、CTUに連絡。チームが派遣され、アジトに踏み込むが、グレデンコの姿はなかった。
 
 ジャックは、フィリップとジョシュの居所を突き止めるため、フィリップの手下に電話をかけさせる。マリリンはフィリップに対し、グレデンコの居所を知りたければジョシュに会わせるよう言い、居所を聞き出す。ジャックはマリリンを連れ、フィリップのいるホテルへと向かった。ところがフィリップは、ジャックが来る事を予想し、隣のビルに移動していた。 
 
 ジャックはジョシュの身代わりになると申し出る。ジョシュは解放され、無事に母の元へ戻った。フィリップは、丸腰でやって来たジャックに真相を明かす。パーマー暗殺に関わっていた事、それをネタにグレデンコに脅迫され、核爆弾を横流しした事も。そしてジャックに銃を向けるが、いつの間にか姿を消す。その場に残されていた携帯には、電話番号が書かれたメッセージが…。ジャックがその番号にかけると、出たのは何とローガンだった。
 
 リードは、暗殺犯をバンカーに入れる許可を出すようレノックスに依頼。レノックスは応じるが、実はウェインの暗殺計画を阻止しようとしていた。レノックスの動きに気づいたリードは、彼を殴り、カードキーを手に入れる。  
 
 マイロの手柄を聞いて、さらに落ち込むモリス。モリスはかつてアルコール依存症だったのだが、今回の件でつい酒に頼ろうとする。一口飲んだあと、我に返って吐き出すが、クロエの目はごまかせなかった。二度としないと誓うモリスを見て、クロエはブキャナンへ報告するのをやめる。
 
 
第11話:4:00 - 5:00 P.M.
 
24season6_episode11_01.jpg ファイエドはグレデンコの準備する無人飛行機に核爆弾を搭載して標的を攻撃する計画。
ウェインはバンカーに中東の大使を呼び、アサドの声明直後に国の首相から支持声明を発表してほしいと依頼する。リードはトムを監禁したままカーソンをバンカー内へ。カーソン、早速爆弾作りにかかる。スピーチの際、爆弾で大統領を殺害し、アサドに罪を着せる計画だ。リードは反対するも、カーソンはトムも自殺に見せかけて殺害する予定。
 
 CTUではモリスがグレデンコのアジトの電話線から情報を得ようと作業しているが難航。ジャックは父フィリップの拘束を頼む一方、その父を通じてローガンと接触した結果、彼がグレデンコ情報を持っているらしい旨、ブキャナンに伝える。ローガンは司法妨害の罪で自宅軟禁下にあるが、パーマー暗殺やテロリストへの協力については現在も公にされていない。
 
 ジャックはローガンの別荘へ。司法取引が目的と思いきや、彼は無条件でグレデンコの窓口だというロシア総領事、マルコフに会いに行って情報を得ると言う。マルコフは過去の陰謀に関与した弱みがあるので、自分には情報を渡すと請け合う。ジャックはウェインに電話し、彼の外出を許可する大統領令の発行を頼む。彼に兄を暗殺されたウェインは渋るが、結局了承する。
 
 ブキャナンはモリスを仕事から外そうとするが、彼は会議でテロリストに起動装置を与えた事を謝罪し、仕事はきちんと出来ると主張する。が、その後もミスをし、クロエがかばうハメに。クロエは、モリスが酒を飲んでいるのではないかと疑う。
 
 バンカーではアサドのスピーチのリハーサルが始まろうとしていた。ボイラー室ではカーソンが爆弾を完成。リードはアサドがスピーチをする演台に爆弾を設置する。リハーサル直前、リードは起爆装置を作動させ、爆弾を爆発させた。。。
 
 
第12話:5:00 - 6:00 P.M.
 
