今年の秋、電子書籍業界にまたひとつ大きな波が訪れようとしている。書籍、コミックに次いで、いよいよ雑誌のデジタル化が本格的に始まりそうだ。
日本国内でも、小学館は2006年秋より一部の雑誌を電子化し、(株)富士山マガジンサービスが手掛ける雑誌の国内向けオンライン販売サービス“Fujisan.co.jp”を通じて提供していくという。Fujisan.co.jpが採用する電子雑誌の閲覧ソフトは、米ジニオ・システムズ社(Zinio Systems)の『Zinio Reader(ジニオ・リーダー)』(以下、Zinio)で、配布時のファイル形式は独自のZinio Readerマガジン形式だ。