全日本アーチェリー連盟は20日、アテネ五輪銀メダルの山本博(43)(日体大教)が国際連盟が認定する世界ランキングで男女を通じて日本人選手で初めて1位になったと発表した。
山本は「安定した成績が求められるランキングの1位は難しかったので、驚きとともに本当にうれしかった。世界ナンバーワンを目指してきたので、すごく誇りが持てる。それに見合う行動をし、これを励みに今後も頑張りたい」と喜びを語った。 山本は準優勝した6月のワールドカップ(W杯)トルコ大会後、国際連盟発表の世界ランキングで1位に輝いた。山本は「アテネ五輪と今回のW杯の活躍が大きかった」と振り返り、2大会連続のメダル獲得を狙う北京五輪に向けて「今の時期からパワーアップすることが必要で、今回の1位で、より気持ちの面で力が入る」。若い選手に向けても「日本人で1位を取れたことを励みにしてほしい」と話した。 アーチェリーの世界ランキングは選手に五輪、世界選手権、W杯などの成績に応じてポイントが与えられ、その累積で順位が決まる。