24season6_episode12_01.jpg リードとカーソンの暗殺の企てにより、ウェイン・パーマー大統領は意識不明の重態に陥る。リードらに拘束されていたレノックスは、解放されると同時にリードとカーソンを告発、アサドは無実だと訴える。大統領の職務を引き継いだダニエルズ副大統領は、暗殺未遂の真相については沈黙を守るようレノックスに圧力をかけ、このままアサドに罪を着せて、イスラム教徒への締め付けを正当化しようと目論む。ダニエルズの不穏な動きを察知したカレンは、辞表を撤回し、ホワイトハウスに復帰することを決める。
 
 ジャックはローガンを伴ってロシア総領事館を訪れる。ローガンが総領事のマルコフと直接話をして、核爆弾をテロリストに供給したグレデンコの居所を聞き出すというのだ。テロに深く関与していながら、ローガンに対してシラを切り通すマルコフ。ジャックはいったん引き下がる素振りを見せ、密かに総領事室に侵入すると、マルコフを拷問してグレデンコの居所を吐かせる。グレデンコはモハーベ砂漠のシャドーバレーにいて、無人飛行機で核爆弾を運ぶための準備をしているという。準備が整うのは2時間後。その情報をCTUに伝えようとしたジャックは、踏み込んできた警備員に捕らえられてしまう。
 
 囚われの身となったジャックは、見張りをしていたストヴィッチに真相を訴え、CTUに情報を伝えて欲しいと頼む。ストヴィッチはひとけのない部屋で電話をかけるが、ブキャナンと話す前にマルコフの手下に射殺される。
 
 ジャックが拘束されたと知ったブキャナンは、総領事館の武力制圧を視野に入れ、救出の道を探る。
 
 
第13話:6:00 - 7:00 P.M.
 
24season6_episode13_01.jpg ロシア総領事館で拘束されたジャックは逃走し、地下の部屋に身を潜める。そしてCTUにグレデンコの居所を伝えようとするが、途中で切れてしまう。ジャックの逃走を知ったマルコフが館内を封鎖、通信回線を止めたのだ。
 
 CTUは総領事館への襲撃作戦を準備。工作部門のリーダーとして赴任してきたドイルが、作戦の指揮を執る。ローガンはブキャナンから状況を聞くと、襲撃以外の方法を提案する。スワロフ夫妻と親しいマーサに協力してもらい、スワロフ大統領の介入を促すという方法だった。ローガンはマーサの協力を取り付けるため、彼女の元へ向かう。ブキャナンから報告を受けたダニエルズは、ローガンの方法が失敗した場合、総領事館への襲撃を実行するよう命じる。ドイル率いるチームは総領事館へ向かい、待機する事となった。
 
 マーサはローガンと離婚した後、施設に入所。ピアースと交際していた。2年ぶりにローガンと再会し、動揺するマーサだったが、協力を了承する。アーニャと連絡が取れるのを待つ間、マーサはローガンへの怒りを爆発させ、発作的にナイフで刺してしまう。重体のローガンは、病院へ搬送される途中、息を引き取る。
 
 マーサは興奮状態にあったが、アーニャと連絡が取れると、冷静に用件を伝える。アーニャに説得されたスワロフ大統領は、マルコフに降服を命じるが、拒否される。ブキャナンはスワロフ大統領の了承を得た上で、作戦にゴーサインを出す。襲撃チームは、突入後、総領事館を制圧。マルコフは踏み込まれる直前、グレデンコに電話で警告、その後撃たれる。救出されたジャックは、グレデンコの居所をドイルに伝える。
 
 シャドーバレーでは、ファイエドがグレデンコと合流し、爆弾の発射準備に取りかかっていた。
 
 ダニエルズはテログループ逮捕の協力を取り付けるため、アサドの国の大使と面会する。アサドが爆弾を仕掛けるのを見たとレノックスに偽証させ、国の責任を追及。そして協力しないなら、核兵器による報復攻撃も辞さないと、圧力をかける。
 
 
第14話:7:00 - 8:00 P.M.
 
