映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の監督で知られる行定勲が新作「遠くの空に消えた」(2008年公開)を製作している。子供たちの冒険を描く日本が誇る”行定版”「スタンド・バイ・ミー」で、主演は神木隆之介。適役を探し続けていた行定監督が神木と大後寿々花という2大天才子役に出会い、7年越しの企画始動させた。
行定監督、7年越しの企画!新作は神木主演のファンタジー メーンキャストはもう1人、オーディションで選んだささの友間(ゆうま)=(13)を加えた3人。架空の時代と場所を舞台に、生き別れの父を探す少女(大後)、彼女を手助けする少年2人(神木、ささの)がある奇跡を体験し成長するひと夏を描くファンタジー。2006年6月19日にクランクインし北海道の根室、帯広、網走で撮影中している。 神木の映画主演は「妖怪大戦争」に続き2作目。4月から中学1年に進学し、休みを使って撮影に参加していたが、現在は夏休みに入り集中して臨んでいる。粘る撮影で知られる行定演出の下、表情に凛々しさが加わり声も少しずつ変化。劇中同様まさに俳優として成長を見せている。 2006年の8月上旬まで北海道ロケを行い、スタジオ撮影を経て同下旬にアップ予定。興収85億円を記録した「セカチュー」以降、「北の零年」「春の雪」と大作が続いたが、もともとインディーズ出身で人の心の揺れを繊細に描き出す手腕に定評のある行定監督。今作で神木ら子役のフレッシュな演技をどこまで引き出し、神木らがどう応えるか、注目を集めている。 “セカチュー”超えるか? 行定が『SAYURI』で注目された12歳少女でファンタジー 『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』など次々と純愛感動作を世に送り出す行定勲監督。その行定がついに新作に着手した。 のどかな田舎町で2人の少年と1人の少女がひと夏に経験する出会いと別れをファンタジックに描く『遠くの空に消えた』(配給:ギャガ)。 撮影はすでに北海道の根室・帯広・網走などを中心に、6月19日よりスタートしており、『世界の中心で愛を叫ぶ』『春の雪』などで美術を担当した山口修などをスタッフに迎え、全編、行定監督のオリジナルストーリーの“行定ハンドメイド”作品。 主演は13歳の神木隆之介や、同じく13歳のささの友間。中でも注目のヒロインは『SAYURI』で世界にその名を知らしめた12歳の大後寿々花。この演技派の子供たちの掛け合いも物語のポイント。 撮影は2006年の8月中にはクランクアップし、2007年の公開を予定している。