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July 15, 2006 space
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F1第11戦 フランスGP 予選フェラーリ1-2独占!

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酷暑のマニクールでポールポジションの行方が注目された2006年F1世界選手権第11戦フランスGPの公式予選。気温34℃、路面温度53℃、湿度40%のドライコンディションのもと、熱いタイム合戦が繰り広げられ、復活の跳ね馬が敵地で最前列!!。
 

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 今回から予選方式が変更されている。これまで第1ピリオド、第2ピリオド、最終ピリオドと呼ばれていた3回のセッションは、Q1、Q2、Q3(Q=Qualify)と呼称が変わり、15分間で打ち切りだった前半2回のセッションは、チェッカーが振られても、コース上でアタックに入っていれば、そのタイムは有効になる。
 
 また、最後のセッションは20分から15分に短縮され、ローリング走行による燃料の無駄遣いを抑える策が講じられた。各セッションのインターバルも従来の5分から、Q1とQ2の間が7分、Q2とQ3の間が8分に変更されている。
 
 
 土曜日午後2時(現地時間)から始まった公式予選の天候は晴れ、気温34度、路面温度53度、湿度40%というコンディション。
 
 
 先日FIAの発表により今回のフランスGPから予選方式に若干の変更が加えられた。最終セッションが20分から15分へ短縮されることになり、セッション1とセッション2に関しても、終了時間までにスタートしたラップはカウントされることになった。
 
 
 第1ピリオド(15分間)
 
61967.jpg セッション開始と同時に午前のセッションで好調な走りをみせていた、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが先陣をきってコースインすると、他車も続々とピットを後にする。午前の走行でマシンから煙を上げるトラブルに見舞われたミハエル・シューマッハーもエンジン交換することなく予選に姿を現しコースへ。まずハイドフェルドが最初にトップタイムをマークすると、その後ヤルノ・トゥルーリ、デイビッド・クルサードとトップが入れ替わる展開に。
 
 セッション残り5分を切り、ここからフェラーリのフェリペ・マッサ、ミハエルが立て続けにトップタイムを更新するが、それを上回る速さを見せたのはトヨタ勢でトゥルーリが1分15秒550をマークしてトップに立つと、ラルフ・シューマッハーも兄の後ろ3番手につけた。4番手はキミ・ライコネン、5番手にマッサが続いた。
 
 対照的に、ホンダのジェンソン・バトン、そして午前中トップのジャック・ビルヌーブ、ビタントニオ・リウッツィ、ティアゴ・モンテイロ、フランク・モンタニー、佐藤琢磨がドロップアウトとなった。
 
 
 第2ピリオド(15分間)
 
61876.jpg 続くこのセッションもハイドフェルドが先頭で口火をきるが、最初に好タイムをマークしたのはラルフ・シューマハーでいち早く15台秒に入れトップに立つ。その後はトゥルーリ、ライコネン、フェルナンド・アロンソ、マッサが好タイムを出すがいずれもラルフには及ばず2番手止まりとなる。
 
 残り3分になりようやくラルフのタイムを上回ったのは兄ミハエル。1分15秒111をマークしトップに立つと、そのままセッションを終了した。2番手はラルフ、以下マッサ、アロンソ、ライコネンというトップ5になった。
 
 一方、ここでドロップアウトとなったのは、マーク・ウエーバー、ハイドフェルド、クリスチャン・クリエン、ルーベンス・バリチェロ、スコット・スピード、クリスチャン・アルバースという6台となり、ホンダ勢は最終セッションを前に2台ともが姿を消した。
 
 
 第3ピリオド(15分間)
 
 グリーンライト点灯とともにミハエルとアロンソが先頭を争うようにコースインすると、アデレード・ヘアピンでミハエルがアロンソをオーバテイクするというバトルで幕を開けた最終セッション。
 
 まずはミハエルが1分17秒777をマークしてトップに立つと、アロンソも僅差で2番手につけた。この2台はタイムアタック中もサイド・バイ・サイドを繰り広げるなど闘志剥き出しのバトルを見せる。そんな中、ペドロ・デ・ラ・ロサが一時はトップを更新したものの、残り3分になってミハエルが1分15秒 770で再びトップに立った。
 
 2番手のタイムをマークしていたアロンソが、セッションも終了間近になり最後のアタックに賭けたものの、ミハエルには僅かに及ばず。逆にミハエルは自らのタイムをさらに縮め1分15秒493をマークしてポールポジションを獲得、両雄マッサも最後の最後でアロンソをかわし2番手に入り、フェラーリがトップ2を独占した。

 フェラーリ×ブリヂストン勢は“敵地”で見事フロントローを独占し、アロンソは3 番手となった。4、5番手には好調トヨタのトゥルーリ、ラルフがつけ、6番手にライコネン、7番手ジャンカルロ・フィジケラ、8番手デ・ラ・ロサ、9番手ニコ・ロズベルグ、10番手デイビッド・クルサードというトップ10となった。
 
 スーパーアグリの2台は、フランク・モンタニーが21番手、佐藤琢磨が22番手からのスタートとなり、SA05での最後のグランプリを戦うことになる。
 
 

Grand Prix of フランス - 16 07 2006 - 公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 M・シューマッハ フェラーリ 1:15.493
2 F・マッサ フェラーリ 1:15.510
3 F・アロンソ ルノー 1:15.785
4 J・トゥルーリ トヨタ 1:16.036
5 R・シューマッハ トヨタ 1:16.091
6 K・ライコネン マクラーレン 1:16.281
7 G・フィジケラ ルノー 1:16.345
8 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン 1:16.632
9 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:18.272
10 D・クルサード レッドブル 1:18.663
11 M・ウェーバー ウィリアムズ 1:16.129
12 N・ハイドフェルド BMW 1:16.294
13 C・クリエン レッドブル 1:16.433
14 R・バリチェロ ホンダ 1:17.027
15 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ 1:18.063
16 C・アルバース ミッドランドF1 1:17.105
17 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ 1:17.164
18 J・ヴィルヌーヴ BMW 1:17.304
19 J・バトン ホンダ 1:17.495
20 T・モンテイロ ミッドランドF1 1:17.589
21 F・モンタニー スーパー アグリ 1:18.637
22 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:18.845

 
 
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