24season6_episode14_01.jpg ファイエドが無人飛行機に核兵器を搭載して攻撃をしかけようとしている事がダニエルズに報告される。モハベ砂漠では、アメリカ側に計画が漏れたと知ったグレデンコが、準備済みの無人飛行機1機の発射を命じる。発射。CTUは衛星で飛行機を追跡するも、パイロットの細工でその追跡システムを不能にされてしまう。標的は人口密集都市であるサンフランシスコかラスベガスかフェニックスあたりか?
 
ジャックはCTUに戻り、マリリンからオードリーが数ヶ月前、中国で交通事故死した事を聞かされる。クロエを問いつめ、そのファイルを入手する。
 
バンカーでは統合参謀本部を招集しての会議。ダニエルズは次に核攻撃を受けたら、ファイエドとアサドの出身国に軍事報復すると宣言する。カレンは世界大戦になりかねないと反対するが、ダニエルズは核を搭載した潜水艦を待機させるよう命じる。トムも彼の計画に懐疑的なようだが、カレンに対してはそれを認めない。
 
クロエは、パイロットがCTU内部の手引きでデータを盗んでいる事を突き止める。結局、ナディアのコンピュータからリークがあった事が判明し、彼女は身柄を拘束されドイルに尋問される事になる。
 
ウェインは脳内の腫れを抑えるため昏睡状態にされているのだが、カレンは医師に、彼の意識を一時的に戻せないか尋ねる。
 
パイロットの居場所が分かり、ジャックもチームと共にすぐ近くの現場へ向かう。突入してパイロットを倒し、ジャック自ら操縦桿を握って機を標的であるサンフランシスコから遠ざける。人が住んでいない工業団地に着陸させるが、その衝撃で飛行機が大破し、中の核物質が拡散。駆け付けた消防救急隊員らが被爆する。
 
CTUから核爆発回避の連絡を受けるも、ダニエルズは被爆者が出た事を重視してこれを核攻撃と捉え、計画通り敵国に報復するよう国防長官に命じる。カレンもトムも反対するが、彼は聞く耳を持たない。。。
 
 
第15話:8:00 - 9:00 P.M.
 
24season6_episode15_01.jpg ジャックらが押さえたパイロットは情報を吐くことなく死亡する。しかしその端末からはナディアが無実であるという証拠が見つかる。ナディアを拷問したドイルは、その証拠を保身のために葬るようジョンソンにそそのかされるが、惑わされることなくナディアの無実をCTUに伝える。
 
 グレデンコは次の標的であるエッジモント原子力発電所のセキュリティコードを手に入れるため、それを入手できるマーク・ハウザーに連絡する。彼らは40分後に、コードを受け渡す段取りをつける。グレデンコとマークの通話に気づいたCTUは、マークの家に突入。その際、マークが負傷したため、兄弟のブレイディがコードの受け渡しに行く。その現場で、ジャックはグレデンコ確保に成功。グレデンコは米政府が取引に応じれば、ファイエドと爆弾を渡すと言う。
 
 ダニエルズは中東へ向けた核攻撃の準備に余念がない。カレンは、核攻撃を止められる唯一の人物、ウェイン・パーマー大統領を昏睡から目覚めさせようと試みる。それには危険が伴うものの、サンドラも国を救うため同意する。
 
 潔白が証明されたナディアは任務に戻る。彼女と関係を築きたいと望んでいたマイロは、彼女を疑ったことを謝り、キスするが、傷ついたナディアの心を溶かすことは難しい。
 
 CTUからグレデンコ確保の朗報を受けたにも関わらず、核攻撃を強行しようとするダニエルズ。レノックスの反対にも耳を貸さず、ダニエルズはついに核弾頭発射命令を出す。しかしその時すでに、軍には攻撃中止命令が下っていた。ウェインが目覚めたのだ。ウェインは自分が最高司令官として復帰することを宣言するが、ダニエルズは認めず、判断は司法長官に委ねられることとなる。
 
 
第16話:9:00 - 10:00 P.M.
 
