2006年FIA F1世界選手権第11戦フランスGPは、灼熱のマニ クールでフランスGPまもなくスタート! サーキット デ マニ クールにおいて決勝レースのときを迎えた。レーススタート直前の気温は34℃、路面温度51℃、湿度32%、快晴でドライコンディションとなっている。
現地時間午後2時、ミハエル シューマッハを先頭にフォーメーションラップへと向かっていく。エンジン交換を行なったウィリアムズのニコ ロズベルグとトロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィが10グリッド降格となっている。 フォーメーションラップがスタートするが、スーパー アグリの佐藤 琢磨がスムースにグリッドから離れられない。佐藤は何とか加速し、隊列に追いつく。22台のクルマがグリッドに整列する。 スタート!ミハエル シューマッハがきれいなスタートでトップのまま1コーナーへ!3番テスターとのフェルナンド アロンソがアウト側からフェリペ マッサに並びかけるが、マッサが抑える!アロンソはさらにアデレードヘアピンでもアウトから仕掛けるが、ここもマッサが持ちこたえる!
22周目、トヨタはラルフ シューマッハも最初のピットストップへ。しかし、左リアタイヤの交換に手間取り17.2秒の作業時間を費やしてしまう。これによってフィジケラまで先行を許してしまう。 25周目、BMWザウバーのハイドフェルドが8.8秒で最初の作業を終える。 上位陣が最初のピットストップを終えた段階でのオーダーは、1位ミハエル シューマッハ、2位マッサ、3位アロンソ、4位トゥルーリ、5位ライコネン、6位フィジケラ、7位ラルフ シューマッハ、8位クルサード、9位スピード、10位ヴィルヌーヴとなっている。 ライコネンがトゥルーリに対してアデレードヘアピンから並びかけ、次の高速シケインでインからパスして4位浮上!27周目、BMWザウバーのジャック ヴィルヌーヴも最初のストップを完了する。29周目にはレッドブルのクルサードも最初のピットストップを8.3秒で終える。 32周目、ライコネンが早くも2度目のピットストップを行ない、11.6秒の作業時間でコースに戻る。34周目にはフェラーリのマッサが2度目のストップを行ない、6.4秒で作業を終える。次のラップにはマクラーレンのデ ラ ロサが6.8秒で2度目のストップを完了する。 デ ラ ロサがアデレードヘアピンでインからハイドフェルドをオーバーテイクして9位浮上。 38周目、トップのミハエル シューマッハが2度目のピットストップを行ない、6.4秒でコースへ復帰。 ウェーバーがイモラシケインで激しくスピンし、パーツを壊してしまっている!ウェーバーはピットに戻ってレースに復帰している。 トップ41周目、トヨタのトゥルーリがメカニカルトラブルによってピットに戻り、リタイアとなっている。ウィリアムズのウェーバーは左リアタイヤがはく離してしまっている。 42周目、ルノーのフェルナンド アロンソが9.2秒で2度目のピットストップを行なう。この給油時間ならば最後まで走り切ることができるため、ルノーはフェラーリとは異なり2ストップ作戦を選択していることが明らかとなる。ウェーバーはピットでリタイアとなっている。 45周目、ルノーのフィジケラが最後のピットストップを8.4秒で完了していく。 46周目、トップのミハエル シューマッハが1分17秒111でファステストラップを記録し、自身が残している最後のピットストップに備える。トヨタのラルフ シューマッハが7.9秒で2度目のピットストップを終える。 50周目、マクラーレンのデ ラ ロサが最後のストップを終える。レースを終えたと思われていたウィリアムズのウェーバーがレースを再開している。 残り18周でのオーダーは、1位ミハエル シューマッハ、2位マッサ(+21.1秒)、3位アロンソ(+11.1秒)、4位ライコネン(+3.1秒)、5位ラルフ シューマッハ(+17.4秒)、6位フィジケラ(+4.6秒)、7位デ ラ ロサ(+19.0秒)、8位クルサード(+11.0秒)、9位ハイドフェルド(+9.5秒)、10位ヴィルヌーヴ(+10.1秒)となっている。 クルサード、マッサ、ライコネンが立て続けにピットストップへ。すべてのストップを終えてアロンソがマッサの前に出て2番手浮上に成功する。ライコネンもラルフ シューマッハの先行を許してしまう。 残り15周、トップを走行していたミハエル シューマッハが最後のストップを終えて悠々とトップでレースに復帰する。トップ残り11周でウェーバーが再びピットに戻ってクルマから降りる。 残り8周、ホンダのジェンソン バトンがゆるゆるとピットに戻ってきてガレージに押し戻される。これでホンダ勢は2台ともにリタイアとなった。 残り5周でのオーダーは、1位ミハエル シューマッハ、2位アロンソ(+15.3秒)、3位マッサ(+7.2秒)、4位ラルフ シューマッハ(+12.8秒)、5位ライコネン(+2.0秒)、6位フィジケラ(+12.2秒)、7位デ ラ ロサ(+8.7秒)、8位ハイドフェルド(+33.4秒)、9位クルサード(+6.4秒)、10位スピード(+12.9秒)となっている。 ファイナルラップ。アロンソに対して13秒以上の差をつけて、ミハエル シューマッハがフランスでのチェッカーを目指す。 チェッカー!ミハエル シューマッハがアメリカGPに続いて連勝を達成!フェルナンド アロンソはチームのホームグランプリでしっかりと2番手を確保した。以下は3位フェリペ マッサ、4位ラルフ シューマッハ、5位キミ ライコネン、6位ジャンカルロ フィジケラ、7位ペドロ デ ラ ロサ、8位ニック ハイドフェルドとなっている。スーパー アグリのフランク モンタニーは母国でのレースを16位で完走した。完走16台。
Grand Prix of フランス - 16 07 2006 - 決勝 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Points 1 M・シューマッハ フェラーリ 1:32:07.803 10 2 F・アロンソ ルノー + 10.131 8 3 F・マッサ フェラーリ + 12.546 6 4 R・シューマッハ トヨタ + 27.212 5 5 K・ライコネン マクラーレン + 33.006 4 6 G・フィジケラ ルノー + 45.265 3 7 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン + 49.407 2 8 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps 1 9 D・クルサード レッドブル + 1 laps 10 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ + 1 laps 11 J・ヴィルヌーヴ BMW + 1 laps 12 C・クリエン レッドブル + 1 laps 13 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ + 1 laps 14 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 2 laps 15 C・アルバース ミッドランドF1 + 2 laps 16 F・モンタニー スーパー アグリ + 3 laps Did not finish 17 J・バトン ホンダ + 9 laps 18 M・ウェーバー ウィリアムズ + 16 laps 19 J・トゥルーリ トヨタ + 28 laps 20 R・バリチェロ ホンダ + 52 laps 21 T・モンテイロ ミッドランドF1 + 56 laps 22 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 70 laps
■F1 フェラーリ ■F1 ホンダ ■F1 ルノー ■F1 マクラーレン ■F1 トヨタ