東芝が世界初真空減圧による浸透吸水効果でお米を芯から炊き上げる圧力IH保温釜。炊飯時の圧力を0.6気圧から最大1.4気圧までコントロール。保温時にも1時間ごとに0.6気圧に減圧し、酸素濃度を下げて、米飯の黄ばみやニオイを抑える「美白保温」機能を搭載。炊きあがりの含水率が62〜63%で、32時間保温しても60%台を保つという。
新たに「真空αエンジン」を搭載。最大1.4気圧の加圧機構に加え、0.6気圧まで減圧できる小型真空ポンプを搭載。炊飯工程の一番はじめの段階にあたる、吸水作業において、0.6気圧まで減圧。米の内部の空気を逃がして吸水を促し、従来品の約26.5%から、理想的な数値とされる約28.5%まで吸水率を引き上げたという。米の表面だけでなく内部まで吸水し、アルファ化させるため表面の煮くずれがなく、ベタっとした食感にならないという。 新製品RC-10VS/18VSは、炊飯・保温の工程に合わせて効率的に働く「真空(浸透吸水)・圧力・真空(保温)・内釜・省エネ」の5つで構成された「真空αエンジン」を新しく搭載しています。
1.真空エンジン(浸透吸水)・・・高性能小型真空ポンプと気圧調整弁及び密閉構造から成り、炊飯開始時には0.6気圧まで減圧して真空状態にし、一気に1気圧(常圧)に戻して、お米に最適な浸透吸水を行います。 2.圧力エンジン・・・最大1.4気圧(温度110℃)まで加熱し、一粒一粒のお米に十分な熱を加えてα化を促進し、しっかり膨らみ旨みをたっぷり含んだ炊き上がりを引き出します。 3.真空エンジン(保温)・・・高性能小型真空ポンプと気圧調整弁の働きにより、減圧して真空にし、低酸素・密閉状態を作り出すことで、保温中のご飯の“黄ばみ”や乾燥を大幅に抑え、新鮮に保ちます。 4.内釜エンジン「鍛造ダイヤモンド銀釜」・・・鍛造厚釜外面に熱伝導率が高い「銀」を、内面のフッ素コーティングに熱伝導が高いダイヤモンド粒子を混入し、加熱性能を向上させました。これにより、炊飯時には従来以上に強く大きな対流を生み出すため炊きムラを抑えます。好評の「内釜フッ素コーティング3年保証」も継続します。 5.省エネエンジン「真空断熱パネル」・・・冷蔵庫用に開発された真空断熱パネル(VIP;Vacuum Insulation Panel)を用いた高断熱構造を採用し、保温性能と省エネ性能を向上させました。
内釜には「鋳造ダイヤモンド銀釜」を採用。外側表面に銀を、内側のコーティングにはダイヤモンド粒子をちりばめ、加熱性能を向上させた。また、冷蔵庫用に開発された真空断熱パネル(VIP)を、発泡ポリプロピレンで挟んだ3重構造の断熱材を釜を取り囲むように配置。保温時の消費電力を24.46Whと、従来機種から約14%削減した。 ■ 東芝「真空圧力炊き V・VIP RC-10VS」