24season6_episode16_01.jpg ウェインは無理を押して復職しようとするが、ダニエルズはウェインの職務能力を問う会議を召集。閣僚による決議が行われる。投票は同点で、ウェインの留任が決まるが、ダニエルズは異議を申し立てる。カレンの復職は正式に認めていないので、彼女の票は無効だというのだ。判断は最高裁にゆだねられる。ダニエルズに勝算がないと見たリサは、偽証をするとダニエルズに告げる。しかし部屋に送信器を仕掛けていたレノックスが、2人の謀議を録音。それをネタに、異議を取り下げるようダニエルズに迫る。ダニエルズは従い、ウェインの留任が決定した。ところがウェインは不可解な行動に出る。ダニエルズが行おうとしていた中東への核攻撃を命令したのだ。
 
 ジャックはグレデンコがあっさり協力を申し出たのを怪しみ、取引をするのをためらう。だが大統領の座が争われていると聞き、恩赦を無効にできると気づく。そこで表向きは恩赦取引をすると見せかけ、手続きを済ませる。その後グレデンコはファイエドに連絡をし、原発の情報を渡す合流場所としてサンタモニカ・ピアを指定される。
 
 ジャックはチームと共に、グレデンコを連れて現場に移動。グレデンコは、音声の送信器と追跡装置を腕に埋め込まれ、ファイエドと落ち合う。そしてファイエドに状況を教えたあと、送信器を外して、腕を切断。現場から逃亡を図る。異変に気づいたジャックは、血痕をたどって、2人を捜索。グレデンコはバーに逃げ込んだあと、ファイエドを裏切る。ファイエドがテロリストだと客に告げ、彼が客に取り囲まれている間に、逃げたのだ。しかし重体の身で遠くまでは行けず、浜辺で倒れる。ジャックはファイエドを発見し、身柄を拘束する。
 
 ドイルは、マイロの端末を調べるようナディアに言う。テログループにハッキングされたのは、マイロのミスが原因だと踏んだのだ。ナディアがマイロの端末を調べると、確かに彼がミスをしていた。意外な事に、ドイルは端末のデータを書き換えて、マイロがクビにならないようにする。
 
 
第17話:10:00 - 11:00
 
24season6_episode17_01.jpg ウェインが発射を命じたミサイルは着弾まであと数分。彼は焦った様子の大使にさらに圧力をかけ、中央軍のハビーブ将軍が今回のテロ事件を画策していた事実を聞き出す。土壇場で攻撃は中止され、ミサイルは海に投棄されたが、実は攻撃はウェインの芝居で、ミサイルに核は搭載されてなかった。彼は逮捕済みの将軍から詳しい情報を引き出すよう大使に要請する。
 
 ジャックは捕らえたファイエドを尋問するが効果なし。そこでCTUに移送しようとするがその途中、装甲車に襲われてファイエドを奪われる。が、彼らはテロ集団に扮したCTUの偽装グループだった。自分達がハビーブ将軍配下にあるとファイエドに信じさせ、アジトへ同行して爆弾を確保する計画だ。しかしファイエドはハビーブとじかに話すまで彼らを味方と信じず、動こうとしない。
 
 ウェインがまた大使に圧力をかけ、ハビーブからファイエドに電話をかけさせる。ファイエドはようやくアジトへ向かって動き出し、ジャック達は車で追跡するが、途中でモニターしていた映像も音声も消える。実はアラブ語での会話中、ハビーブは(家族を殺すと)脅迫されて電話している事を知らせる暗号を忍ばせていたのだ。ジャック達がトンネル内の装甲車に追いつくと、ファイエドの姿は消えていた。ジャックはトンネル内のボイラー室でファイエドを発見。彼が走らせるトラックの底にしがみついてアジトへ向かう。
 
 ウェインは繰り返しアドレナリン注射を打ったため危険な状態だったが、治療を受けろと言う医師の言葉に耳を貸さず、依然仕事を続ける。
 
 ファイエドは捜査の手が及ぶ事を案じてアジトを後にしようとする。ロサンゼルス市街で核爆弾を使うつもりだ。ジャックは一人でテロリスト達をやっつけ(ファイエドも)、ついに核爆弾を確保する。そこへドイル達応援チームが到着。CTUへ戻ろうという時、なんと死んだはずのオードリーから助けを求める電話がかかってきた。そして次に代わって出たのは中国人のチェンだった。。。
 
 
第18話:11:00 - 12:00 A.M.
 
