松下からスチームオーブンレンジの新シリーズ「3つ星ビストロ」を発表。その機能は多彩で、過熱水蒸気によるスチーム、オーブン、グリル、電子レンジの機能を盛り込んだスチームオーブンレンジ。9月1日発売で、価格はオープン。市場価格は10万円前後。
「3つ星ビストロ」NE-SV30HAは、過熱水蒸気によるスチーム、オーブン、グリル、電子レンジの機能を盛り込んだスチームオーブンレンジ。オーブンで調理をする際には、はじめに高温で表面を焼き、その後じっくりと中まで火を通していくのだが、従来機では、食品を入れるためにドアを開けることで庫内の温度が低下してしまい、最初の高温調理が十分に行えないというケースがあった。 また、通常の家庭用オーブンレンジでは、250°C程度の庫内温度までしか使用できない製品が多かったが、NE-SV30HAでは、新開発の「ビストロパワーヒーターユニット」の搭載により、庫内を320°Cという高温にすることを可能にし、食材の美味しさを引き出す調理を実現したという。 ビストロパワーヒーターユニットは、従来のコンベクションヒーターに比べ、ファンの直径を20%増やすことで風量を40%アップ、さらにヒーターとファン配置の最適化とコンベクションユニットの面積を70%広げたことで、熱交換率を約60%アップしたという。このビストロパワーヒーターユニットと過熱水蒸気による合わせ技調理が、NE-SV20HAの最大の特徴となっている。 この高出力オーブンの特性にマッチしたメニューを「辻調グループ」と共同開発し、別冊レシピ「美味しい食卓BOOK」に掲載、製品に付属した。 レンジは、登場以来、約40年「エレック」シリーズとして販売されてきたが、このNE-SV30HA以降、スチームとヒーター、電子レンジ機能を総合的にコントロール可能なモデルのみを「3つ星ビストロ」シリーズとしてリリースするとのことだ。それ以外のモデルは、エレックシリーズとして販売される。