24season6_episode18_01.jpg オードリーを人質として捕らえたチェンは、ジャックに取引をもちかける。彼女と引き換えに、ロシアのスーツケース核爆弾のFB回路基板を渡せというのだ。それはロシアの国防機密を解く鍵であり、アメリカが中国に渡したとなれば、米露関係の悪化だけでなく、第三次大戦をも引き起こしかねない。ジャックはそれを中国に渡すつもりはなかったが、ひとまず実物を手に入れて取引に漕ぎ着けようと考える。
 
 ジャックに協力を求められたクロエは、回路基板の入手を手伝うが、それをモリスに気づかれ、ブキャナンに事情を説明せざるを得なくなる。取引について知ったブキャナンは、たとえオードリーのためでも米露関係を害するような行為は認められないとして、ドイルにジャックを拘束させる。後がないジャックは、ウェイン・パーマー大統領に直談判し、自身を犠牲にしても回路基板を中国に渡さないという誓いのもと、作戦遂行の許可をもらう。大統領の許可を受け、ジャックはドイルを引き連れて取引現場へと向かう。
 
 ホワイトハウスでは、核爆弾確保についての記者会見が開かれていたが、その壇上でウェインが脳出血を起こし、意識不明の重態に陥る。職務を代行することになったダニエルズ副大統領は、ジャックの作戦を即刻中止するよう命じる。それに従ってジャックをCTUに連れ戻そうとするドイルを、ジャックは銃で脅して車から降ろすと、単身オードリーの救出へ向かう。
 
 
第19話:12:00 - 1:00 A.M.
 
24season6_episode19_01.jpg ドイルは車を手に入れ、逃走したジャックを追跡。CTUは、回路基板に埋め込んだ発信器を使って支援するが、途中で信号が途絶える。ジャックがCTUの追跡を逃れるため、装置を外したのだ。ドイルは信号が途絶えた地点で、車のタイヤ痕を見つけ、ジャックの追跡を続ける。そしてジャックがテロリストの携帯を使っている事をCTUに伝え、ジャックとチェンの通話を調べるよう頼む。やがてCTUは通話を発見、会話の内容はすぐに解読できなかったが、ドイルが向かっている方向が正しいと分かる。
 
 一方ジャックは、チェンと連絡を取り、引き渡し場所として廃墟のモーテルを指定。チェンは部下とオードリーを連れて移動する。モーテルに着いたジャックは、爆弾をセットし、ブキャナンに電話。留守電に、自分の作戦に関する情報と別れのあいさつを残す。そして解放後のオードリーをCTUに送ってもらうため、タクシーを手配しておく。
 
 リードの尋問を行っている司法省の捜査官ホックが、カレンの元を訪ねる。リードは情状酌量を求め、情報提供を申し出ていた。その情報とは、以前ブキャナンがファイエドを拘束し、釈放していた件だった。ホックは今回のテロ攻撃に関し、スケープゴートが必要だと主張。政権に傷をつけないために、大統領から遠い人物、つまりビルの名を挙げる。カレンは逡巡の末、ブキャナンを解雇する。ブキャナンは妻のした事にショックを受けるが、解雇を受け入れるしかなかった。そしてナディアを臨時の支部長代理として指名したあと、CTUを去る。ナディアは戸惑いつつ、ブキャナンのあとを引き継ぐ。
 
 モーテルの近くに来たドイルは、ジャックの車を見つけ、応援を要請。身を潜め様子を伺う。ジャックは到着したチェンに、まずオードリーを解放するよう要求。オードリーが安全な場所まで離れたら、基板を渡すと告げる。チェンは了承し、オードリーを解放。ジャックはオードリーに、タクシーが待っている場所を伝え、短い再会を終える。オードリーがモーテルから離れると、ジャックはチェンに基板を渡し、建物もろとも爆破しようとする。ジャックの作戦を知らないドイルは、引き渡しを阻止するため、チェンの部下に向けて発砲。到着したばかりのチームと、チェンの部下の間で銃撃戦が始まる。その間チェンは基板を持って、現場から逃走する。状況を聞いたCTUは恐れていた事態が起こり、がく然とする。ジャックは拘束されるが、保護されたオードリーの様子がおかしい事に気づく。オードリーは精神的外傷を受けているのか、ジャックが誰かも分からない状態だった。
 
 ダニエルズは謀議の会話テープに関し、レノックスの真意を探る。大統領代理となったダニエルズの辞任を迫る気がないと知ると安堵し、二度とテープの事を持ち出さないよう頼む。ダニエルズと男女関係を持っていたリサは、夜を一緒に過ごすため、着替えを取りに自宅に帰る。
 
 
第20話:1:00 - 2:00 A.M.
 
24season6_episode20_01.jpg オードリーは無事保護されたが、ジャックの呼びかけにも反応しない。PTSDらしい。ドイルはジャックとオードリーをCTUに連れ帰る。
 
 ホワイトハウスのダニエルズ副大統領のもとに、ロシアのスワロフ大統領からテレビ会議を要請する電話。彼は核爆弾の基板が中国工作員の手に渡った事を知っており、アメリカ側で回収しなければ軍事行動に出ると警告してくる。ホワイトハウスかCTUの誰かが情報を流したようだ。トムとカレンはさっそく内通者洗い出しに乗り出した。
 
 チェンの奪った基板は損傷しており、専門家が必要となる。
 
 オードリー治療のため、CTU本部から精神科医のブラッドリーが送られてくる。彼はショック療法として、オードリーが中国の拷問で使われていた薬をさらに投与すると言う。死亡する危険さえある方法に疑問を抱いたドイルは、ジャックをオードリーに会わせてチェンにつながる手がかりを聞き出させる方法を提案するがナディアは却下。ついに自分の手でジャックを拘留室から逃がす。ジャックは診療室のオードリーを連れて地下室に立てこもる。
 
 スパイはロビイストのビショップだった。彼はダニエルズの補佐官リサを騙して恋人になり、密かに情報をロシアに流していたのだ。自分もリサと深い関係にあるダニエルズはショックを受け、本人に証拠を突きつけて反逆罪になるぞと脅す。そして怯えるリサに、すでに基板を回収したとロシア側に信じ込ませるようビショップにニセ情報を流せと命じる。
 
 CTUの地下室ではジャックが必死にオードリーに話しかけていた。ナディアがブラッドリーらを連れて部屋に突入する寸前、オードリーは一言「ブルームフィールド」と呟く。ナディアはブラッドリーを退け、ジャックとオードリーを保護する。調査の結果、ブルームフィールドという銅会社がある事が分かる。オードリーの服から酸化銅の粒子が採取されている事を考えると、彼女はそこに監禁されていたらしい。ドイルが出動準備をする。
 
 CTUにオードリーの父、ヘラー元国防長官が到着。オードリーを連れ帰る前に、ジャックに「二度と娘に近づくな」と警告する。
 
 
第21話:2:00 - 3:00 A.M.
 
24season6_episode21_01.jpg ドイルのチームがブルームフィールド銅精錬会社へ向かう。恐らくそこがチェンの拠点であり回路基板の在りかだ。ジャックは作戦に協力したいと願い出るが、聞き入れられず、拘留室に留まる。
 
 リサは、レノックスの指示通り、恋人ビショップのもとへ向かう。実はロシアのスパイだったビショップに、回路基板が破壊されたという偽情報を流させ、スワロフ大統領に一時的にでも報復攻撃を思いとどまらせようという作戦だ。リサの必死の芝居にも関わらず、ビショップはなかなかエサに食いつかず、彼女を強引にベッドへ誘い込む。レノックスらは、監視バンの中で成り行きを見守る。
 
 ドイルはブルームフィールドに突入するが、チェンは大量の兵器と共に逃げた後だった。チェンはそれらの兵器で、ある襲撃作戦を遂行しようとしていた。CTU襲撃作戦だ。
 
 外部との通信を断たれ、システムを乗っ取られたCTUは、チェンが差し向けた襲撃グループにより奇襲を受ける。マイロはナディアをかばって自分が支部長代行だと名乗り出て殺される。ドイルは、実は脅されて電話に出たナディアの対応に異変を察知する。
 
 ジャックは拘留室を出て、マリリンとジョシュを助けに向かう。襲撃グループがなぜかジョシュを狙っていると知り、ジャックはジョシュを空気孔から逃がすが、母親であるマリリンを殺すと脅されたジョシュは、自ら投降する。
 
 ジョシュ確保の知らせを受けたチェンは、ジャックの父、フィリップに連絡する。チェンによるCTU襲撃は、フィリップに破損した回路基板を修復させる代わり、彼のもとへジョシュを届けるという取引のためだった。彼らは20分後にジョシュと基板を交換する予定だ。
 
 
第22話:3:00 - 4:00 A.M.
 
24season6_episode22_01.jpg チェンの手下に捕らえられたジョシュは、アジトにいるチェンのもとへ連れて行かれる。そして拉致の黒幕が祖父フィリップである事や、フィリップが自分を連れて中国へ逃亡するつもりだという事を知る。
 
 ジャックはナディア、モリスと協力し、チェンの手下を倒す。そしてCTUに戻ったドイルやチームと共に、追跡を開始。下水トンネルを通ってアジトへ着いたジャックは、銃撃戦の末、ジョシュを保護する。ジャックはジョシュの話から、フィリップの関与を知る。
 
 性交のあと、リサはビショップを偽装工作に引っかけるため、寝室を出る。しかしビショップはリサの態度を不審に思い、エサに食いつかない。2人は口論となり、カッとなったリサはビショップを殴る。バンで監視していたレノックスはアパートに踏み込み、ビショップを拘束。リサは首を絞められ、重体に…。レノックスは、ビショップに偽装メールを転送させる。
 
 偽装工作が終わったのを受けて、ダニエルズはスワロフに電話。偽装工作に信憑性を持たせるため、「回路基板は破壊された」と告げる。ところがスワロフは、その話がウソだと知っていた。ロシア側はビショップを監視していたのだ。スワロフは2時間以内に基板を回収しなければ、報復に出ると告げる。
 
 ジョシュがCTUに保護されたと知ったフィリップは、チェンとの取引を中止。ダニエルズに対し、ジョシュと基板の交換取引を持ちかける。ロシアとの戦争を避けたいダニエルズは、取引に応じる。ジョシュは、チェンのアジトからCTUに移送される所だったが、ジャックから引き離され、ドイルに連れて行かれる。
 
 復旧作業中のCTUに、本部のクラムがやって来て、被害の調査を始める。クラムは、中国による襲撃の件で、ナディアを責める。ナディアはマイロの死に責任を感じて気弱になるが、モリスに励まされる。
 
 
第23話:4:00 - 5:00 A.M.
 
24season6_episode23_01.jpg ドイルはジョシュを連れてフィリップとの取引現場に到着。ジョシュは祖父に引き渡されることを拒むが、ドイルは必ず連れ戻すと約束し、ジョシュに追跡用の発信器をつける。
 
CTUは、取引を妨害されないようジャックを一時的に拘束する。ジャックはカレンに電話し、取引は罠で、フィリップがジョシュと基板の両方を奪い、中国との交渉を続ける気だと警告する。カレンはブキャナンに取引に関する情報を流し、阻止して欲しいと頼む。
 
ダニエルズはスワロフに基板奪還の見通しが立ったことを伝える。しかしスワロフは、「確実に基板が戻るまで報復を中止にはしない」と強硬な態度を崩さない。
 
取引現場にフィリップから指示が入る。衛星による監視をやめ、援護ヘリを下がらせろというのだ。ドイルはCTUとの無線通信のみで取引に臨むこととなる。
 
ブキャナンは拘束中のジャックを逃がすと、2人で取引場所へ向かう。それがダニエルズの耳に入り、情報を流したカレンは拘束される。
 
マイロの兄弟、スチュアートが遺体を引き取るためにCTUを訪れる。ナディアが、マイロが彼女をかばって死んだと伝えると、それほど彼女を愛していたに違いないと答える。
 
海に近い取引現場に、フィリップの手下2人が小型ボートで沖から現れる。うち1人が基板の容器を差し出すが、ドイルが手に取ると容器は爆発。手下はジョシュを連れ去り、ボートで沖へ消える。駆けつけたジャックはCTUに状況を報告。ドイルは少なくとも片目を失明するほどの重傷だ。CTUはボートの行方を追おうとするが、ジョシュにつけた発信器を使えなくされたため、衛星画像が戻るまでは身動きが取れない。その時、ジャックはあることに思い当たる。フィリップは仕事上、石油掘削基地に出入りできるのだ。ジャックは沿岸の基地が潜伏場所に違いないと踏んで、CTUに調べさせる。
 
沿岸の基地では、ジャックの読み通り、フィリップとチェンが潜伏中だ。彼らはジョシュが到着し次第、移動を開始する予定でいる。
 
 CTUでは、基地の情報を調べていたクロエが、突然、倒れる。
 
 
第24話:5:00 - 6:00 A.M.
 
24season6_episode24_01.jpg フィリップとチェンが待つ海上石油掘削基地にジョシュが拉致されてくる。フィリップは基板を手土産に、いやがるジョシュを連れて中国に向かうつもりだ。彼らは中国から潜水艦が迎えに来るのを待っていた。
 
CTUではフィリップ所有の閉鎖された石油掘削基地を発見。熱分析で人の存在を確認し、そこにフィリップ達がいる事を突き止める。ダニエルズ副大統領はカニン国防長官の提案を受け、掘削基地への空爆命令を出す。ジャックはナディアからその事実を聞いてジョシュを救出するため、ブキャナンと共にCTUのヘリを乗っ取って現場へ飛ぶ。
 
ロシアが米軍基地への攻撃準備を整えているとの報告を聞き、ダニエルズはスワロフに遂行中の計画を明かし、しばらく攻撃を遅らせるよう頼む。
 
ジャックはナディアの協力をとりつけ、掘削基地の衛星画像を入手。ヘリを着陸させて基地に乗り込む。フィリップは発信器付き小型ボートから中国の潜水艦に乗り移ろうとして船を出す準備中、ジョシュに銃を奪われ撃たれる。そこへジャックが到着。ジョシュを先にヘリに乗せ、自分も空爆寸前、父をその場に残してヘリのロープにつかまり脱出する。直後にF18戦闘機のミサイルが掘削基地を直撃し、基板は破壊された。これを確認したロシアは撤退、米ロ間の危機は回避された。
 
ホワイトハウスでは、トムがカレンとビルを免責するようダニエルズを説得。カレンとビルは告訴されず、静かに引退する事になった。
 
モリスは診療室のクロエを見舞い、別れると告げた前言を取り消す。実はモリスとの子供を妊娠していたクロエは、その言葉に安堵するのだった。
 
ジャックはヘリから海に落下。CTUへは戻らず、ヘラー元長官の家を訪ねる。彼に裏切られた怒りをぶちまけた後、ジャックはオードリーを連れて行こうとするが、ヘラーから生き方は変えられないと諭され、オードリーに別れを告げて一人出て行く。。。
 
 


 
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